亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

今回のお稽古は「養老」でした。

2022-10-20 | 能楽
美濃の国に不思議な泉が湧くという。それを聞きつけた雄略天皇が勅使を送りました。

「長生の家にこそ・・・」おめでたい席で謡われる小謡(こうたい)の部分です。
美濃の国で樵(きこり)の息子がこの水を掬って飲んだところ、たちまち疲れが癒えたという。
そこで両親を連れていって飲ませた所、年老いた父母は忽ち若返ったという。
美濃の国本栖の郡(こおり)とは今の岐阜県にあり、観光地になっているらしい。
一度行ってみたいと思っていたが、機会がなかった。
雄略天皇とは5世紀末の天皇で、名を大長谷(おおはせ)の命といって自分の兄弟やいとこを殺したという乱暴な天皇で朝鮮まで攻め上ったことがあるそうだがうまくいかなかったらしい。

新しく入ってくる人はおらず、老人ばかり。体が弱ってこれなくなったり,亡くなったりでだんだん数が減っていく。今回も参加したのは4人だけだった。
先生の謝礼代はどうなっているのか。半ばボランティアのようになっている。
張り合いがないだろう。
 個人的に習うと5、6千円はかかり、それも一回15分ぐらいしか指導してもらえないらしい。よほど記憶力がないと習えない。それも金沢での話で東京へ行くと万のお金がかかるという。
それを1回300円で1時間半、教えてもらっている。
そんな習い事があるだろうか。加賀宝生の金沢ならでの話。
ついていける生徒さんはおらず、ただ先生の口真似をしているだけです。

老人施設の掲示板にこんな写真が載っていた。
それはどこで撮ったのか探すのに苦労をした。
ケガが癒えてやっとここまで来られるようになった。往復3.5キロぐらい歩きます。

コメント (1)
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