念願の「東京タワー」観に行きました。
観たいと思っていたのに、
終わってしまったと聞いてがっかりしていたんだけど
蜜虫ちゃんがまだやってる映画館を見つけてくれたのでした。
20歳も年下の男の子との恋愛。
その、絶対に自分には起こり得ない、
だけど、もし許されるなら
そんなことになってみたい・・・(爆)
それって一体どんなもんなのか?
みたいな興味で観たかったのね(笑)
綺麗な映画でした。
スクリーンに映る(登場人物も含めて)全ての景色も
ストーリーも。
だけどやっぱりあり得ないな。
いや、
あんなに綺麗な完璧容姿の41歳の女性と、
あんなに穢れてない21歳のこれまた超美男子の21歳男子と、
青山のセレクトショップのオーナーであるという肩書きと、
売れっ子CMプランナーという肩書きの大人な旦那さんと、
片親ながら経済力のある母親と、
パーティなんかをしょっちゅうやってるような生活。
その全てが揃うような人にはあり得るのかもしれない。
ということは、『私の』現実にはあり得ません。(爆)
ま、夢物語だわね。
きっと、心のどこかで
30代40代の主婦たちは、こんな幻想を持っている、
その夢物語を(スクリーン上で)かなえましょう
・・・っていう映画。じゃないかな。^^;
しかし、喜美子の感じる
「人生このままでは終わらせたくない」という思い。
やっぱり私もすごくわかる。
『もうひと花咲かせたい』っていう思いね。
たぶん、同じ年代の主婦は、
少なからずそういう思いを持ってると思う。
その『ひと花咲かす』っていうのが
なんか仕事を持って成功する、とか
趣味を極めて頂点に立つ、とか
それともこういう恋愛に走るとか、
それは人それぞれだと思うけど。
だけど、恋愛に走るってのは
結局『不倫』ということよね。
綺麗な映像とストーリーで騙されるけど
これは不倫の物語。
「ああ~私も恋愛したくなっちゃったな~。
どっかにあんなかわいい男の子いないかしら」
と、安易に思ってはいけません。主婦の皆様!!
ってか、思うのはよろし。実行してはいけません。
若男子のみなさんも、「人妻とつきあってみたい」
とか思ってはいけません。
・・・と、突然『品行方正』のススメなんかを書いてみたりして(笑)
でも、あの最後のハッピーエンドはなんだか
江國香織っぽくない気がするなぁ。
東京タワーの見えるビルの屋上から透が飛び降りるか
会えないまま、透は一生詩史を思い続け他の誰も愛さずにいるとか
そういう結末が彼女の作品っぽいんだけど。
原作が文庫本で出たら読んでみよっと。