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検査で分からない腰痛はストレスが原因だ!?

2018-05-17 13:16:58 | 病気

 

 

中高年は言うに及ばず、若者までも腰痛に悩まれているようです。


病院の検査でも原因が分からない、つまり原因不明の腰痛が80%を占めております。


この検査で現れない腰痛は、ストレスなどの心因性によるものと言われています。


様々なストレスに晒される現代では、ストレスを原因としてうつ病が発症することは知られておりますが、腰痛を発症させることも次第に分かってきました。

 


ストレスやうつ、不安感などの影響で発症する腰痛を心因性腰痛と言い、慢性的に腰痛に悩まされている人は精神的な影響から痛みが起きていると考えても良いでしょう。


また、近年になって判明してきたのがドーパミンシステムの影響です。


このドーパミンシステムは痛みをコントロールしますので、痛い状況が生じても脳内物質のドーパミンを大量に分泌することで痛みを和らげる、つまり身を守る状況ができるのですが、日常的にストレスに晒され続けると脳内物質のバランスが崩れてしまいます。


そして、ドーパミンシステムは働かなくなってドーパミンの分泌量は激減し、痛みを抑えられなくなってしまい、さらに痛みが増していきます。

生じた痛みは更にストレスになりますから、慢性的ストレスにさせないことが重要になってきます。

 

慢性的ストレス

慢性的にストレスを受けているかどうかのサインは、次のようなことから判断できます。


・ イライラしてしまう!

・ なかなか寝付けない!

・ 不安感が付きまとう!

・ 空腹でも食欲がない!

・ 休日でも仕事のことばかり考える!


このような状況が慢性的なストレスのサインですから、早期に解消しなければドーパミンの分泌が更に減少し、痛みを感じることが多くなって慢性化した腰痛となり、痛みを我慢することでストレスになる。と言う負のスパイラルに陥ることになります。

 

心因性腰痛の特徴

整形外科でレントゲンやMRI検査をしても異常が認められないと言う場合は心因性腰痛が考えられます。


またストレスを感じることが多かったり、うつ状態やヒステリー、不安感の強さで腰痛が起きる場合も心因性と考えられます。

 

心因性腰痛の改善

腰痛が慢性的になり、整形外科の治療で改善しない場合は心療内科や精神科での治療も必要になってきます。


心療内科、精神科ではカウンセリングを行い、ストレスの除去や心のトラブル解消のアプローチが施されます。

 

心因性腰痛は心の負荷が原因になりますから、ストレスや心の問題を解消しつつ、いかに心に安らぎを与えるか、平安を与えるかが、腰痛解消の重要なポイントになるでしょう。


まとめ

ストレスの影響により、知らない間に腰痛が重症化することもありますから、ストレスを溜めない!解消する!を普段から意識して実行することが重要なのです。