亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

黄色い帽子

2024-05-15 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は一日雲一つない日だった。

今日の空はどんよりと曇っている。

今年最後のタケノコ掘り?に行ってきた。

数本のあまりよろしくない収穫があった。

「お店ではこんなタケノコが出ているのよ。こうてゆく人いるのかね」

と家内が言う。

 

昨日の朝刊に凄い文学作品?が出ていた。

 そこへ一陣の風が吹いた。あっ。女子児童の黄色い帽子が宙に飛び、クルクル回って車道の真ん中に。混雑した国道左右計4車線を急ぐ車が一斉に止まった。

 仰向けの帽子はゆらゆらしている。(動くなよー)。見つめる皆が念じる中、手を挙げて道路に出た先生が帽子を拾って戻るのに成功した。女の子がほっとした表情で道路の方に向き頭を下げると、級友たちもそろってペコリ。再び車が動き出した。前より皆がゆっくりモードになっていた。

地方紙だが一面のコラム。当紙でもトップクラスの記事が書ける記者が書いているのだろうが。それにしても素晴らしい。補足する所はどこにもない。

いつも思うのだが、新聞記者っていうのは凄く文学作品を読み込んでいるんだなと感心する。

 

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