鶴亀万年

元素周期研究会総帥の亀けんじがおおくりする、あまり役に立たないお知らせや気まぐれな情報が連日満載!

燐寸主義:雪印

2012-02-27 01:32:30 | Weblog

 雪印と申しましても乳製品からのスピンオフ商品とかそういうことではありません。これもかなり昔入手したものですが現在も売っております。やっぱり新潟方面ではポピュラーな名柄のようです。しかし、雪印というブランドはありますが新潟燐寸はすでにないようで、現在は新潟空港の近くにあるマテラルという会社が手がけております。
 かなり目立つ色づかいですが、これもやっぱり赤、黄、紺の3色印刷。デザイン次第なんですね。とくに凝ったデザインではありませんが、はっきりとした色づかいで好感が持てます。新潟市内には、これと同じデザインの大きな金属製の看板も存在しているようです。オロナミンCとか蚊取り線香の看板みたいに、販売店の店頭とか板塀とかに打ち付けてあったりするあれですね。

元素周期『マンガで覚える元素周期』カルシウム

2012-02-26 13:36:25 | Weblog

 本日の元素はカルシウム。カルシウムというと元素というよりは栄養素という感じですが、単体ではメタル。金属元素なんですよ。意外ですね。ただ、身近なところでは化合物の方が多いので、牛乳とか骨とか石灰石とか、そういうイメージの方が強いですね。
 そうそう、石灰といえばカルシウムを含むものの代表のようなものですがこれを英語でLIMEと申します。柑橘類のライムとつづりも読みも同じなんですが、場末のスナックの人気名称「ライムライト」あるいは「来夢来人」のライムはこっちの、石灰のライムなんですよ。どうせもともとはチャップリンの映画のタイトルなんですが、ライムライトというのは19世紀に劇場で使われた照明器具の名前。石灰石に炎を吹き付けると白熱するという性質を利用したものなのでありますね。これはしかし19世紀の中ごろに発明されて、電気が普及するまでの20年間くらいだけ使われたものなんだそうです。その後はだからスポットライトね。社会的に注目されることを「スポットライトを浴びる」なんぞと申しますが、電気が普及するまでは同じ意味で「ライムライトを浴びる」という言葉もあったそうな。
 今回のマンガはじつはなかなか示唆に富んでおりますですよ。ドクロは恐怖や死の象徴でありながら誰しもその体内に必ず1個持っているということで、科学的なものの見方とか自分自身と向き合う視点とかを示しているわけでありますでございます。受け売りだけどね。

燐寸主義:太鼓獅子印

2012-02-23 19:35:14 | Weblog

 本日は中外燐寸の太鼓獅子印です。たしかこの意匠自体は明治時代からあるもので、絵柄としては有名なものです。なかなか銅版画みたいで重厚ですね。太鼓の皮を社名の中央部分の上に無理やりもってきたので、絵的にちょっと歪んでいますが全体としてはとても力強い仕上がり。インクののりもよいですね。太鼓獅子の文字が燐寸っぽい隷書体とかでなく、教科書体というところもなんか上品。この燐寸には現行品もありますが、残念ながらイラストを色分解したようなつまらない絵になっておりまして、本品はかなりのレアものと申せましょう。
 黄色が薄いせいもあって、赤いところがマゼンダっぽい色になっており、ほかにはない独特な感じがします。これも悪くないのですが、どうせなら黄色を濃くして、社名とかイラストに白抜き部分をつくるともっとメリハリのきいた華やかな感じになったはずなのですが、そのあたりがちょっと残念。

元素周期『マンガで覚える元素周期』リチウム

2012-02-22 23:48:23 | Weblog

 今どきの人気ナンバーワンな元素といえばこのリチウムでしょうね。金属最軽量のレアメタルです。なにしろ密度が0.53というのは驚異的です。原子番号は3ですから水素、ヘリウムに次ぐ元素。しかも金属というのはむしろユニークですね。宇宙が誕生して間もないころにできた元素でもあります。構造的に見ると、水素は陽子と電子が各1個、ヘリウムは陽子と中性子と電子が各2個、そしてリチウムはそれぞれが各3個というわけで、ガスのヘリウムと比べると陽子と中性子と電子が1個ずつ多いだけの違いでしかないんですね。それなのにこんなに違うのはなぜなんでしょうね。
 そんなリチウムでありますが、電池の材料として携帯電話から自動車、家庭用の蓄電池までと大活躍。海水からも微量採取できるのでとりあえず枯渇の心配がないのもありがたい。南米ボリビアのウユニ湖という塩湖に地球の埋蔵量の半分くらいがあるといわれておりますが、ウユニ湖というのは有名な観光名所でもありましてたいへん美しいところだそうですね。
 マンガのネタは本を書き始めたころに考えたうちのひとつですが、キャラはこれ携帯電話の電池ですね。あんまり深く考えておりません。でもネタはけっこう気に入っておりまして、結論としてリチウムはいいやつなんですね。売れっ子のピン芸人なんですが売れてはいるけどけっして驕りすぎることがないという。育ちがいいんです。

燐寸主義:姫路富士印

2012-02-21 00:54:49 | Weblog

 姫路富士と呼ばれる山はないようですが、姫路市には播磨富士と呼ばれる山がありまして今回の絵柄はどうやらそれらしい。またの名播磨富士は明神山という標高667.9メートルの山。登山客の多い、地元ではけっこう有名な山のようです。市街地の近くにあり、冠雪することもなさそうだし火山でもないですが、この富士山にしてはちょっととんがったたたずまいが実はよく似ております。
 赤い箱はよくありますが、正円のリングというのはあまり見かけませんね。この燐寸もいつどこで手に入れたものやらさっぱり記憶がありません。ちゃんと取得データを記録しておかないといけないですね。しかしまあ三十年も経ってからあらためて見直すことになるとは思ってもみませんでしたからしょうがない。山本燐寸という会社も現在は存在しないようで、見つかりませんでした。