木のように生きよう!!

「世界の巨樹を見に行く会」で巨樹を訪ねるとともに、日本の写真が海外のアート市場で認められるように頑張っています……。

春の風にしては

2008-02-24 13:34:33 | 日々の暮らし
1週間。ほとんど毎日12時間以上、パソコンの前に座っているうちに過ぎてしまいました。
ハイビジョン画像の編集作業のためでした。ふーっ、……。

昨日やっと作曲を依頼に出したので、ここでちょっとビデオ編集は小休止。こういうときいつもなら、気が楽になってまたひとりでニコニコ状態に戻るのですが、今回はどうねぇ……。

だって、昨日も今日もものすごい強風なんだもの!
1週間ぶりに外に出たら、風が強いので、ちょっと歩いただけでホコリで目が痛いったら、痛いったら。それに、バルコニーの鉢植えの樹もバタバタ倒れちゃってぇ。起こしても風でギコギコ、ドタンバタンというので、ええぃ、もうこのまま倒しとけぇって感じです。(ホントに倒したままにしてあります。植物さん、ごめんなさい!!)


Img_6310 そんな風の強いバルコニーで咲いているのは、このサザンカとクリスマスローズとローズマリーの花くらいです。彼らは強いですねぇ。強風なんて何のその。メゲズに咲き誇っていて、まったくあっばれです。
(しかし、5階のバルコニーでこうなんですから、高層マンションとかの人はたいへんだろうなぁ。)

でも、私はどうも。冬のように刺すように冷たい風ではないのですが、こうも強いと、いくら春一番とはいえ、穏やかな春の訪れを感じるという具合には全然なれません。ちょっと仕事が一段落しても、いやぁ、どうも。なんだか、世間の風当たりは思いのほか強いんだなぁって、なんて感じですねぇ。

本当は、以前の旅で経験したおもしろ話でも書きたかったのですが、どうも、そういう気にもなれません。風が強すぎて?、それとも、小休止のあいだに締切りの迫った原稿書きがあるから? 理由はなんだかわかりませんが、何か追われている気分で、心がどこかささくれ立っている感じなのは、われながら悲しい。

で、ブログさえも、このように何をいいたいのやらまとまらないのですから、お仕事の文章もねぇ、なんだか書きたくないなぁ。まとまらないのが目に見える感じだものねぇ。

あぁ、困った。困った。

そうだ。こういうときはお笑いだぁ。

というわけで、ここで、某公共放送の『笑いがいちばん』を見にリビングへ走る私。

お腹が空いたときのイライラは何か食べれば治るんだもの、心の焦りは落語でも聞いて直しましょっと?









ひばりさんじゃないんだけど

2008-02-18 14:22:18 | 日々の暮らし
預かったワンちゃんも帰り、いよいよひとり寂しく動画の編集作業オンリーの日々が続いています。でも、先日は久々にちょっとだけ外出しました。


Img_6303 まずは打合せで、渋谷のセルリアンタワーへ。ここのロビーフロアにある喫茶『坐忘(ざぼう)』でよく打合せをするのですが、この日は満席のため、40階にあるタワーバーへ。
初めてでしたが、夜景がきれいでしたねぇ。それに坐忘と同じく、ソファの座り心地がいいので、ゆっくりした気分で打合せができます。ただし、バーなので暗くなるほどに喫煙者の煙で息苦しくなってくるのが難点でした。


Img_6305 打合せのあとは銀座へ。大学時代の同級生と久々のお食事です。
いやいや、このイケメンは同級生ではありませんよ。お食事した『TRATTORIA GIOIA SALA MAGICA (トラットリア・ジョイア・サラマジカ)』のマジシャンの方。そう、そこはマジックを楽しめるイタリアンレストラン。なかなか楽しいところでした。

さて、経済学部だったので、1学年に女子生徒のいるのは3クラスのみ。その女子のいるクラスでも女の子は5名ずつしかいませんでしたので、友人となると男性が多くなるのですが、大学時代から話しが合って、いまも会っているのはこの日会った彼くらい。いわば、彼は“親友”です。


Img_6307 左隅に手が見えているのがその親友Fくんであります。いまは社員8500人の会社のナンバー2?、中国でもいくつも会社をやっていますが、当時とかわらず飾らないというか、ちょっと骨があるというか、そういうところがいいですねぇ。

大学時代の彼に偉くなりそうな片鱗というのはなかったし、私自身言った記憶もないのですが、「あなたは絶対出世するよ」と、私は彼に言ったのだそうです。で、Fくんはその言葉を鮮明に覚えていたのだそう。不思議ですねぇ。若気の思い込みで言っただろう言葉どおりになるなんて……。でも、私、Fくんにはいつも威張っているようなところもありましたからねぇ。私の言葉が恐くって、無意識に努力させられたのかも。なぁ~んて、彼はラッキーな運を持っていて、そのうえに努力したからなんですよねぇ、きっと!

さてさて、そんな私たち。毎回何年ぶりかで会うので、最初はちょっと丁寧な口調で話すのですが、時間が経つにつれだんだん打ち解けて、Fくんは大学時代の呼び名で私を呼び始めます。「お嬢……」。これがキャンパスなら恥ずかしくもないし、当時は美空ひばりさんがそう呼ばれてたとも知らなかったからいいんだけど、いま、知らない人ばかりのなかでそう呼ばれるとどうもねぇ。まっ、少し酔っぱらっているからいいだけども……。

大学のときもそう呼ぶのはFくんだけだったし。当時もいまも私には違和感があるので、「なんでお嬢なのよぉ」といつも聞くのですが、「お嬢はお嬢だから」という同じ返事ばかり。
どうひっくり返っても、お嬢さまに見えなくなって早何年。どこぞの奥様にはさらさら見えず、貧相ななりの私。

まぁ、違和感があっても私に私は見えないので、今後も私には問題はないのですが、年々歳々、たぶん、そういう私を「お嬢」と呼ぶFくんに向けられる目はどんどん驚きの目に変わるのではないかと、心配しておりま~す。





3人めのおじいちゃん

2008-02-14 18:40:11 | ファミリー
今年1月5日に「ふたりのおじいちゃん」というブログをアップしたら、うちの家族から「あなたにはもうひとり、血の繋がったおじいちゃんがちゃんといるんじゃないのぉ」と、指摘されてしまいました。

いやはや、ホント、1/5に紹介した親族のほうのおじいちゃんは、父方で一緒に暮らしたおじいちゃんで毎日かわがってもらったわけですが、私にはもうひとり、母方のおじいちゃんがちゃんといたんですねぇ。しばしとはいえ、すっかり忘れてのけ者にしてしまって、もうひとりのおじいちゃんには申し訳なかったです!!

さて、うちは両親ともに背が高くありません。母が150cmにやっと届くくらいなら、父のほうは165cmの私と争うほどの背しかありません。
しかし、なぜか、私も弟(およそ180cm)も背が高いのは、ひとえにこの母方のおじいちゃんのおかげなんでしょうねぇ。父方のおじいちゃんより早く、私が4歳くらいで亡くなりましたが、この母方のおじいちゃんはすごく背が高かったからです。

思い出のなかのおじいちゃんは、いつも着物に羽織を着ていて、仁王立ち。ドイツ皇帝ウィルヘルム2世のようなカイゼル髭もりりしく、怒っているようなびっくりしたような大きな目をしていましたね。

昔は、農家の地主さまだったらしく、威厳がものすごくって、母の育ったその実家にも使用人やら、お手伝いさんやらと、家族と暮らせないとか、ひとり暮らしするしかないようないろんな事情をかかえた人など、ボスであるおじいちゃんはいろんな人の面倒をみていました。

同じ家で暮らす、母のお母さん(つまり、私の母方のおばあちゃん)と子どもたちを含めたいろんな人には、いわゆるカミナリ親父みたいで恐かったおじいちゃんですが、なぜか、私にだけは甘かったことは子どもながらによぉく覚えていますねぇ。

後年、おじいちゃんが亡くなってから、小学生になったころに行ったときには、池に入って大きな鯉をつかんで陸に上げるやら、囲炉裏の上に下がっているヒモにぶる下がってターザンごっこまでしましたからね。おじいちゃんの跡を継いだお母さんのお兄さんご夫妻には、「もうすこし大人しくなるまで、来ないように」といわれたくらいのお転婆の私ですから、あのようにかわいがられたのはこのおじいちゃんだけだったかもしれません。

カイゼル髭のおじいちゃんはたぶん私のいたずらぐらいには全然動じなかったんでしょうねぇ。そして、かわいがってくれたのは、7人兄弟の下からの2番目で、いちばん上のお姉さん以外はうちの母だけが女の子で、その末娘のような女の子の最初の子どもだったから、かわいかったんだろうなぁといまでは思っています。

おじいちゃんのところにほとんどタックルのように近づいていくと、私をあっという間に持ち上げて「オンパンペンのポコパカペン」といいながら、天井近くまで放り上げて……。私のほうはかえってそれが楽しくて、何度もおじいちゃんにタックルしにいきましたっけ……。
いやぁ、何をやっても怒られない大人の存在は偉大ですよぉ。私もいつかそういうおばあちゃんになるつもりです!!

で、そのおじいちゃんとの思い出で次に覚えているのは、おじいちゃんのベッドの下で鼻血を出したこと。

最後は骨肉腫で亡くなったので、おじいちゃんは入院していました。母とお見舞いに行くと、私はおじいちゃんのそばをどうしても離れたくなくて、内緒で母とふたり、病院のおじいちゃんのベッドの下で夜を明かしたのです。

そうしたら、なんと、翌朝、そんなことも知らずに入ってきた看護婦さんが、靴のカカトで私の鼻を踏んだらしいのです(私の鼻が低くなったのはそれ以来なのだ!!)。
鼻血が出て、火が点いたように泣いた私のせいか、無届けで泊まったことのお咎めはなかったそうですが、そのときに、わが身の辛さも忘れて私を抱きしめてくれたおじいちゃんの温かさ、大きさはやっぱりいまでも忘れられません?

PS/人生の師である私のおじいちゃん、四万十川の野村のおんちゃんが12日にお誕生日を迎えました。私の誕生日と1日違いなので、おんちゃんの誕生日を忘れることはないのですが、そのお誕生日の1週間ほど前、肺炎になったという知らせが入って心配していました。しかし、さすが、おんちゃん。その後、熱は下がり、元気になって、何かを言いたげにまばたきしているそうです。おじいちゃ~ん、がんばれ!!!!!!!!



わが家訪問男子、第1号

2008-02-12 11:20:01 | 日々の暮らし
うちは事務所も兼ねているので、取材やら打合せやらでいろんな方々が来てくださいます。どちらかというと、男性のほうが多いかもしれません。
そんななかで最初にうちの玄関を入ってきたのは、私がいちばん好きな男子?でした。


Img_6254 そう、これがその男子。Y田家のエルちゃん、11歳です。
Y田家のみなさんが旅行に出かけるとき(年に何回か)に預かって11年。そう、彼は生まれて2カ月でY田家の家族になり、その直後に引っ越しを控えた私のところに、初めてやってきました。
で、前の家から引っ越す私のクルマに乗って、私とともにこの家の玄関をくぐったのですね。


Img_6238 赤ちゃんのときからの仲ですからそれはそれはかわいいのですが、それだけでなく、彼はとってもかわいい性格でいい子ちゃん。
お引っ越しのときも「吠えちゃいけないのよぉ」というと、引っ越しやさんがドタバタと荷物を運び出していてもゲージの中で静かに寝ていて、ワンともいわないいい子でした。引っ越しやさんには「本当にワンちゃんが入っているんですかぁ」といわれたくらいです。


Img_6237 玄関がピンポーンと鳴ったとき以外、全く吠えませんし、とってもいうことを聞いてくれます。そして、どんなに熟睡していても、「おいでぇ」というとかならずやってきて甘えてくれるのが、超かわいい!!


Img_6257 出かけて帰ってくると、甘えて足元から離れないので、しばらくナデナデしてあげないといけませんが、それ以外は私が部屋を移動するたびにそっとついてきて、かならず足元で寝ています。そう、エルは私の側で寝るのが大好きなんですよ。


Img_6248_2 冬はとくに何かにくるまって寝るのが大好き!! 散歩を終えるとシャワー、そして、ご飯とお水、トイレ以外はかならず何かにくるまって寝ています。夜は私の布団のなかがお気に入りです。


Img_6279 ソファの上でも毛布に潜り込んでいます。これは毛布をそぉっと剥いだところ。くるまっていると非常にリラックスした状態です。


Img_6263 ただし、「お散歩行く?」あるいは「ご飯食べるぅ?」と声をかけると、即座にこのように起きます。要領がいいのか、あるいは、頭がいいのか、というところもあるんですねぇ。


Img_6301 昨日は和室に直射が差し込んでいるのを見るや、そこに行ってヌクヌクしていましたから、暖かいところを知っているんですねぇ。う~ん、賢い。

エルがいると、とってもかわいくていいんだけど、あんまりかわいいのでしばしば、顔をくっつけてスリスリしにいきたくなって、たびたび仕事が中断してしまいます。
あぁ、かわいい~。でも、やらなくちゃ。この繰り返し状態が明日までは続きそうです。




スイセンが香るころ

2008-02-09 17:17:49 | 日々の暮らし
岩手から戻ってきたら、横浜も雪。岩手より寒い~なんて思っていたら、一昨日と昨日はとても温かくて、お散歩日和。預かったワンちゃんと近くの緑道を歩いていたら、桃の花が満開!!!
あたりにはスイセンの花の匂いも満ちていて、桃の節句だなぁなんて、気を緩めていたらまたまた今日は雪。
温暖化が進んで、もう気候も変だわぁと思っていたけれど、「三寒四温」は健在のようです。


Img_6228 外でスイセンの香りがするころになると、我が家のバルコニーの大きなプランターに植えたスイセンもそろそろ咲き始め、ついでに、甘いヒヤシンスの香りもしてくるのですが、残念ながら今年はなし。だんだん花のサイズが小さくなってきたのがかわいそうで、昨年プランターから掘り上げて、実家の庭に植えてもらったからなんです。
でも、この季節の我が家でスイセンの香りがしないのは寂しいですからね。お花屋さんでスイセンを買ってきて、仕事部屋をこの香りでいっぱいにしています。


Img_6226 部屋に入るたびに、「いい匂い、しあわせ~」とニコニコしていると、外が寒くったって、心温まるお便りもたくさんやってくるので、よけいに幸せになりますねぇ、ホント!
コスタリカツアーでご一緒した方から、あちらで見た巨木や花のきれいな木の学名を丁寧に調べてくださったお手紙が届きました。


Img_6232 ツアーにいらしてくださった方のなかには写真の整理も済まれた方もいらして、こんなふうにプリントやメールで楽しかったツアーの写真データが続々と送られてきて、よけいに心はホカホカになっています。本当にありがとうございま~す!!


Img_6230 というわけで、寒くても私の心はこんな感じ。仕事しながら、楽しい独り言をいったり、大きな声で鼻歌うたってま~す。

でも、今回はそんな私の声にちょっとびっくりしている同居人がひとり……。

Y田家から預かっているヨークシャテリアの「エル」ちゃんです。
じつは、このかわいいワンちゃんがいるから、よけいに私、機嫌がいいのですねぇ。