木のように生きよう!!

「世界の巨樹を見に行く会」で巨樹を訪ねるとともに、日本の写真が海外のアート市場で認められるように頑張っています……。

多摩動物園へ

2010-05-20 20:30:34 | 取材日記


火曜日は久しぶりに動物園に行ってきました。


Img_2285 場所は日野市にある多摩動物公園。小学校のころ、近くに住んでいたのでよく行ったのですが、それ以来だったかもしれません。


Img_2196 最近、動物園に行くのは取材のときだけになってしまいましたが、火曜日もデジタルカメラマガジン「先駆者の現場」の取材でした。


Img_2191_2 今回は、動物写真家の内山晟(あきら)さんの取材。内山さんは子ども用の動物の本をたくさん出されている方で、69年から世界各国へ動物の取材に行っている大御所。あのタテゴトアザラシの取材にも小原玲さんより早く、30年も前に写真集も出版されています。


Img_2199 当日は開園と同時に入って閉園間際までいたのですが、幼稚園生は無料の日だったこともあり、かわいい子たちがたくさんいました。

ちなみに、子どもたちの後ろに見えているのはアフリカゾウのところにある木のレプリカ。本物の環境と同じく、木はバオバブで、アフリカゾウがよくやるように樹皮が剥がれ、枝が折れていましたよ。


Img_2234_2 内山さんに教えていただいて、エサやりの時間をねらって移動していたので、いろいろな動物たちのかわいらしい表情を見ることができてとても楽しかったです。


Img_2246 レッサーパンダくんもこのとおり、リンゴをもらうときには立っていました!!


Img_2247 それ以外はこんなふうに木の上に上っていて、しかも足やシッポをだらーっとぶら下げて寝ているのですよね。


Img_2271 内山さんの万歩計によるとこの日は1万歩以上歩いたそうで、結構疲れましたが、これまでの上野動物園や旭川動物園、ズーラシアよりもとてものんびりできました。

とってもやさしくて謙虚、そのうえ楽しい内山さんとご一緒だったせいもありますが、多摩動物園自体が広々としていて、たくさんの大きな木々がきれいだったこともあるのでしょう。


Img_2269 たまにはのんびりと動物を見る時間もなかなかいいなと思いました(ちなみにこちらはユキヒョウです)。


Img_2301_2 ケニアやタンザニア、南アやジンバブエで見た動物もきれいでしたが、動物園の動物たちもとても魅力的でしたね。

温泉もいいし、旅もいいし、おいしいものもいいけど、のんびりとした広い動物園も心がとっても和むもの。改めて、内山さんのおかげで動物園のよさを感じたいい一日でした。





連休後半は岩手へ

2010-05-11 17:59:29 | 巨樹の旅


連休の後半は、岩手県へ巨樹の撮影に行っていました。


20100507_162 関東より春が遅い東北ですが、いまちょうど新緑と同時に桜や花の季節を迎えた岩手は本当にどこもきれいでした。

この木は今回見たなかでいちばん気持ちのよかった巨樹。
岩手県花巻市にある「子安地蔵尊のカツラ」です。
町中の民家のすぐに横に、幹回り20メートル近くもあるこんなに大きなカツラがあるなんて、ちょっとびっくりしました。


Img_3659_2クルマで走っていると満開の桜がずっと見えていたり、散り始めた桜の花びらが舞っていて、ずっと「きれい、きれい」と言いっ放しでしたね。

また、この時期は外での食事が気持ちいいので、お昼は外で。キャンピング用のコンロでおそばをつくったりして食べるのですが、今回はほとんど桜の木の下や巨木の前でした。

これが本当に気持ちがよくて、インスタントものでもすごくおいしく感じるのですよね。


Img_2125 ちょうどスイセンやチューリップの時期でもあり、北上川沿いのカヤの巨木の向かいのリンゴ畑の下にもたくさん咲いていました。

岩手では田んぼの畔やお庭など、なぜかとってもたくさんスイセンが植えられていて、それそれは見事でしたね。


Img_3591 二戸市ではクルマで走ること20分間くらいずっと道の両脇にカタクリの花が咲いている大群落地を見つけました。その奥の牧場らしきところもカタクリだらけで、それはそれは圧倒的な数でした。


Img_3596 カタクリの横にはニリンソウやキクザキイチリンソウに混じって、こんな可憐な花も咲いていました。名前がわかりませんが、巨木の根元にもスミレとともに見かけた花です。


Img_3739_2 紫波町にある志波稲荷神社にはスギの巨木が数本あるのですが、その根元にはシラネアオイの花の咲いていました。
おそらく、植えられたものだと思うのですが、楚々としてきれいでした。


Img_3817 もう1本気持ちがよかった巨樹は個人宅の裏の沢沿いに立っていた「千本カツラ」でした。

遠野市小友町大洞にあって、この木もやはり幹回り20メートル近くありました。見せてもらうために、所有するお宅にあいさつに伺うと、かわいらしいおじいちゃまが出てきて、気持ちよく許可してくださいました。


Img_6660_2遠野市の爪喰稲荷のスギも個人宅の裏手にあったのですが、そのお宅は留守。代わりに馬が一頭いました。

寂しかったらしく、私を見つけるとずんずん近づいてきて離れなくなりました。
目が合った瞬間の「遊び相手、見つけたぞぉ」という感じがとてもかわいかったです。

巨樹に桜に、可憐な花に馬、今回もなかなかいい旅でした!