国家の「正当な暴力」の行使としての死刑と戦争 弁護士安田好弘による明快な批判

2007-06-30 | 死刑/重刑/生命犯
http://www.jca.apc.org/gendai/20-21/2007/kokkano.html  太田昌国 『派兵チェック』176号(2007年5月15日発行)掲載   最近はプルーストの作品の翻訳に没頭していたフランス文学者の鈴木道彦が、彼自身が 民族問題に関わる発言と行動を積極的に行なった1960年代の回想録を書いた。  題して『越境の時――1960年代と在日』(集 . . . 本文を読む

安田弁護士「うそで起訴事実が覆せるほど、法廷は甘くない」(光市母子殺害事件)

2007-06-29 | 光市母子殺害事件
http://www.k4.dion.ne.jp/~yuko-k/kiyotaka/colum10-yasuda.htm 「復讐(ふくしゅう)したいという遺族の気持ちは分かる。だが、復讐が社会の安全を維持しないという視点から近代刑事裁判は出発した。もし、復讐という考えを認めれば殺し合いしか残らない」 裁判を死刑廃止運動に利用しているという批判もあった。「死刑廃止を法廷で考えているとしたら弁護士失 . . . 本文を読む

ピアノ 久しぶりの県図書館 白壁

2007-06-28 | 日録
 このところ疲れ気味でもあり、ピアノのレッスンはお休みしようと決めて昨夜床に就いた。楽しみにしていたKさんとの約束も、取りやめた。  朝、早く目覚めてしまった。頑張ってレッスンに。一度弾き終ると、先生がびっくりして「変わりましたね! 何か、良い感化を受けられましたね」。ダン・タイ・ソンの話題になった。やさしく小さく弾く。これを私は凡ての曲に、そのように弾いてゆこうと思う。どのように弾いていいのか . . . 本文を読む

光市母子殺害事件 差し戻し審 元少年、女児への殺意も否認 広島高裁(楢崎康英裁判長) 2007/6/27

2007-06-27 | 光市母子殺害事件
<光母子殺害公判>夕夏ちゃんへの殺意を否認  (毎日新聞 - 06月27日 12:17)  山口県光市で99年に母子を殺害したとして、殺人や強姦(ごうかん)致死罪などに問われた当時18歳の元少年(26)の差し戻し審の集中審理2日目が27日、広島高裁(楢崎康英裁判長)であった。弁護側の被告人質問で元少年は、赤ちゃんの首を絞めた認識について「ありません」と述べ殺意を否認した。 1、2審判決に . . . 本文を読む

元裁判官、再審求め上申書 袴田事件の死刑判決に関与

2007-06-26 | 死刑/重刑/生命犯
資料を手に、再審請求の経緯を説明する熊本典道元裁判官(中)=25日午前、東京・霞が関の司法クラブで 2007年6月25日 中日新聞夕刊 静岡県清水市(現静岡市清水区)で一九六六年、みそ製造会社の専務一家四人を殺害したとして死刑判決を受けた元プロボクサー袴田巌死刑囚(71)が再審請求している「袴田事件」で、一審の静岡地裁で死刑判決に関与した元裁判官の熊本典道さん(69)が、再審の開始を求め . . . 本文を読む

光市母子殺害事件差戻し審、明日。

2007-06-25 | 光市母子殺害事件
〈来栖のつぶやき〉 明日から3日連続で広島高裁において光市母子殺害事件の公判が開かれる。今日は、ショパンのCDを聴いて過ごした。そして先日ダン・タイ・ソンの演奏に教えられたように、やさしくP、PPで弾いてみる。心がやさしくなる。これが大きな救いだ。 最高裁弁論要旨の内容を「弁護人の捏造」と云う法曹人もいる。安田さんに対する私個人の気持ちも、一枚岩ではない。弟藤原清孝の死刑執行に際し、安田さんからの . . . 本文を読む

山口光市母子殺害事件 弁護士に対する懲戒請求と不法行為の成否

2007-06-25 | 光市母子殺害事件
(春霞さんへの拙コメントと、お返事) ゆうこさん:2007/06/23(土) 21:47:55へのお返事. >「儀式」「懲戒請求」など、随分と世間で騒がれたことだったのですね。知らずにいました。安田さんがテレビにお出になったのでしょうか。  騒ぎになっているのは、ネット上ですね。「懲戒請求殺到に対する弁護士のアピール」という記事も、ごく一部の新聞だけで、テレビ報道もなく、世間で騒ぎにな . . . 本文を読む

光市母子殺害事件 第三者である者たちには、センセーショナリズムに堕さない冷静さが必要である

2007-06-22 | 日録
 事後になって礼を失したが、http://www.k4.dion.ne.jp/~yuko-k/kiyotaka/colum10-yasuda.htmに「弁護士のあり方を通して見る日本と世界の現状 」を掲載につき、太田昌国さんに許諾を申し出た。快諾とともに「この問題については、今後も折に触れ、書くつもりです」とのメッセージがあった。  「この問題」について、私も他人事ながら(他人事なのに . . . 本文を読む

被害者参加来年から 改正刑訴法 刑事裁判で損賠請求も

2007-06-21 | 裁判員裁判/被害者参加/強制起訴
6月21日8時0分配信 産経新聞  犯罪被害者・遺族が刑事裁判の法廷で、加害者(被告)に対して直接質問などができる「被害者参加」制度の導入を盛り込んだ刑事訴訟法改正案が20日、参院本会議で可決、成立した。刑事裁判の法廷で民事上の損害賠償も請求できる「付帯私訴」制度の導入も盛り込まれた。平成20年中に施行される。  一般国民が刑事裁判の審理に参加する裁判員制度が21年5月までに導入される。先行し . . . 本文を読む

月下美人、咲いた。 巧い落合監督の作戦。 アレックス、広島へ。

2007-06-20 | 日録
 一昨日夜も、一輪、別の木に咲いたのに気づかなかった。誰にも愛でられることなく、終わった。今日は、朝から「今夜、咲くね」と、家族で、待った。7時過ぎから開き始めた。開くにつれ、気高い香りが周囲いっぱいに広がる。清浄無垢な白い花。 -----------------------  立浪がバッターボックスに立った。ふと横を見ると、タイロン・ウッズがバットを振っている。「あ、ウッズ、今日は出場で . . . 本文を読む

山口光市母子殺害事件  被害者の感情に全面的に依拠するという安易なワイドショーの規範

2007-06-20 | 光市母子殺害事件
弁護士のあり方を通して見る日本と世界の現状  太田昌国    いつもならその発言には笑えて、性格的にも愛すべきキャラクターにも思える映画監督・井筒和幸の物言いが、そのときは、掃いて捨てるほどいるつまらぬコメンテーター並みに堕した。 4月23日、徳光が司会する日本テレビ「ザ・サンデー」における発言である。番組予告欄で見て気になって、携帯ラジオの音声モードで声だけを聞いてい . . . 本文を読む

ダン・タイ・ソンのショパン

2007-06-18 | 日録
 ショパンのノクターン№20。ダン・タイ・ソンを真似て優しくやさしく弾いてみたところ、びっくるするほど私自身の気持ちが優しく柔和になった。夢中で何度も繰り返した。昨日のダン・タイ・ソンの演奏が私のなかに消えずにあって、胸がときめいてならない。偉大な演奏家の演奏というものは、言葉なくして奏法を教えてくれる。こういうふうに弾けば良いんだよ、と明らかにしてくれた。弾きながら、自分の手であって、そうでない . . . 本文を読む