かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

猪デビュー

2010-11-28 14:50:05 | 田舎の生活
朝、2階ベランダで洗濯物を干していた奥さんが、
「あっ イノシシだ!」と叫ぶ。
外に出てみたが、もうすでに姿はない。
イノシシは隣の家の背戸の方へ走って逃げたという。
その後、その逃げて行ったあたりを探索に行ったら、黒っぽい猫が出てきた。
猫と見間違えたのじゃないの?と思ったが、
奥さんの話では、丸々太っていたという、など、どうも私が見た猫とは大きさに違いがあるようだった。

この田舎に住むようになって4年半。
集落内にイノシシが出没するという目撃情報はいっぱい聞いてきたし、
昨年春には我が菜園のじゃがいもがイノシシ被害にあっている。
とはいえ、これまで自分で見たことはなかった。

そんな日曜日の朝、
今日は愛媛県知事選挙。
集会所へ投票に行き、その後、庭の鉢植えの花の苗などに水遣りをしていた。
すると、門の隙間から、何やら黒っぽい動物が動くのが目に入った。
「もしや?」と思い、塀の外に目をやると、
いた! 
目が合った。
まぎれもなくイノシシだ。  実物だ。
正確にはイノブタの可能性が高い。
体調60cm前後といったところだろうか。
急いでカメラを取りに家の中へ入り、再び外に出た。
そして、イノシシがいた場所にそおっと目をやると、まだ同じ場所に立っていた。
おもむろにカメラを構えた。
が、その途端、奴は武器と勘違いして危険を察知したのだろう。
一目散に走り出した。

私の作戦ミスだった。 
一眼レフを取り出せばよかったものの、シャッター反応の鈍い旧式コンデジで対応したため、奴をきちんととらえることができなかった。
で、撮れた1枚がこの写真。


【左上がイノシシ。奴は左下の緑の草が生えているあたりにいた】
こんな小さな後ろ姿しか撮れなかったのが残念。
(この写真ではイノシシかどうか判別できませんね)

奴は、今日2度も我が家の周りに来たということだ。
2度あることは3度ある
ということで、その後カメラを準備して、しばしば家の外に目をやるのだが、その後イノシシは見かけない。
私が見たのが3度目の来訪だったのかもしれない。
ともあれ、のー天気にカメラを準備してイノシシを待つなどという行為は、
地元の方々にとっては笑止千万、顰蹙(ひんしゅく)ものだろう。


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