新しい羽織が仕上がりました。
表地はグレーの市松のグラデーション。
羽裏はピンクの幾何学模様です。
いやぁ、今回はとにかく羽裏に迷いました。
誰でもそうなんですが、『羽裏に春画』ってのは通る道なのです。
悩んでいる僕に、春画を薦めて来るヒトに対しては、心の中で
『オレはもう、そんなモンは卒業したんだよ』
ってつぶやいておりました。
結局、『羽裏は中華柄にしよう!』と決め、呉服屋の女将さんに相談。
その後女将さんが、京都からピンクの幾何学模様を取り寄せてくれた、という訳です。
こういった柄モノの羽織をこしらえるのは初めて。
僕は背が低いので、ついつい柄モノを敬遠しちゃうんですな。
でも、この市松のグラデーションは評判も良く、大満足であります。
さぁ、来週辺りはコレを着て、おねぇちゃんのお店に行こうかな。
もう和服は作らないぞっ!・・・多分。
『世渡りの道に裏と表の二条ある』徳冨蘆花(ニッポンの小説家・1868~1927)
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