ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

門 @名古屋市東区・橦木町

2017年09月12日 | 名古屋(東区・北区)

喫茶店だけれどカレーが旨いと評判の橦木(しゅもく)町の「珈琲・門」。なかなか機会が無かったのだがようやく訪問することが出来た。創業は昭和32年(1957)と古く、ここへ移転してきたのが平成21年(2009)だとか。以前はどこだったのかな? 店は綺麗でシンプルな内装。いわゆる古い喫茶店の風情ではなくカフェといった感じ。昼には遅い時間だったがしっかりと客が入っている。女性1人客も多い。シンプルな「門特製カレーライス」と迷ったのだが、カレーとハヤシが食べられる「ハーフ&ハーフ」をお願いした。男性(主人か)が奥で調理、女性(奥様か)が給仕を担当。

しばらくして運ばれた「ハーフ&ハーフ」は、平皿の真ん中が薄焼き玉子でくるまれたライスで仕切られており、両側にカレーとハヤシ。パセリが散らしてあって彩りも良く、可愛らしくて女性受けもいいだろう。まずはハヤシ側から。ソースは珍しくチキンベース。鶏と生姜の風味が強く効いて旨い。カレー側はしっかりとしたコクがあり、辛さは控えめ。あとからじわっとくる感じ。具は煮込まれて形は残っておらす、ライスを食べさせるカレー、という感じだ。なるほど評判なだけあってこちらも旨い。そして真ん中のライスが崩れて両方が合わさると、また複雑な旨味と面白さが出て、これもなかなか旨い。添えられたコールスローサラダとヨーグルトドリンクもいただいてご馳走様。次は月末限定だという「牛すじ煮込みカレー」に何とかありつけるといいのだが…。(勘定は¥880)

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↓ この日は橦木町の2施設が入館無料だったのでゆっくりと観察。まずは「橦木館(旧・井元為三郎邸)」(大正15年・1926・建造)。そこかしこに埋められたステンドグラスが美しい。

 

 

 

 

 ↓ そして「文化のみち二葉館(旧・川上貞奴邸)」(大正9年・1920・建造)※登録有形文化財 。館内でミニコンサートを開催して人でごった返していた。写真を撮るのもひと苦労。

 

 

 

 

 

 

 ↓ すぐ近くの白壁にある歴史ある高級料亭「か茂免(かもめ)」。本館は大正8年の建築(旧・中井巳次郎別邸)だとか。門の横に建つヴィヴィッドな色の洋館はどう利用されているのだろう。

 

 ↓ こちらは同じ白壁にある洋館(建築詳細不明)。一般住宅(と言ってもこの辺りはここを含めて豪邸ばかり)なので入れないが、一度でも中を、いや外からだけでももう少し見てみたいナ。

 

 


 

珈琲 門

愛知県名古屋市東区橦木町1-15

 

( 名古屋 なごや しゅもく町 もん カレー 特製カレー 牛スジ煮込カレー 喫茶 洋食 コーヒー 近代建築 かもめ 名古屋市指定有形文化財 景観重要建造物 町並み保存地区 )

コメント (2)
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