荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

和服の巻、拾壱たび。

2017年02月21日 | 愚か者の街に紳士の佇まいを




新しい羽織が仕上がりました。

表地はグレーの市松のグラデーション。



羽裏はピンクの幾何学模様です。





いやぁ、今回はとにかく羽裏に迷いました。

誰でもそうなんですが、『羽裏に春画』ってのは通る道なのです。

悩んでいる僕に、春画を薦めて来るヒトに対しては、心の中で

『オレはもう、そんなモンは卒業したんだよ』

ってつぶやいておりました。

結局、『羽裏は中華柄にしよう!』と決め、呉服屋の女将さんに相談。

その後女将さんが、京都からピンクの幾何学模様を取り寄せてくれた、という訳です。

こういった柄モノの羽織をこしらえるのは初めて。

僕は背が低いので、ついつい柄モノを敬遠しちゃうんですな。

でも、この市松のグラデーションは評判も良く、大満足であります。

さぁ、来週辺りはコレを着て、おねぇちゃんのお店に行こうかな。



もう和服は作らないぞっ!・・・多分。



『世渡りの道に裏と表の二条ある』徳冨蘆花(ニッポンの小説家・1868~1927)

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