かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

シークヮーサーその後

2010-11-30 15:01:38 | 草花・樹木
5月20日に開花したシークヮーサーは、その後小さな小さな果実をつけた。


    【7月2日】

花は26個咲き、それぞれ小さな実になったのだが、
果実はその後、米粒ほどの小ささの時、悲しくも半分が落ちてしまった。


それから5ヶ月
生き残った13個の果実が、やっと少し色づき始め、指で触ると少し柔らかさも出てきた。
そろそろ収穫ごろだろう。





一度に収穫なんて、贅沢なことはできない。
大きい奴から少しずつ取って、絞って泡盛に入れて楽しもう。
ぼつぼつ

来年は もう少したくさん生りますように! 

花は こちら  「シークヮーサー開花」(2010年5月21日)


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猪デビュー

2010-11-28 14:50:05 | 田舎の生活
朝、2階ベランダで洗濯物を干していた奥さんが、
「あっ イノシシだ!」と叫ぶ。
外に出てみたが、もうすでに姿はない。
イノシシは隣の家の背戸の方へ走って逃げたという。
その後、その逃げて行ったあたりを探索に行ったら、黒っぽい猫が出てきた。
猫と見間違えたのじゃないの?と思ったが、
奥さんの話では、丸々太っていたという、など、どうも私が見た猫とは大きさに違いがあるようだった。

この田舎に住むようになって4年半。
集落内にイノシシが出没するという目撃情報はいっぱい聞いてきたし、
昨年春には我が菜園のじゃがいもがイノシシ被害にあっている。
とはいえ、これまで自分で見たことはなかった。

そんな日曜日の朝、
今日は愛媛県知事選挙。
集会所へ投票に行き、その後、庭の鉢植えの花の苗などに水遣りをしていた。
すると、門の隙間から、何やら黒っぽい動物が動くのが目に入った。
「もしや?」と思い、塀の外に目をやると、
いた! 
目が合った。
まぎれもなくイノシシだ。  実物だ。
正確にはイノブタの可能性が高い。
体調60cm前後といったところだろうか。
急いでカメラを取りに家の中へ入り、再び外に出た。
そして、イノシシがいた場所にそおっと目をやると、まだ同じ場所に立っていた。
おもむろにカメラを構えた。
が、その途端、奴は武器と勘違いして危険を察知したのだろう。
一目散に走り出した。

私の作戦ミスだった。 
一眼レフを取り出せばよかったものの、シャッター反応の鈍い旧式コンデジで対応したため、奴をきちんととらえることができなかった。
で、撮れた1枚がこの写真。


【左上がイノシシ。奴は左下の緑の草が生えているあたりにいた】
こんな小さな後ろ姿しか撮れなかったのが残念。
(この写真ではイノシシかどうか判別できませんね)

奴は、今日2度も我が家の周りに来たということだ。
2度あることは3度ある
ということで、その後カメラを準備して、しばしば家の外に目をやるのだが、その後イノシシは見かけない。
私が見たのが3度目の来訪だったのかもしれない。
ともあれ、のー天気にカメラを準備してイノシシを待つなどという行為は、
地元の方々にとっては笑止千万、顰蹙(ひんしゅく)ものだろう。


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Those were the days

2010-11-27 14:05:59 | お気に入り
最近TVCMで流れているこの曲。
なつかしいなあ・・。
おかげで、最近は毎日のように、この曲が鼻歌として出てくる。
ただし、サビの部分だけだけど。 
オリジナルを歌っていたのは、メリー・ホプキンだったなあ とすぐに思い出せたのだが、曲名が思い出せない。

数日後、そうだ“Those were the days” だと思い出した。
しかし、これとは違う日本語の曲名があったはずだ、と思ったのだが、
どうしても思い出せなかった。
そこで、ついにネット検索となった。
“悲しき天使”
原題からして素人には想像もつかない邦題である。
ネーミングした方は天才ではなかろうか。
歌詞の内容から浮かんだのだろう。
失恋の歌だ。
60年代後半の大ヒット曲。
アップルレコードの専属第1号シンガー。

ところで、この曲はポール・マッカートニーが作ったのだとばかり思っていたのだが、
もとは作者不詳のロシア民謡らしい。
そういえば、シングル盤を持っていたような気がするなあ・・、
で探してみた。
あった! 


そして、何十年ぶりかでライナーノーツを流し読んでみると、
メリー・ホプキンを発掘(発見?)したのは、かのモデル・ツイッギー(若い人はご存じなかろう)で、たまたまTVを見ていて目に留まったようで、
すぐに、新人シンガーを物色中だった友人のポール・マッカートニーに連絡した。
そこでポールは、テレビ局に連絡して、メリーの自宅の電話番号を聞き出し、ポールが直接、メリーに電話をする。
しかし、電話に出たメリーは、ポール・マッカートニーという男がどこの誰なんか、まるで見当がつかなったそうだ。
というような、シンデレラストーリー。

あの乾いた感じの声が、歌詞とともに木枯らしの季節にピッタリきた。
青春の頃の名曲だ。

で、ちなみにこれもあった。


そういえば、この曲はいろんな歌手が歌っていたなあ。
この頃、ヴィッキーの歌を好んで聞いていたなぁ~。
なんてことも思い出した。
返ってこないあの頃。
Those were the days.


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僕の心細道(122:オーストリア編-第十章)

2010-11-25 14:07:35 | 旅行
≪オーストリア8日目≫ 
路面電車に乗って王宮Hofburgへ行った。
ウィーンの中心部にはリンクと呼ばれる環状道路があり、それに沿って路面電車も運行されているので、運行ルートに不慣れな観光客には便利なのだ。


   【左に見えるのが路面電車】



ここは1918年までの650年間続いたハプスブルグ家の王宮Hofburgである。
写真で見える範囲はほんの一部で、全体は広大である。


新王宮前には20万人のトルコ軍を撃退して、オーストリアを守ったという英雄オイゲン公の騎馬像が建つ。


この像は、ナポレオンを負かしたこともあるというカール大公。


ミヒャエル門


旧王宮中庭に建つ オーストリア皇帝フランツ2世の彫像

王宮を出ても、周りにはいろんな歴史的建造物がある。



グラーベン通り中央にあるこの記念柱は、1679年にウィーンでペストが猛威を振るったため、当時の皇帝レオポルド1世がペストの終焉を願って制作させたものだそうで、当初は木製だったが、後に現在の大理石製に作り替えたようだ。
“三位一体柱”と呼ばれている。


 こちらは、聖シュテファン大寺院
ウィーンのシンボル的建築物だろう。



   ≪つづく≫


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太平洋の西側が騒がしい

2010-11-24 15:17:13 | 政治・社会
韓国側の挑発に反撃=「今後も侵犯には軍事対応」と警告―北朝鮮声明(時事通信) - goo ニュース

尖閣諸島漁船衝突
国後島訪問
延坪島砲撃

いずれも領土問題が絡んだ事件・出来事だが、
偶然なのだろうか?
仕掛けた方は、仕掛けた方なりの言い分(大義)があるようだけれど、
もっとフェアなやり方はないのかいな。
歴史や取り決めを無視した、一方的な理屈から発した行動のように感じるなあ。
困ったもんだ。



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石鹸をつけずに顔を洗って●年

2010-11-22 14:17:31 | その他
昼ご飯の準備をしていた奥さんが、突然
「福山雅治も石鹸つけずに顔を洗うんだって・・」と。
どうやら、『笑っていいとも』のゲストに彼が出ていて、タモリとの会話でそういう話になったらしい。
ちなみに、タモリも石鹸つけずに顔を洗うらしい。
以前奥さんが、男の人だって顔を洗う時石鹸つけて洗うよ、と力説していたが、
私にとっては、毎朝顔を洗う際、石鹸をつけて洗うという行為が、珍しく思えた。

数年前、とある土地のとある居酒屋に二人で入った際にもそんな話題になり、
その店の20代中~後半と思しき接客係のおニイさんに尋ねてみた。
「朝、顔を洗う時石鹸使いますか?」
すると彼は、「いや石鹸使わないです。
洗顔フォームです」と のたまった。
奥さんは、「ほらね」と。
 私はひっくり返りそうになった。
その容貌からは(失礼・・)想像できない答えが返ってきたのだ。
思えば、彼は眉毛も整えていたなあ・・・

福山君の話に戻ると、
その流れで、1/100人アンケートとなり、
「身体を洗う時、石鹸をつけずに水かお湯だけで洗う人」との質問となったとのこと。
すると、2人が該当したと。
 えっ? 観客はほとんど(いやすべてか?)女性だと思われるのに、石鹸つけずに体を洗う人が二人もいるなんて・・・・

私は、風呂で身体を洗う際は、石鹸つけます。
そして、朝の洗顔時は石鹸を使ったことはないけれど、
大人になったある頃から、風呂に入った際、年に何回か石鹸で顔を洗うことはあります。
眉毛をいじったことはありません。


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コシロノセンダングサ

2010-11-21 11:19:10 | 草花・樹木


夏から秋にかけて咲く、この花は・・?
花だけの時はよいけれど、
やがてこんな風になる。



そこいらじゅうに生えてくるので、どうにも厄介だ。
衣服にくっつく、いわゆる“ぬすびと”と言われる野草は数あれど、
こいつは、服などにくっついたらなかなか取れない。
これも果実だとのこと。
食えないけれど。
この果実の先っぽの2~3つに分かれた棘がくせものだ。



この果実に触れた動物にくっつき、他へ移動させて子孫を増やそうという、たくましい仕掛けになっている。
油断すると、こんな風になってしまう。 


このくっつき具合が、マジックテープ(面ファスナー)作成のヒントになったと聞いたことがある。
花は地味目なのだが、キク科ということで、筒状花(中央の黄色い部分)と舌状花からなっており、それなりの身なりをしている。
ところが、舌状花はほとんどが5枚のようなのだが、時に6枚、
さらには7枚なんてのもある。



だからといって、四葉のクローバーのようなラッキーアイテムではなかろう。

この程度の花びらの数なら簡単に数えられるけれど、
キク科の植物の多くは、花びらの数が多いから、特に決まっていないのだろう。
だからだろうか、乙女に「好き・・嫌い・・・」なんて、一枚一枚ちぎられる対象になりやすいように思う。


飾り瓦 2

2010-11-19 14:43:02 | 風景
飾り瓦は、その字の通り装飾を目的にしているのだろうが、防火、魔除け的な意味や、無病息災、家運隆盛など、それぞれのお宅の願いが込められているのだと思う。

ということで、こちらのお宅では、鶴と亀。





比較的新しそうな瓦で、ピカピカ光っている。
背後の2本の矢羽にも意味があるのだろうけれど、不勉強でわからない。
 正月に神社で売られる破魔矢(はまや)などは、魔除けの縁起物だろうから、
これも同じような意味合いだろうか。
鶴亀は長寿を願う、縁起物の代表格だろう。

これだけあれば、めでたい めでたい!



こちらの家は、私が生まれた頃から建っていたと思う。





先ほどのより古そうな鶴と亀。
ていねいに「寿」の文字も見える。 


縁起物といえば、松竹梅もあるでよ。



めでた めでた・・・
この地区の瓦では結構多い文様である。

僕の心細道(121:オーストリア編-第九章)

2010-11-18 10:43:29 | 旅行
≪7日目のつづき≫
半日のツアーが終わり、午後は一人でウィーン市内を散策した。




   ベートーベン


ここはカールス教会
カール6世がペストの終息を祈願して建立したバロック様式の教会とのことで、
ローマのサン・ピエトロ大寺院を模しているそうだ。

ウィーンに来たら、ここも訪れてみにゃいかんなあ。
ということで、国立オペラ座へ行ってみた。



フランス風ルネッサンス様式の建物だそうで、美しい。
建物内も見学できるようになっている。



この劇場は1869年5月25日、モーツァルトの『ドン・ジョバーニ』の上演でこけら落としをしたそうで、
その時のチラシが展示されている(写真下)。
その上には、1852年5月22日と書かれたチラシもある。
これは何だろう?
(不勉強で文字が読めないのが残念)
ここで、無人の舞台も見学したところ、どうしても実際に歌劇を観たくなり、
夜、観劇に行くことにした。
ところが、チケットは完売で、立見席しかないという。
それでも、話のタネにとの思いもあり、初めてのオペラ観劇となった。

 立見席は、2階(3階だったかな?)にあり、結構観客がいた。
そして、ふと手すりを見ると、ハンカチが結びつけてある。
立見席では自分の場所であることをアピールするために、ハンカチを結んでおく。
ということを聞いたことがあったので、そんな光景を目の当たりにして、ちょっぴり感激した。

さらには、分厚い楽譜を開きながら観劇している若者も目にした。
オペラ歌手を目指して、勉強しているのだろうか。
記憶が薄らいでいるが、立見席の料金は日本円で200円前後だったように思う。
安い!
気軽に観劇できる。勉強できる。
さすが 音楽の都だ と思った。
とはいえ、当方は話のタネに的観劇だったし、オペラの演目は知らないものだったし、あまり面白そうでもなかったので、途中で退散した。


昼間行った王宮公園には、


ゲーテ像




モーツァルト像
植込みのト音記号がおしゃれだ。
   ≪つづく≫

負けてニュースに

2010-11-16 11:42:14 | スポーツ
白鵬連勝ストップ 「これが負けか」木鶏遠く 大相撲(産経新聞) - goo ニュース

あの大鵬が、北の湖が、そして千代の富士でさえ超えられなかった“69連勝”。
その大記録をおよそ70年ぶりに超えるか・・
と始まった大相撲九州場所。
初日、圧倒的強さで勝った白鵬だったが、2日目にしてとうとう連勝は63で止まった。
取組前アナウンサーが、双葉山や大鵬など、過去の連勝ストップは場所前半で起こっているなどと話していたら、その通りになった。

朝青龍がいなくなった今、白鵬に勝てるとしたら日馬富士、把瑠都くらいで、平幕では稀勢の里が最有力で、他では琴奨菊、安美錦くらいだろうなぁ・・と思っていた。
(話とは関係ないが、上記関取の名前はワードで全て簡単にきちんと変換された。ちょっぴり感激)
しかし、日馬富士、把瑠都は大関だから、白鵬と当たるのは終盤。
しかも、日馬富士は巡業中に右肩を痛めたそうで、元気がない。
把瑠都も、先場所そして今場所初日、2日目などの相撲には安定した強さが感じられない。
稀勢の里は、初日にいいところなく把瑠都に敗れたので、勝ち目は薄いかと思っていたら、
勝っちゃった。

昨日の白鵬は、立ち合いで張り差し、稀勢の里を土俵際に追い込むも押し切れず、捕まえきれず。
稀勢の里に逆襲をくらい、張り手で応酬するも、張り手がきちんとヒットしない。
この辺で、カッときたのか、あわてだしたのか、白鵬のリズムがおかしくなった。
緊張の初日を無難に切り抜けたことで、少し気のゆるみが出たのだろうか?
昨日のような白鵬を見たのは、本当に久しぶりだ。
連勝が止まったとはいえ、4場所連続全勝優勝、63連勝という記録は、今後超えられないのではなかろうか。
すごい記録だ。
ニュースにある大鵬との話もいい話だ。
まだ25歳の白鵬、超えるとしたら彼自身かもしれない。
白鵬が負けたら、座布団が飛び交うのだろうなあ・・・と想像していたが、
そうはならなかった。
九州のお客さんのマナーに感心した。

双葉山が安芸ノ海に敗れて連勝が止まった当時、映画館にも臨時ニュースが流れたと聞いたことがある。
また、連勝を止めた安芸ノ海の師匠は、
「お前も 勝ってニュースになるのではなく、負けてニュースになるような力士になれ」
というようなことを言ったというエピソードも聞いたことがある。
いい話だ。
安芸ノ海はその後横綱になった。
期待されて久しい 稀勢の里
もう24歳
そろそろ、ガンガン行かないと。

今回初めて知ったのだが、双葉山が連勝を始めたのは、彼が平幕の時からだったと。
ということは、小結、関脇、大関と、
無敗で上り続け、横綱になったということだ。
改めて、彼のすごさを思い知った。


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