平成２２年８月８日（日）、近所の不老川から新河岸川の河川敷を上福岡まで往復ラン（約１５ｋｍ）してきました。
不老川は、東京都の瑞穂町を水源に埼玉県の入間市・狭山市を流れ、川越市内で新河岸川に合流します。昭和５０年代は「日本で一番汚い川」として知られていましたが、その後流域住民と行政の尽力ですっかり様変わりし、いまではアユも遡上するほどキレイになりました。
その不老川を自宅近くから下流に沿って走り、新河岸川と合流してからは新河岸川に沿って走ってきました。
エースコック工場脇をスタート
下の写真の方向に走ります。
石を敷き詰めた川底
河川改修で護岸はコンクリートで固められていますが、川底には大きめの石を敷き詰めた箇所が幾つかあり、自然河川の雰囲気を出しています。河川浄化の意味もあるのでしょう。
川に下りる階段
当初は親水公園的な意味があったのでしょうが草ボーボーで川に親しんだ形跡はありませんね…（笑）
県道川越・所沢線を越えたあたりでは結構カモが泳いでおり、小魚も多く泳いでいるのが見えます。川底にも手が加えられて人工的に落ち込みも作られています。
カモ
人工の落ち込み
今福と岸町の境界辺りで今福堀が合流し、その少し下流で久保川が合流します。城南中央病院の裏辺りです。
今福堀
今福堀合流点
久保川合流点
久保川合流点付近では過去にアユが捕獲されています。
川沿いのシングルトラック
東武東上線をくぐる
不老川と新河岸川の合流点
向かって左が不老川、右が新河岸川です。新扇橋から見ています。この辺りはコイが数多く泳いでいます。
新扇橋から新河岸川を望む
砂中学校裏
下新河岸・旭橋
旭橋下流の新河岸川
ここは昔、新河岸川の舟運が盛んだった頃に河岸場があった場所です。旭橋のたもとには当時の船問屋「伊勢安」の建物が今も残っています。
新河岸川河岸場跡
河岸場跡の案内板
旭橋を後に左岸を下ります。しばらく行くと伊佐沼から流れる九十川が合流します。
合流点付近の九十川
九十川排水機場
さらに走り続けると、上福岡（現ふじみ野市）の川崎橋に出ます。新しく改修された橋です。ちょうど七夕祭りで飾りつけがありました。
川崎橋
川崎橋から見る新河岸川
さらに左岸を下ります。しばらくで養老橋に着きます。
養老橋
養老橋下流の新河岸川
この辺りは昔、福岡河岸のあった場所で、回漕問屋吉野屋の土蔵や回漕問屋福田屋の建物を利用した福岡河岸記念館が残っています。
回漕問屋吉野屋の土蔵
吉野屋の案内板
回漕問屋福田屋の案内板
福岡河岸記念館（元回漕問屋福田屋）
新河岸川の舟運に興味のある方は是非、この福岡河岸記念館に行かれることをオススメします。ここに展示されている船の舵の大きさを見れば、当時の新河岸川がいかに水量のあった川であったかが実感できると思います。ついでに言えば、あまり知られていない（というよりほとんど興味を持たれない）のでいつでも空いていてじっくりと説明を聞くことが出来ます（笑）
ここを折り返し地点として来た道を川崎橋まで戻り、川崎橋からは往路の対岸である右岸を走ることとしました。
川崎橋付近の水田風景
川崎橋上流右岸のシングルトラック
新扇橋から旭橋の間、左岸側は幅１ｍほどの砂利道、右岸側は細い土の道になっています。右岸の道はところどころ草が刈られていなくてヤブこぎ（笑）に近い箇所もありますし、バッタの天国です。
九十川合流点の水門
対岸から見た九十川合流点です。
寺尾調整池の水門
寺尾調整池水門のプール
コイがうじゃうじゃ泳いでいます。
寺尾調整池
もうこれはビオトープですね。魚も多数泳いでいます。
旭橋下流右岸のトレイル
この辺りは傾斜こそないものの、完全なトレイルですね。快適なランが楽しめます。
旭橋まで戻って来ました。新河岸川舟運を描いた看板がありますので載せます。
舟運を描いた看板
旭橋上流右岸
こんな所でヤブこぎはしたくないが…（笑） そして一歩踏み出すごとにバッタが大量に飛び立ちます（笑）
のんびりと走り続けて不老川・新河岸川合流点を過ぎ、久保川合流点まで戻って来ました。ここからは不老川を離れ、しばらく久保川に沿って進み、「岸町健康ふれあい広場」にやってきました。ここにはトイレと自販機があり、東屋もありますので大休止とします。
岸町健康ふれあい広場
疲れた～（笑）
この日は曇り気味で直射日光ギラギラはあんまりなかったものの、やっぱり暑さは相当なもの。汗の量がものすごい。ゆっくり休憩をとった後、ここからは自宅までノンビリと歩いて帰りました。
不老川と新河岸川の河川敷、今まで気にはなっていたのですがなかなか通る機会がありませんでしたが、こうして走ってみると今まで全然気が付かなかった風景に出会えたりして結構面白かったですね。この日は養老橋で折り返しましたが、その先の福岡橋まで行くと自宅からおよそ１０ｋｍ。ＬＳＤコースとして往復２０ｋｍも面白そうです。長距離になるとどうしても飽きてきますが、このコースだと移り変わる風景と川の眺めで案外飽きずに長距離を走れそうです。もう少し涼しくなったら長距離チャレンジしてみます。
にほんブログ村 ←応援よろしくお願いします
