Sweet Step

韓国ドラマと宝塚歌劇の感想を書いています。

宝塚歌劇 月組「夢現無双」「クルンテープ」

2019-08-18 | 宝塚歌劇
月組公演の覚書です。
 
☆夢現無双 
最初にゴールデンウイークに夢現無双を観たとき
こんなに時間が過ぎるのは遅い作品は
サン=デグジュペリ以来だなあとびっくりしました。
駄作であればあるほど、トップスターがどうにかしようと
する作品をたくさん観てきたのですが
月組東京初日当時のたまきち(珠城りょうさん)にはそれも感じられませんでした。
友人から邪馬台国の風よりはいいですよと言われましたが、
わたし、フィルターがかかるらしく、みりおちゃん(明日海りおさん)の出ていた
邪馬台国の風の破綻は気にならなかったのです。
イライラしないで本公演に立つみりおちゃんを久しぶりに見て
うれしくて仕方なかったみたいです。
初見の夢現無双、楽しめなかったのはちゃぴ(愛希れいかさん)ロスだったからだと。
まあくん(朝夏まなとさん)の神々の土地もあとでNHKの放送をみると
よくできた作品だと思うのに当時は全然楽しめなかったのです。
みりおん(実咲凛音さん)がいないのがさみしくて。
みりおんとちゃぴはとても好きな娘役さんでした。
ゆきちゃん(仙名彩世さん)もみりおちゃんらしさを戻してくれたという意味で
とても感謝しています。
娘役さんが好きなので、今だとまあやちゃん(真彩希帆さん)へ思い入れは
強めです。
 
千秋楽前日の生みやちゃん(美弥るりかさん)観納めは
わたしにとっては一生大切にしたい観劇でした。
 
2回目に観た夢現無双は一度見ているせいか
とても観やすかったです。
もっと山場があればなあとは思いますが
今回たまきちの演技下手が目立ってしまいました。
さくらちゃん(美園さくらちゃん)はよく頑張っていたと思うけれど
相手役は演技が上手な人の方がよかったなあとあらためて思いました。
たまきちの演技、台詞の緩急が足りない。
表情がよい分もったいない。
同じことをさくらちゃんにも言いたい。
さくらちゃん、台詞の発声治さないとたいへんだと思う・・・。
 
白雪さち花さんも叶羽時さんも
わたしには「違う」のです。
わたしは舞台を観ていて違和感がありました。
 
代役について
おだちん(風間柚乃さん)は本当に本当にがんばっていたと思います。
れいこちゃん(月城かなとさん)の又八はやっぱり上手でした。
又八に深みがありました。
何にも考えてないように見えるけど実はなにかあるのかな?
お甲になびいてお通を捨てるのも何か理由があったのかなあと
思わせる何かがあります。
 
☆クルンテープ
代役のれんこん(蓮つかささん)とても頑張っていたと思います。
夢奈瑠音さんも、スタイルが良くて、ありちゃん(暁千星さん)との対決の場面では
ありちゃん、夢奈さんふたりの並び、よかったです。
おだちんはタキシードの代役の場面の表情が
おだちんらしい色気があってよかったです。
 
みやちゃんは
お芝居ショーとも、目に焼き付けるのに必死でした。
とにかくとにかく美しくて麗しくて。
幸せな記憶をつくっていただいて感謝です。
パレード最後は目の前がみやちゃん、おだちんの並び!
こんな幸せな奇跡があるのね状態でした。