【習近平のチャイナ】度胸満点、習近平“夫人”はアゲマンの国民的歌手！
★（２）
zakzak2012.10.03
習近平国家副主席（５９）の夫人、彭麗媛（ホウ・レイエン、４９）は、国民的歌手（軍隊歌手、少将）である。今後、ファーストレディーとして、世界を舞台に活躍をする。歌唱力と演技力に優れ、夫の習氏を助けることになる。
すでに軍所属歌手として舞台度胸は満点、そのうえ美貌だが、ツンツンしていない。なかなか如才なく亭主の出世のために政治的演技をすることにかけてすごみあり、技ありの女性である。
２００９年１２月、習氏が訪日して天皇陛下への会見をゴリ押ししたが、実は、その１カ月前に、彭夫人が来日して皇太子殿下と接触している。夫婦そろって、わが皇室を利用したのだ。
そもそも、軍隊歌手がなぜかくも人気が高く、しかも陸軍少将であるのかといえば、軍が専用テレビ局をもっていて、反日映画を流しているばかりではなく、宣伝番組には歌謡ショーあり、災害地での軍の活躍を延々と流し、国民の人気をあおる仕掛けもあるからだ。
もう１人、軍所属歌手の双璧は宋祖英（ソウ・ソエイ、４６）である。宋氏はミャオ族（少数民族）だが、長身で美人。彼女は海軍政治部歌劇団、実は、江沢民元国家主席（８６）の愛人説があり、江氏自身も「宋祖英の熱狂的ファンである」と自らが認めて公演チケットを、江氏が命令して、あちこちの行政単位に買わせた。
彭夫人にとっては国民的人気を二分するほどのライバル歌手だが、江氏を前にして「わたしは宋祖英とは大の仲良し」と吹聴した。つまり江沢民に対して、「あなたの弱みを握っているのよ」と示唆したのである。
習氏が福建省時代、李鵬元首相（８３）が武威山（ぶいさん、山水の名勝）に登ったことがある。先頭に立って案内役を務めたのが、習氏と彭夫人で、元老たちに顔を売りながらも、次の出世の計算をしていた。中国での出席のノウハウの要は「老人キラー」、要するに長老の覚えめでたし、である。
江氏が引退して浙江省に遊んだときも、おりから江氏の引きで浙江省書記になっていた習氏と彭夫人が朝から晩まで付き添って各地を案内した。
江氏は古典の素養があり、各地の記念館に揮毫（きごう）を求められると、達筆なくせ字で書く。そのため、矢継ぎ早の質問を浴びせたが、それに答えることができない習氏に代わり、観光案内や歴史をスラスラとしゃべって夫を助けたのが彭夫人だった。
内助の功を発揮する彭夫人こそは「あげまん」である。
■宮崎正弘（みやざき・まさひろ）
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