北浜昇龍軒の件

こんなヘンテコなブログを夜な夜な書き連ねている私ですが、日中はビシッとスーツなんて着ちゃって営業とかしてるんですよいちおう。でもね、営業ってお仕事やってんのに物覚えが激烈に悪いという致命的な欠点があるんですよ。今回はそんなはなしに起因することです。

一年くらい話はさかのぼりますが、仕事で大阪は北浜近辺をうろついてた当時85kgくらいのいまよりさらにハードでぶのkeihさんは、偶然ちゃんぽん屋（※）を見つけてしまい、皿うどんのうまさに猛烈に感動してしまいます。
（※： 長崎では、中華系食堂のことをちゃんぽん屋、と評します）

会社に帰って、食肉同好会の会長さんあたりにちゃんぽん屋の話をして盛り上がってたところ、当然店の場所と名前の話になります。

それがわからないんですね。名前が。方向感覚は人並みにはあるはずなんですけど、まるで店の名前が思い出せません。

覚えているのは、皿うどんのうまさとのれんに書かれた龍の絵くらい。

このへんから話がおかしくなります。

たしか、店の名前は漢字三文字、だったっけ。龍の絵があったのだけは覚えてるので、たぶん真ん中辺りに龍の字が入るんだよなきっと。そうそう、ちゃんぽん屋はだいたいがナントカ軒って名前だから、ナントカ「りゅうけん」っていうんだなきっと。いや、絶対言うに違いない

としたら、○龍軒。○に入るのは、、、昇だよねやっぱり。ショウリュウケンですよショウリュウケン。

という根拠レスな脳内店名推察を経て、店のコードネームは北浜昇龍軒（とりあえず当て字）、となってしまいました。

会長さんと二人でいくぶんにはこれでいいんですよね。「北浜のショウリュケン行きましょうよー」ですみますから。

でも、こないだ困ったんですよ。少し多い人数で行くことになって、電話して席とっといてもらおうかとしたんですが、店の正式名称がわからないので104にもきけませんがなこれじゃ。

意を決して、カメラ片手に行ってみることにしました。ショウリュウケンに。





えーと、「昇」も「龍」も「軒」も使われてませんでした。おかしいなぁ。まあいいや。なんでも。とりあえず龍の絵は書いてあったし。

まあ、ただのちゃんぽん屋か、、、と思いきや、これが、そうではありません。
やってくれます。ちらっと上のほうにも書いてしまっていますが、とにかく、うまい。うまいんです。なんだかんだいってワタシなんて所詮庶民なんで、中華でもテーブルが回る必要ってないんですよね全く。その、うまい！っていう理由なんですが、
・強火で一気に調理
・塩味が濃くない
の二点じゃないのかな。とくに外食では一般的に味付けが濃ゆいものが多く、胃腸にけっこう来るんですが、これはきません。ぱくぱく食べられちゃいます。





（左上）（右上）あんかけ焼きそば@680円。いわゆる、「太麺皿うどん」ですね。
ちゃんぽん麺を軽く炒めて餡かけ。私の好物TOPファイブに入る代物ですが、最高です。酸味の強いウスターソースかけて食べるとまた違う味になります。ああ、また行きたくなってきた。
（左下）ひそかな王者メニューの焼き餃子です。8個320円とか。パエリア鍋みたいなんで餃子置いて水張って軽く茹でたあと油をかけて一気に焼きをいれます。底がかりっとして柔らかいグレイトな餃子。ニンニクも微小でぱくぱくいけます。もうビールが止まりません。
（右下）長崎では「スーパイコ」とか言うんですけどね。酢豚です。甘酸っぱいですが残念ながらパイナップルははいってませんざんねん。炒め物やなにやらに頼みもしないのにくっついてくる紅生姜もアクセントです。

これ以外にも、具のでかさがびっくりな五目焼飯や、飲み物とも評されるとろとろ天津飯。あるいは、頼んで1分とかで出てくるモヤシ炒めや、半径30cm位の皿にたっぷり盛られて出てくる皿うどん、、、安くてうまい、最高の店です。そうそう、バイカルとかなんか言うベタ褒めした料理を根本からリセットさせる中国酒とかあるんですけど、それ頼んだらもれなく轟沈しますのでご注意を。


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No.25 北浜ショウリュウケンこと大鳳閤（タイホウカク） （北浜：ちゃんぽん屋）

【味の良さ】 ★★★★☆ そばにポンテベッキオとかありますが、絶対こっちですね。激奨。
【コストパフォーマンス】 ★★★★☆ あの値段であの味と量。ただただ脱帽。
【怪食度】 ★★ 変な呼称さえなければただのちゃんぽん屋。
【で、名前は覚えましたか度】 ☆ 私の携帯には「北浜昇龍軒」で番号が入ってます。