事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

岩明均

2017-02-14 11:24:18 | 本と雑誌
寄生獣」何とも気になったので(何がって「田村良子」という何とも普通な名前の怪物が)ソニーでダウンして全10巻(ソニーがおいてるのは旧版らしいのだ)読んでしまった、と言いたいとこだが後半の展開について行けなくて何回か読み直し、ようやく納得するのにきっかり3日かかってしまった

なるほど良子は最重要キャラ(の1人)だね、本人は怪物だけど子供はホントのホントに只の人類、ミギーは当たり前のことを言ってるだけでそれじゃオチでも何でもない、けどこのマンガをネタにしたらこうしかなりようないわな、そんでこの子どうしたんだろ?というのは愚問だけどやっぱ気になる、両親のどっちに似ても何かヤバいことになりさうな・・・だから怪物じゃないんだってば!!

作者も言う通りほとんど文句なしのストーリーだが主人公の恋人、ちょっと読者サービス過剰じゃないか?彼が制服(夏の)なのにいきなり体操服(これも夏の)で現れたり、さしたる必然性もなくヌードになったり(ホントあのシーンいるのか?)、ラストじゃメチャかっこよくなっちゃったり・・・映画版のレビでもけっこう気にしてるヒトいたなあ(同じ意味じゃないかもしれんが)、普通じゃない主人公には普通じゃない相方が必要ってか?

私的には最初の方で警察の似顔絵描きやってた兄貴と怪物に硫酸をぶつけて大惨事の元を作っちゃった妹、彼らに後半でも活躍してもらいたかった(まさかあの時死んでないよな)、でも考えてみれば(みんくても)ラストバトルの舞台は学校じゃないしな、「人間の壁?そんなの絶対ダメ」って、いやまあもっともではあるのだが

ところで根本的な問題、お話としてはこれでよいんだけど怪物はいったい何の目的で現れたんだと思う?人口を適正化するためだったらこれ(捕食)が効果的な方法とは全く言えない、「何のために?」って疑問に答えはないんじゃないのかな、良子殿?