Sweet Step

韓国ドラマと宝塚歌劇の感想を書いています。

宝塚歌劇 月組「ベルサイユのばら オスカルとアンドレ編」

2013-06-23 | 宝塚歌劇
平成のベルばら公演がきっかけで宝塚歌劇を知ったので
「ベルサイユのばら」という作品は大切な作品なのですが
逆に平成のベルばらへの想い入れが強すぎて(汗)
他の再演をなかなか受け入れられずにいるという作品です。

そんなわけで、今回の100周年カウントダウン公演として「ベルサイユのばら」が
上演されると知ったとき最初はなんとも複雑な気持ちでした。
でも、スカステで初日映像を観たとき、
龍さん明日海さん主演2人のあまりのキラキラ感に、観るのが楽しみになりました。

みりおオスカルバージョンを観た、ざっとした感想です。
みりお(明日海りおさん)が演じるオスカルはとにかく気品があります。まさに貴族そのものです。
まさお(龍真咲さん)のアンドレは、まさお独特の演技がロマンチストのアンドレのキャラクターに合っていました。
ちゃぴ(愛希れいかさん)演じるロザリーの出番が少なくて気の毒でしたが、
ちゃぴの成長ぶりをこの公演でも感じることが出来ました。
みやるり(美弥るりかさん)のベルナール、とてもよかったです。
いつも思うのですが、演技のセンスがとてもよいです。
紫門ゆりやくんのフェルゼンの色気を期待していたのですが、出番が少ないこともあり、
オスカルが憧れるフェルゼンの魅力がよく伝わってこなかったのが残念です。
珠城りょうさん演じるジェローデルは、この作品ではとてもおいしい役だなあと思いました。

フィナーレ、月組らしくて、とてもよかったです。
ボレロのまさおとみりおのデュエットダンスとても素敵でした。
特にみりおのロングヘアーのみりおの鬘はみりおの美しさを引き立てていて、
とても似合ってました。

この公演で月組の明日海さんが見納めになったのですが
わたしが宝塚歌劇観劇を再開してから、
いつも月組では龍さんと明日海さんが対になっている姿を観てきたので、
みりおの組替えは正直さみしいです。
でも、花組で今まで知らなかったみりおの魅力がでてくると思いますし
同期のだいもん(望海風斗さん)との並びも気になりますし、
花組で進化するみりおを楽しみにしたいと思います。

宝塚歌劇 雪組「ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌」

2013-06-23 | 宝塚歌劇
音月さんが退団してから
しばらく雪組公演が観られないと思ってました。
でも、本公演でなければ二手に分かれるし、
まっつ(未涼亜希さん)主演東上公演は観ておかなければならないような気がして、
友の会チケットが当選したこともあり、行くことに決めました。

そして。観て本当によかったと思いました。

まず第一に。
正塚先生らしさがよく出た作品でした。
最近の作品に、昔から慣れ親しんでいる正塚先生らしさを感じることが少なくなり
寂しく感じていたので、正塚先生らしい新作を久しぶりに観れてとてもうれしかったです。

次に。
雪組生たちの姿に感動しました。
まっつのブラックジャックは、本人のイメージと演技力からしてぴったりで
主演をしている姿も、まっつの最近の活躍ぶりからするとすごく自然で
違和感なく観ることができました。
まっつの主演を観るのが一番の目的だったのですが
実際に感動したのは、雪組生たちのパワーでした。
桃花ひなちゃんのピノコに雪娘の意地を感じました。
(適当な言葉が見つからなくて、意地という表現になってしまったのですが
演技に真摯に取り組む雪娘の姿勢をしっかりとひなちゃんからも感じました。)
帆風成海くんも、毎公演著しい成長を遂げています。
彩風咲奈さんは、いろんな役に体当たりしながら、
魅せ方が上手くなってきていると感じました。
夢乃聖華さんも大湖せしるさんも、もちろん安定した演技です。
正塚先生のお芝居の出来は、役者さんたちの力量が影響してしまうことが多いのですが
今回の公演、作品と出演者たちの調和が上手くとれていて、とてもよかったと思います。
しかも。とても雪組らしいお芝居でした。

この公演を観終わってから
雪組の次回作のベルばらフェルゼン編、キムちゃんのいない大劇場雪組公演は
しばらく観れないと思っていたのですが、チケットが取れたら観ようと思いました。
固まっていた心が、この公演で動き出しました。
この公演を観られて、本当によかったです。




「アンナ・カレーニナ」ファイナル公演

2013-06-23 | ミュージカル
「アンナカレーニナ」ファイナル公演、東京千秋楽を観ることが出来ました。

一言で言えば
素晴らしいファイナル公演でした。
主要メンバーが再演とほぼ同じメンバーだったせいか
再演とファイナル公演の出来映えの差に大感動した公演でした。
皆さんすばらしかったのですが、やっぱり一路さんが本当に素敵でした。
エリザベートガラコンサートで16年ぶりに男役をやったことで
一路さんの演技が再構成されたような気がしました。
舞台上で観客を引き寄せる力を感じました。
声もより艶やかになった気がします。

ファイナル公演のお気に入りは
何よりも、アンナがとてもかわいらしかった!ことです。
本当の愛を知らなかったアンナがヴィロンスキーとの愛に、子どもを捨ててまで
一途に突き進んでいくには、ファイナル公演のアンナのキャラクターがとても自然でした。
そして、アンナの夫カレーニンのアンナへの愛で、
ヴィロンスキー、アンナ、カレーニンの三角関係を
より鮮やかに描かれたような気がします。
この作品を再演ではじめて観たとき、話はよくまとまっているし、
音楽もとても素敵で、出演者も皆さんお上手な方ばかりで、
ミュージカルとしてはとてもよい出来なのに、
どうしても腑に落ちない部分がありました。
(やっぱり、どうしてもアンナの行動が理解できませんでした)
宝塚歌劇の「アンナ・カレーニナ」のようにメロドラマ仕立てにしてしまった方が、
わかりやすいのかもしれないと思ったり。
でも、今回のファイナル公演を観て、こんなに素敵なミュージカルだったんだと、
ストンと肩のちからを抜いて観ることができました。
ファイナルだからここまで出来た、でもファイナルなのがもったいなさすぎると思いました。
カンパニーの団結力が伝わってくる素敵なファイナル公演でした。

イチロさんの主演次回作を待ちこがれる今日このごろです。



宝塚歌劇 星組「宝塚ジャポニズム」「めぐり会いは再び 2nd」「エトワール ド タカラヅカ」

2013-06-23 | 宝塚歌劇
今年(2013年)の観劇はじめは
星組公演豪華3本立てでした。
(去年は観劇はじめはアンナカレーニナでした)

ご贔屓さんの退団公演のあと
宝塚歌劇を観るなら、ある程度の時間は必要なのだと、感じました。
2013年幕開けの星組公演、音月さんの退団公演から3週間後の観劇となったのですが
わたしがまだ、観劇できる心がまえにはなっていませんでした。

ただでさえ、今回の星組公演には白華れみさんがいない状態で
いつもなら、れみちゃんがいたはずのポジションにれみちゃんがいないことが悲しくて、
公演を心から楽しめなくて、星組の皆さんの熱気あふれるステージから
取り残されてしまい、出演者の方々に対し、本当に申し訳なく感じながら、
帰路につきました。

そんなわけで、3本立ての豪華公演の感想があまり浮かんできません。
今回は台湾公演のベースとなる公演だったので、
ショーもとてもオーソドックスで、正統派レビューを久しぶりに観たという感じです。
めぐり会いは再び2ndは、たくさんの登場人物がいて、
若手のスターさんたちの成長ぶりを感じる作品でした。
日本物のショーは、観たことのある場面が多く、正直飽きてしまったところも
ありましたが、外国の方なら新鮮で楽しめるだろうなと思いました。

もう少し、心の整理がついてから観れば、違った感想になるような気がするので、
全く参考にならない感想でごめんなさい。