荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

大激闘マッドポリス'80の巻。

2015年03月18日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを



ネットにて【大激闘マッドポリス'80】の第1話を観ました。

おそらく刑事ドラマ史上もっとも凶暴・兇悪な作品でしょう。

なんせ出演してる連中が悪役俳優ばかりですし、バンバン拳銃はブっ放すわ、射殺するわ。

『ドカーン』とか『バキューン』のオンパレード。

オープニングで歩行者天国をメンバー6人が歩くシーンがありますが、どう考えてもガラの悪いヒトたちが肩で風をきってる様にしか見えません。

みーんな道を空けます。

ちなみに今作のオープニングBGMは、ダウンタウンの【爆笑 大日本アカン警察】で使用されていたので、ご存知のお若い方も多いでしょう。




さて、キャップの渡瀬恒彦。

現在のボンヤリした夜明さんとか、加納係長しか知らない世代からすると、今作のお芝居は違和感ありありでしょう。

ギラギラ感を維持しつつも、どこか投げやりな態度がセクシーです。

正直、この時期は兄ちゃんよりお芝居が上手でしたね。


【相棒】シリーズでお馴染みの片桐竜次も出演しているんですが、優作さんテイストがかなり加味されています。

過去の記事。
相棒の巻。
相棒の巻、ふたたび。
相棒の巻、みたび。
相棒の巻、よたび。

優作さんとは同郷で仲良し。

今作へのレギュラー出演は、さぞや嬉しかった事でしょう。

なんせ、あの名作【探偵物語】の後番組ですから力も入るってもの。

ただ、あまりにも悪相過ぎ。

優作さんだって、そんな男前ってわけじゃなかったけど、それを楽々と凌駕していました。

過去の記事。
探偵物語の巻。


紅一点は堀川まゆみ。

しっかし堀川まゆみって良いオンナだなぁ。

オープニングにて、ニコニコ笑顔で拳銃をブっ放すシーンに萌えます。

当時の殿方たちはホントにたまらなかった事でしょう。







あとは梅宮辰夫とか志賀勝とか中西良太とか。

中西良太って死んだよなぁ…と思ってましたが、山田辰夫と混同しておりました。

ふたり共チンピラキャラだったもので。


第1話はマッドポリスのアジト、悪人たちが集まるクラブ、そしてドンパチを繰り広げる廃車処理場、とおおむね3ヶ所でしか撮影をしていません。

安普請だなぁ。


刑事ドラマが飽和状態・淘汰状態にあった当時、なーんか派手で目に付く事やんないとなー、って製作されたのが良く分かる作品です。

【男泣きTVランド】をはじめ、様々な文献でも詳細に語られております。

みんなも観てみようず



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