【トヨタ】世界初のナビと連動したブレーキアシストシステムを開発

トヨタは、カーナビとの連動によりドライバーに一時停止情報を提供し、その後の急ブレーキ操作に対する減速をサポートする「ナビ・ブレーキアシスト」を世界で初めて開発したと発表した。トヨタでは、カーナビゲーションシステムにおける地図情報を活用した世界初の機能として、２００７年６月には前方の一時停止を画面表示と音声で案内、同年９月には一時停止線に近づいても減速しないドライバーに音声で注意喚起する機能を開発し、ドライバーに一時停止の存在を気づかせる「一時停止情報提供」の機能を進化させてきた。

今回開発した新技術「ナビ・ブレーキアシスト」は、ドライバーのブレーキ操作まで支援するもの。具体的には、注意喚起によって一時停止に気づいたドライバーが急ブレーキをかけた時に、ナビの情報と連動し、一時停止向けに最適に制御されたブレーキアシストにより、ドライバーのブレーキ操作をサポートする。こうした一連の機能によって、一時停止交差点における出会い頭事故などの低減を目指し、ドライバーの安全運転を支援する。なお、この「一時停止情報提供」機能は、アイシン・エィ・ダブリュ、ゼンリン、トヨタマップマスターとの共同で開発したもので、この技術は近々発売予定の新型車に採用する。