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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

20世紀の奇書

2016-05-27 22:30:34 | 本と雑誌
ハザール事典」これまたずいぶん前に丸善でゲトしてたモノ、女性版を買ったんだが男性版もソニーで買ってしまった、なるほどね、本文だけじゃなく解説(by沼野)のラストもちょっと違うあたりが凝ってるよな

以下ネタバレ・・・ではなくハチャメチャな要約、未読のヒトも気にしなくてよいと思うよ(たぶん)

本書のラスト1982年10月2日イスタンブールのホテルで2つの殺人事件が起きた(こともあろうに訳者がカイロって書いてる、そんくらい直せ、いや直せんわな、もう亡くなってるんだから)

ここで歴史関係の学会があってカイロから来たヘブライ学者ムアヴィアがイスラエルから来たキリスト教学者(と後でわかる、女性)ドロタに射殺されたという、同時期同じホテルの部屋でセルビア人のアラブ学者スゥクが殺されていた・・・

ここには17世紀の因縁が関わっている、当時生きてた異形のモノどもが子孫を何とか救おうと思ったらしく約300年後にベルギ-人の親子として現れたのである

ユダヤの悪魔-前世では女性だったが今は小さな男の子、前の恋人サムエル(今はドロタだが本人はそんなん知るよしもない)がムアヴィアを全く根拠のない逆恨みで殺そうとしてると知って自分が殺人犯になる、だが子供には不可能な犯行ととりあわれない

アラブの悪魔-今はキリスト教の悪魔(前世は男)と夫婦になっている、前世の奥さん(クドいけど男で下っ端)がスゥク(前世はポーランドの武将だった・・・ホントにホントかしらん?)を殺さなくちゃいけないとある事情で予言されてたので自分が代わって殺す(ということしか考えられんのよな、そんな必然性あると思えんけど)、でもドロタが身に覚えないにもかかわらず自分の犯行だと白状してくれたのでおとがめなし、何だそれは、テメエそれでも・・・・・・・・男じゃないわね、ヒトじゃないし

キリスト教の悪魔-女で下っ端なので全然何もなし

ミステリとしてはこういうことだと思う、何とか解決考えついたもののはっきり言って面白くない、犯人はちゃんと捕まえるべきなのだ、さう思わんヒトがいるのはしゃーないけどな、以下たぶんなし(誰も期待してないっての!!)