木のように生きよう!!

「世界の巨樹を見に行く会」で巨樹を訪ねるとともに、日本の写真が海外のアート市場で認められるように頑張っています……。

座間味島の海です!

2007-06-30 22:27:20 | 取材日記
先日の沖縄・座間味島での取材中に撮影した写真を送っていただいたので、遅ればせながらご報告です!

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どうです、座間味の海はきれいでしょう。
写真に写っている場所は干潮になると、砂浜が現れるという浅い場所。そして、写っているのは沖縄の伝統的な舟「サバニ」です。じつは、今年で8回目になるこのサバニのレース(なんと座間味から那覇まで36kmをこれで走ります)を撮影するヨット写真家の方の取材でした。

P6220038私の後ろで、ボートを操縦されているのが、そのヨット写真家・添畑薫さんです。

アメリカーズ・カップなど世界的なヨットレースや世界選手権なども撮影されている、世界的なヨット写真家です。

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で、こちらがそのボート上で、ランチ中の吉田さんと編集の上田さんです。いつもながら、お仕事なのに全員で楽しんじゃってるのがバレちゃう写真ですね。

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ここが座間味島を代表する海水浴場「古座間味(ふるざまみ)」です。日中はもう、水着だけで海水浴する人がたくさんいました。海もきれいだけど、夕方の日差しもまた、とてもきれいです。

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取材の合間に1時間だけ時間が取れたので、その古座間味でシュノーケリングをしました。本当にきれいな海。足が着くところでもきれいなお魚さんが見れます。

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地上は30℃を越えるかなりの暑さなのですが、水中はまだ25℃くらい。なので、根性のない私たちは長袖のシャツを着ています。実際、これを着ていてちょうどよい水温でした。

P6210018このワンちゃんは座間味で宿泊していた民宿のワンちゃん。とってもかわいくて、仕事に出るとき、帰ったとき、その度に癒されました~。

今回はとくに遊びに行ったみたいな写真ばかりになってしまいましたが、気分的にも本当にそんな感じでした。
ひと足早い夏休みみたいだったのは、座間味のゆったりした自然のなかにいたせいでしょうか……。

おかげで、いまはたまった夏休みの宿題を必死にこなしている小学生状態で~す。




空の運動会?

2007-06-27 13:04:19 | 日々の暮らし
21日から一昨日まで、沖縄の座間味島に行っていました。
すでに梅雨明けしたあちらはものすごく暑くって、毎日海に出ていたので、真っ黒になってしまいました。

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座間味島は、那覇からフェリーで3時間の距離ですが、さすがに海はきれいでしたねぇ。
あちらで撮影した写真をぜひぜひ載せたいと思ったのですが、今回はオリンパスさんからお借りしたデジカメで撮影したうえ、その専用のメディアも借り物だったので、写真のほうはもうちょっとお待ちを……。

というわけで、上の写真は、沖縄に行く前夜に我が家のバルコニーから見た夕日です(ごめんなさい)!

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前日の昼には、こんな光景も見られました。鉄塔の間の電線の修理でしょうか?
暑いのにたいへんだなぁと思いつつ、でも、「空の運動会」みたいで楽しそうに見えてしまいました。

で、昨日、戻ってきたら、またもや、同じように電線にぶら下がっていて……。なんだか、デジャブみたいな不思議な気分になってしまいました。

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そして、那覇では念願の「ちゅら玉」のペンダントを買いました。ちゅら玉とは、昔、漁師さんが定置網や仕掛けの目印に使っていた浮き球をモチーフにしたもので、暗いところに行くと、淡くブルーに光ります。
一昨年、お土産にもらったのに、フィジーで少女にあげてしまったので、贈っていただいた人にも悪いなぁと思っていました。でも、今回買うことができたのでうれしくて……。気になっていたので、これで楽になりました。

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それから、帰って来たら、元気がなかったので行く前に漢方薬をあげていったバラもきれいに咲いていて、うれしかったです。

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「いい子でお留守番していたねぇ」と、今日は朝から水をあげて誉めてあげました~。






懐かしの校舎にて?

2007-06-20 13:23:32 | 取材日記
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みなさん、この写真はどんなところだか、わかりますか?

そう、これは小学校の廊下なんですよ。
なんだか、とっても懐かしい雰囲気が漂っていますよね。


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じつは、ここは和歌山県串本での取材で、最終日にお邪魔した「須江ダイビングセンター」です。


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須江は、紀伊半島にある串本から、平成11年に完成した「くしもと大橋」を渡った、紀伊大島にあります。
串本沖1.8kmに浮かぶ大島は東西8km、南北2.5kmの小さな島なんですが、島民1600人の和歌山県では最大の島です。


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つまり、ここはこの小さな島の「須江小学校」が平成10年に廃校になったため、ダイビングセンターとして生まれ変わったというわけなんです。


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段々畑に囲まれた海の見える小さな小学校はいまでもとても静かで、そこにいるだけで子どもにかえった気分になりました。
教室や廊下だけでなく、トイレや流し、すべてが懐かしくって、私が通っていた木造校舎のことが自然に思い出されました(小学校のころはいつも前から3番目のおチビさんだったので、すべてが大きかった~。でも、いま同じ場所に立ったら、きっと小さく感じるだろうなぁと思いました)。


Img_1935こういう懐かしい空間を訪れることができたのも、今回取材させていただいた水中写真家・鍵井靖章さんのおかげです。

昨年、TBSの『情熱大陸』にも出演されたかっこよくて、腕もいいフォトグラファーです。


Img_1937で、こちらは、最後の夜に食べたクジラの内臓。また、ゲテモノ好きだと思われそうですが、初めてのものはとにかく食べておかないと……。
だって、食べないのにまずいなんていってはいけませんもの。でも、内臓は煮てあっても結構生臭い感じでした~。


Img_1239須江は寒かったので、ドライスーツをレンタルしました。きゃあ~、若づくりで恥ずかしい~。

でもって、ドライは首がぴったり締められるので、苦しいこと苦しいこと!! 顔までムクんじゃってます。
寒くなくなるのはいいけど、かなり気持ち悪かった~。やっぱり、温かい海しか潜りたくな~いと思った次第でした。



本州最南端・串本の海

2007-06-17 13:42:42 | 取材日記
火曜日から昨日、土曜日(6/12~16)まで、水中撮影の取材で、和歌山県の串本に行っていました。串本は本州の最南端。紀伊半島の先端にある町で、天気予報などでよく出てくる潮岬(しおのみさき)のあるところです。


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ラムサール条約に登録されている海のほうも珊瑚礁がとってもきれいでしたよ。黒潮の影響もあり、また熱帯と温帯が混じっているため、水中生物層もとても豊かでいっぱいきれいなお魚さんたちも見ました~。


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今回の取材対象は、水中写真家の鍵井靖章さん(右から2人目)。南紀シーマンズクラブの岩崎さん(右)にガイドをしてもらい、毎日2~3本海に潜りました。


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海に潜って体を動かして、夜は地元の肴でビールという体育会系の取材の日々。毎日、こんなふうに海に行っていたら、さぞかし体にいいでしょうし、毎晩、ビールがおいしいんだろうな、と、しみじみ思いました~。


Img_71932水中の取材はだいたい1年に1回あったので、これまでも海外に何度か行っていましたが、今回はめずらしく国内。

フィジーのときのように「ソフトコーラル」と呼ばれる色鮮やかなカリフラワーみたいな海草が色とりどりでとってもきれいだったのですが、やっぱり国内は寒かったですね。ウェットスーツでは寒くて寒くて、撮影を待ったり、ビデオで撮影している間も体がブルブルしてしまい、画面が揺れて困りました。


Img_1224そのうえ、年に1回、取材のときしかダイビングをしないので、ちっともスクーバは上達せず、段取りや機材の使い方をすっかり忘れているのも、かなり困ったものでしたね。

泳げない私としては海に対する恐怖感がなくなって、慣れて楽しくなってくるのも毎回帰るころ。1年後にはまた「初めての海中」からやり直しなんです。

今回も、タンクのツマミを開くのを忘れて、そのままボートから飛び込んじゃったりしたものだから、「あれぇ、どうしたのかなぁ。水泳のときみたいにうまく息ができないなぁ。スクーバは息ができるから安心なのに、変だなぁ」なんて……。

でも、こういうときには反応がのろく、困ったときほどまったりする性格は幸いしますね。

「えっ、もう1回やってみようかな。やっばりダメだぁ。あぁ、そうかぁ。タンクを開かないで来たかなぁ」と、みなさんに置いていかれても、ボートの周りでゆらゆらしながらゆっくり考えて、ボートに待機していたガイドさんにお願いして開けてもらったりして……。(まぁ、こういうことを忘れる人はいないですから、かなりのボンヤリで、危ないヤツらしいですが……)

というわけで、1年前のバブアメニューギニアでついたダイビングの自信もすっかり吹き飛んでいて、さらに寒かった海中でしたが、それでもやっぱり旅は楽しかったで~す。

とくに、新大阪から、きのくに線の特急で串本駅までの3時間を電車に揺られて、お弁当を食べたり、ボーッと景色を眺めたり、ときには居眠りしたり……。新大阪までの新幹線よりも、体も心もとってもゆっくりできて、すご~くよかったです!




10.すばらしい人ほど腰が低い

2007-06-11 16:03:56 | 巨樹ドタバタ紀行
今日は、6/7の「9.夜の海に咲いた星屑たち」の続きです。
テントのなかで、眠い頭に聞こえてきた日本語の主とはいったい……。

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アラスカに近いこんな無人島に、日本人がたくさんいるわけもないし、これは夢なんだわぁ……。

そう思いながら寝袋のなかにいるのだが、楽しいそうな声はどんどんはっきりと聞こえてきた。
それも、「もう、朝食にいかなくちゃねぇ」とか、「う~ん、そうだねぇ」とか、はっきりと日本語で話しているのが聞こえる。

えぇ、でも、まさかねぇ、そんなはずは絶対ないんだけど……。
そう思いつつも、あまりにもどんどん現実感が増すので、私は寝袋のままテントから這い出してみた。

すると、15名くらいはいただろうか。
そこには本当に、懐かしき日本人の若者たちがいて、せっせとテントを岸辺のほうに運んでいたのである。

そして、岸辺には、りっぱなクルーザーが停泊していた。

しかも、その隣には私たちのボロいボートもあり、我らがボートの女キャプテンが、そのクルーザーのキャプテンらしきおじさまと楽しそうに話しているのである。

あんまり驚いた私は、まだ下半身に履いたままだった寝袋をすぐに脱いで、女キャプテンのところに走った。

この女キャプテンは1回目のボートツアーのときと同じ50代のたくましき白人女性。
そして、彼女に聞いたところに寄ると、りっぱなクルーザーのほうは彼女のダンナさまの持ち物で、キャプテンは当然、そのダンナさまだという。クルーザーは私たちより1日はやく出発して、同じように無人の島々を巡っている途中で、その乗客はクイーン・シャーロットが気に入って何度もここを訪れている日本人のグループだと教えてくれた。

こんなところで日本人に会うこともあるんだわぁ~、と私は感慨にふけりながらテントに戻った。
着替えを済ませ、テントをを片付けると、それをボートのほうに持っていき、片付けようと岸辺へと歩いた。

すると、何やら、クルーザーのデッキで「どうも、こんにちは」と、深々と頭を下げる人がいる。
「よかったら、こっちで朝食をご一緒しませんかぁ」と、手まで振ってくれているのだ。

お言葉に甘えて、クルーザーに近づいていった途端、私はそれが誰であるのかすぐにわかった。
なんとそれは、テレビでよく見たことのある、あの脚本家・倉本聰さんだったのだ。

あまりに驚いたうえに、その倉本さんにクルーザーに飛び乗るときに手まで差し伸べられて、私はすっかり上がってしまった。

そのうえに、彼からはすぐに「倉本聰と言います。脚本家をしております」と、深く腰を折って、ご丁寧に挨拶までされてしまったのだ。

もう、そのあとは自分が何を話したのか、ほとんど覚えていないくらい舞い上がってしまっていた。
それは著名人にカナダの片隅で偶然、出会ったこともあるが、倉本さんという人があまりにも腰が低くく、潔いほどに謙虚だったからだ。

それに比べて、若輩ものの私はあまりに上がってしまい、逆に不満のようなことを言ってしまい、いまも深く後悔している。まったく、すばらしい人ほど謙虚で、ダメなヤツなど威丈高を絵を描いたようなものだった。それはこのボートツアーに出発する前に、マネージャーを通して倉本さんにインタビューを申し込んで断られていたことで、そんな仕事の話をオフの気持ちのいい旅の途中で話してしまうなんて、じつに情けない!
しかし、そんな話にも倉本さんは「それは申し訳なかったですねぇ。今後はぼくに直接、連絡してくださればいいですよ」と言ってくれた。

さて、食事の準備ができると、倉本さんはクルーザーのなかを案内してくれた。

トイレもシヤワーもあって、ベッドもいくつもある快適な空間だった。そして、一緒に旅している富良野塾生のみなさんや、奥さんやお嬢さんも倉本さんは紹介してくれた。私がテントのなかで聞いた声の主は、富良野塾の面々だったのだ。

その後、食事が済むと、富良野塾生とお嬢さん、そして私たちは一緒に温泉島までいって、再び温泉を存分に楽しんだ。

前夜の夜光虫といい、倉本さんとの出会いといい、このときは本当に夢のような出来事ばかりが起きた。
いや、1回目のときも、不思議なことがたくさんあったし、密かに「地球でいちばんきれいな巨木の島」と思っているクイーン・シャーロットでは本当に楽しい出来事がいつも起こるのである。

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いやぁ、このとき以来、すばらしい人ほど謙虚だということがよくわかりました~。
「私はこんなにりっぱなことをしてきたんだぞ~」なんて、けして、おくびにも出しませんしね。
逆に、「私なんて、またまだですから、いろいろ教えてください」なんて、おっしゃる!

自然体で、それにとっても素直だから、男性でも女性でも、なんだかとてもかわいらしい。
それに、そういう性格は顔とか、物腰に如実に反映されるんですよね。

倉本さんのときは上がってしまいましたが、最近は、こういうすばらしい方に会うと、本当に楽です。一緒にいると、こちらまでニコニコできちゃいますもの。そういえば、松本零士さんもかわいかったなぁ……。