katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

中学生の相談日とあれこれ

2024-04-08 07:09:29 | 労作展
今日は午後から中学生の相談なんで、それまではサンシャインの展望台での下地のペーパー掛け。流石に1ヶ月を切ると気忙しい気持ちが出て来て・・・落ち着かないとならないし、葉っぱも

掛けないとならないのね。自分に・・・じゃあって事で、落語でも聞きながらやるかってな事にしたのね。まずは話がゆっくりで音楽とは違うから、落ち着くとは思うのね。ただ呑気になる。

そこでイラッとする内容って事になれば、はたののりゆきって演目しか無いのね。有名な彫師の二代目の話で、馬鹿にされている奴が、最後は父をも凌ぐ名工になる・・・そんな話。

要するに貧乏とか、馬鹿にされるとか、やさぐれとか、ナニクソとか、ハングリー精神とか、こう言った側に立つと、今に見てろっ・・・って気になる。これが満足する生活、追い込まれる事も

無い、困っても知れている・・・安定した生活みたいな中とは、全く違う側・・・例えば、あしたのジョーなら、少年院、みなしご・・・ここからチャンピオンになる。みたいな気持ちなものでも

良いし、アリスなら遠くで汽笛を聞きながら・・・みたいに、何もいいことがなかったこの街で・・・静かにフツフツ感満載だし、いずれにせよ、今まではそんなものを使って来たのね。

ただ今日は人生を振り返る一手みたいな気持ちが欲しかったし、新しい事として刺激でも無かったんで、何度も聞いたはたののりゆきの落語を演者を変えて、何個も繰り返したのね。

そりゃイライラするわっ、野望として、ギラつくわ、逆にここから・・・ってこれをきっかけに・・とか、知っているだけに安定感はあるし、でも闘争心に火も付いたし、良い刺激にもなった

のね。そんな中、ペーパー掛けは終わって、キウイの下地のペンキ塗り。

そんなこんなで相談。流石に3年目だから、モチーフもしっかりしていて、内容も良かった。ただ好きだから・・・って単純なものでは無さそうだし、制作日誌としても広がるだろう・・・と。

ただ内容は明かせないが、例えばスカイツリーとか、キリン、ネギ、チューリップ・・・こうしたモチーフは縦長だから、いつもの大きさの縦90cm程度に作ったとする。

これをどれも縦長って考えると、キリンだけ首の下に足が4本となると、横が30cmって訳には行かなくなる。って具合にやる前から想像出来るのね。他にはネギとかチューリップなら、90cmも

要らないんじゃないの・・・って思えるが、スカイツリーとかキリンは大きいものだから、1mを超えられないかな?ってなみたいな事になる。その時に、スカイツリーだと、窓ガラスを切ると

なると、大きさを変えられないが、キリンならそこまでしなくても出来るかな?みたいに、調整が利く。いずれにせよ、そのパーツのタイルが切れるか?が問われるのね。

とは言え、2年連続受賞者だから、まっその大きさに堪えられるのなら大丈夫。それを今問われるのは、覚悟であって、ここでえー大きなってな事になって、無理かな・・・なんて思えば、その

時点でまず無理なのね。何故ならここで小さくしたら、パーツも小さくなる・・・時間を掛けお金を掛けても、出来ただけ・・・となる。それを今ここで大きさに堪えられたら、間違い無く切れる

だけで無く、きちんとチャンと切れる。明らかに質が変わる。んでどうしてそうなるか?それは全部入れたいから・・・って本人が望むから。例えばキリンをアップにするなら、首が無くても

キリンには見えるし、アップなら迫力も出る。けれど同じスペースに全部押し込めば、当然顔が小さくなる。その時の目って切れるの?やる前に判る話なのね。米粒に字を書けば、あー書けてる。

つまり上手く無くても書ければ凄い。でも達筆にするには、ある程度の大きさが必要になる。単純にそれだけの話。同じスペースにひらがなを書くのと、檸檬や薔薇って書くのでは、全く意味が

違うって話ね。そんな後は、デイ・サービスの鯉のぼりの下地。

彫って切り抜きまで終わったのね。何しろ1人2個だから、20個・・・対のモチーフは大変なのね。そして最後は最初に戻って、片側だけ仕上げ塗り・・・。これでサンシャイン下地はメドが立った。

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