ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Many Faces Of The Police / Various Artists

2017年09月10日 | レゲエ・スカ

The Many Faces Of The Police / Various Artists (2017)

毎度お馴染み「The Many Faces Of ~」シリーズ。今回はポリス(The Police)。まずジャケット。お、かっこいい。「Synchronicity」期の3色カラーリングでのデザインは安易といえば安易だが、このシリーズは時々デザインを外すので、これは上々。まず1枚目はメンバー参加曲を集めたもの。といってもスティング(Sting)参加曲は無く(たぶん)、アンディ・サマーズ(Andy Summers)と、スチュワート・コープランド(Stewart Copeland)、そして初期メンバーだったヘンリー・パドヴァーニ(Henry Padvani)の参加曲から成っている。2014年にサマーズの組んだバンド「Circa Zero」を始めて聴いたが、これポリスそっくりじゃないか。相変わらずクレジットが無いのが腹立たしいが、なかなか素敵な曲もあって興味深い。アンディ・サマーズのギターの音って昔から好きなんだよなァ。

2枚目はポリスの曲を他のアーティストがカヴァーしている曲を集めたもの。なかなかの面子が揃っていて、多くがレゲエ・アーティストっていうのがミソ。ポリスといえば「レゲエのマナーを盗んだ」だの、「コピーして大金を稼いだ」だの、その昔は中傷されたこともしばしば。音楽性が広がったのと、存在がビッグになったことでそういう声はだんだんフェードアウトしていったが、いつだって議論になる話題だった。こうやって本場のアーティストが逆カヴァーするというのは、取りも直さず彼らの曲それ自体が素晴らしいということ。事実ここに収録された曲群も、カヴァーされるに相応しいクオリティーがあって楽しい。

と、なかなか調子の良かったこの企画。3枚目にきて?マークが…。同時期に活躍したバンドの楽曲集だがほとんど関係ないニューウェーヴバンドばかり。唯一自分が思いつくのは「Don't Stand So Close To Me(邦題:高校教師)」のPVでスティングがビート(The Beat)のTシャツを着ていたことぐらい。他に何か関係あるバンドが入っているのかは知らないが、なんだか水の多すぎるカルピスのように味気ないというか、クオリティーを下げているというか。ネタが尽きたのなら2枚組で出せばいいのに…(苦笑)。

Disc: 1 : The Many Faces Of The Police

01. Circa Zero Feat. Andy Summers - Levitation
02. The Flying Padovanis Feat. Henry Padovani - Western Pasta
03. The Racketeers Feat. Stewart Copeland - Chewed Down to the Bone
04. Andy Summers & John Etheridge - Broken Brains
05. Circa Zero Feat. Andy Summers - Say Goodnight
06. The Electric Chairs - Big Black Widon
07. Rusty Anderson Feat. Stewart Copeland - Catbox Beach
08. Andy Summers & John Etheridge - Little Transgressions
09. Jesca Hoop Feat. Stweart Copeland - Seed of Wonder
10. The Flying Padovanis Feat. Henry Padovani - Vas Plus Haut
11. The Racketeers Feat. Stewart Copeland - Trouble Bones
12. The Electric Chairs - Bad in Bed
13. Circa Zero Feat. Andy Summers - Shout Out the Stars
14. The Racketeers Feat. Stewart Copeland - Tell a Lie


Disc: 2 : The Songs
 
01. Joan Osborne - Every Breath You Take
02. Gregory Isaacs - So Lonely
03. Ali Campbell - Every Little Thing She Does Is Magic
04. Toots & the Maytals - de Do Do Do, de Da Da Da
05. Horace Andy - Invisible Sun
06. Inner Circle - the Bed'S to Big Without You
07. Junior Reid - Synchronicity 1
08. The Wailing Souls - One World (Not Three)
09. Lee Scratch Perry - Invisible Dub
10. Big Chief Monk Boudreaux & the Upressors with Ras Tree - Spirits in the Material World
11. Cyril Neville - Wrapped Around Your Finger
12. Tarrus Riley - King of Pain
13. Pepper - Can'T Stand Losing You


Disc: 3 : The 80s New Wave Scene

01. The Beat - Mirror in the Bathroom
02. 999 - the Biggest Prize in Sport
03. Dirty Looks - 12 O'Clock High
04. TV 21 - End of a Dream
05. Yachts - a Fool Like You
06. Berlin Blondes - Framework
07. Department S - Is Vic There?
08. The Beat - Two Swords
09. Alternative TV - Action Time Vision
10. TV 21 - on the Run (Who'S Gonna Get Me First)
11. Dirty Looks - the Got Me Covered
12. The Flys - Looking for New Hearts
13. Afraid of Mice - Video Queen
14. Yachts - Dubmarine

amazonにて購入(¥1098)

  • CD (2017/3/24)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Music Brokers Arg
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野村 @岡山県岡山市

2017年09月10日 | 岡山県

旅先に出ると、なんやかんやで”のべつ”食べ続けているような感じだけれど、この機会を逃す訳には…と思うと、少々疲れていてもホテルなんかではじっとしていられない(嫁にはそれが信じ難いそうだが…)。この夜もブラブラと岡山の賑わいを散歩。西川緑道公園付近ではイベントをやっているようで、沢山の若い人が屋外で呑んでいた(それともこれが岡山の普通?)。界隈の屋外テラスのある店で呑んでいる人もたくさん見え、なんだか岡山の人がみんな呑んでいるように見える(笑)。

岡山で食事といったらこの店を外す訳にはいかないかとやって来たのは「カツ丼野村」。創業は昭和6年(1913)と古い。名物のドミグラスソースカツ丼(デミグラスソースカツ丼)はこちらが発祥で、創業当時から出しているそうだ。店は和風の造りだが特に老舗らしさは無く、間口も意外と狭い。中に入ると券売機が置いてあり、そこで注文する品を決めてから着席する。うーん、いわゆる老舗らしい風情は皆無。普通サイズの1/2だという「孫カツ丼・ロース」というのがあったのでボタンをポチっと。券を給仕女性(女将?)に渡して一番奥の2人席に腰かける。こちらのテーブル、真ん中の窪みにに箸入れが固定されていて面白い。席にはメニューが用意してあるのだが、もう券を買っちゃったし、コレいつ見る為のものかな…(笑)。普通の玉子とじのカツ丼もあって、食べ比べ出来るセットなんてのもある。メニューも各国語で用意されていたりと色々システマティックになっている(実際大陸の客も多かった)。

さほど待たずに登場したカツ丼は、カツの上からポテっとしたドミグラスソースがかけられていて、上からグリーンピースが散らされている。カツの下には大ぶりに切られた茹でキャベツが敷いてある。ソースは色も味わいも濃く、カツにまとわりつくような粘度。いわゆる洋食のドミグラスソースと違い、ちょっと和の風味も感じられる味ととろみ。これで1/2のサイズだから普通サイズは結構な盛りだろう。添えられた漬物と、白味噌の味噌汁を挟みながら美味しくいただいた。(勘定は¥550)

 

 


 

↓ 泊まったホテルの近くに建っていた「岡山バプテスト教会」(昭和27年・1952・建造)。こちら中国地方にキリスト関係の施設が多いと感じるのは気のせいか。

  

 


 

 

味司 野村

岡山県岡山市北区平和町1-10

 

( 岡山 おかやま 味司野村 のむら カツ丼野村 ドミカツ丼 デミカツ丼 ドビカツ丼 発祥 ドミグラスソース デミグラスソース ソウルフード 近代建築 教会建築 )

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