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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

乃木坂「ハルジオン」オリコン初動70万枚を窺う勢い、欅坂「サイマジョ」Billboard初登場23位 [24Mar16]

2016-03-24 20:00:00 | 芸能
永島聖羅、3月30日(水)夜のFMラジオ番組をもって、乃木坂メンバーとしての仕事がすべて終了

3月30日(水) 21 : 30 ~ @FM『メガネ赤札堂presents 乃木坂46永島聖羅のデリシャス・ミュージック』
@FMの番組公式サイト

永島聖羅の公式ブログ
[名古屋卒業ライブの前々日] 2016/03/17_22:54
「デリシャス、舞台☆永島聖羅 ☆*713」
[ライブの前日夜] 2016/03/18_23:54
「ライブがはじまる☆永島聖羅 ☆*714」
[ライブ1日目終了後] 2016/03/20_00:12
「明日でラスト☆永島聖羅☆* 715」
[ライブ2日目終了後] 2016/03/21_11:00
「卒業☆永島聖羅☆*716」

# 永島聖羅に関する当ブログの記事は、本文の「関連記事」後に、リンク付きでまとめて掲載しています


乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

次の日曜まで、井上小百合と樋口日奈の出演舞台
03月17日(木) ~ 27日(日) [舞台]「【最終章】學蘭歌劇『帝一の國』―血戦のラストダンス―」in 東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo。井上小百合と樋口日奈がWキャスト方式によりヒロイン「白鳥美美子」役で出演。11日間、17公演。
(上演スケジュール)
03月24日(木) [8日目] 第11公演(井上小百合, 14:00~)&第12公演(井上小百合, 19:00~)
03月25日(金) [9日目] 第13公演(樋口日奈, 19:00~)
03月26日(土) [10日目] 第14公演(樋口日奈, 13:00~)&第15公演(樋口日奈, 18:00~)
03月27日(日) [11日目千秋楽] 第16公演(井上小百合, 13:00~)&第17公演(井上小百合, 18:00~)

今週土曜深夜、乃木坂が出演した大型音楽祭の録画放送
03月26日(土) 25 : 53 ~ [地デ] TBS『COUNTDOWN TV SPECIAL FES』。乃木坂と欅坂が3月11日(金)に登場したフェスの模様を放送。

今週日曜夜、乃木坂メンバーによるラジオ番組
03月27日(日) 20 : 30 ~ 21 : 00 [AM] 文化放送『乃木坂の「の」』。佐々木琴子と松村沙友理が出演。当然、アニメの話題が中心(笑)。二人トーク形式は、今回が最後とのこと。また、次回から、放送開始が日曜18:00からと、2時間半早くなります。
03月27日(日) 20 : 05 ~ 23 : 00 [AM_生放送] NHKラジオ第1「らじらー!SUNDAY」が、中元日芽香MCの乃木坂回。橋本奈々未が出演。


4月からスタートする新番組と放送時間変更の番組

ラジオ新番組!2016年3月30日(水)より
[AM_生放送] 毎週水曜 27 : 00 ~ 28 : 30 ニッポン放送オールナイトニッポン0 (ZERO)
新内眞衣がパーソナリティを務めるラジオ番組。この時間帯でなんと生放送!番組に備えて、まいちゅんは引っ越しまで行ったそうです。本当に、ご苦労様です。

テレビ新番組!2016年4月2日(土)より
[地デ] 毎週土曜 9 : 55 ~ 10 : 25 フジテレビライオンのグータッチ
西野七瀬が佐藤隆太、博多大吉とMCを務めるバラエティ番組。ある分野に打ち込みながら、なかなか結果の出ない子どもたちのもとへ、エキスパートである「グータッチコーチ」を派遣して指導、夢への努力を応援。

ラジオ新番組!2016年4月2日(土)より
[FM] 毎週土曜日24 : 30 ~ 25 : 00 TOKYO FMエバンジェリストスクール!
IT業界の「エバンジェリスト」(伝道者、使徒)、西脇資哲氏が「明日から使えるビジネススキルを伝授する」番組だそうで、若月佑美がアシスタントとして出演。何だかよく分かりませんが、若様に向いている気がします(笑)。

ラジオ放送時間変更!おそらく2016年4月3日(日)より
[AM] 毎週日曜 20 : 30 ~ 21 : 00 (3月まで) → 18 : 00 ~ 18 : 30 (4月から) 文化放送乃木坂の「の」
乃木坂のラジオにおける冠番組。メンバーが2~3人ずつ出演。


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb~]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov~'16Jan]
乃木坂公式サイトの「スケジュール」



======== 追加文章 ======
この記事を投稿した直後、オリコンデイリーの公式サイトが更新され、2日目は何と11.4万枚であることが判明しました。

その結果、初動は70万枚を越えることが確実となりました。

従って、この記事で、オリコン初動を推測する部分は、あまり意味がないのですが、そのまま変えずに置いておきます。

タイトルも変更した方が良いかもしれないけど、まあ、その時、こう考えていたという一つの記録なので、思い出に残しておきます(笑)。
====================


乃木坂の14枚目「ハルジオンが咲く頃」は、3月22日付オリコンデイリーにおいて、59.1万枚の1位でした。

オリコン週間ランキングでの第1週売り上げ、すなわち初動が何枚かを考えるとき、以下の表が参考になると思います。

(表1) 過去3作のオリコン初日から第1週(初動)への積み上げ枚数

凡例
シングル番号 : 初日売り上げ枚数 =(+積み上げ枚数)=> 初動売り上げ枚数 [店頭販売第1週の売り上げ枚数; 店頭販売された盤種] タイトル名

# 枚数はすべて万枚単位で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「セブン盤」はセブンイレブン盤の意

11枚目 : 初日42.2 =(+07.8)=> 初動50.0 [店頭15.0; 初回盤3種, 通常盤1種] 命は美しい
12枚目 : 初日48.2 =(+12.8)=> 初動60.9 [店頭19.5; 初回盤3種, セブン盤1種, 通常盤1種] 太陽ノック
13枚目 : 初日53.4 =(+09.3)=> 初動62.7 [店頭17.1; 初回盤3種, アニメ盤1種, 通常盤1種] 今、話したい誰かがいる
14枚目 : 初日59.1 =(+???)=> 初動??? [店頭???; 初回盤4種, 通常盤1種] ハルジオンが咲く頃


初日から初動への積み上げは、店頭販売第1週セールスの勢いが反映される傾向があります。

例えば、「太陽ノック」は、初回限定盤3種と通常盤1種に加えて、セブンイレブン盤を1種リリースしています。

このセブン盤は、「羽根の記憶」という曲がMVと一緒に収録され、しかも、特別ライブの参加券が封入されており、乃木坂史上最強レベルの特典付きCDと言っていい(笑)。

そのため、店頭販売は、19.5万枚という、歴代最高をマークして、初日から初動への積み上げも、12.8万枚に達しています。


「ハルジオンが咲く頃」は、楽曲MVと個人PVが収録された初回限定盤を、従来より1種多くリリースしています。

ライブ券の入ったセブン盤ほどのパンチはなくとも、魅力的な映像コンテンツが入っているので、店頭セールスは、13枚目以上、12枚目以下あたりを考えるのが妥当で、そうなると、初日から初動への積み上げも、9.3万枚以上、12.8万枚以下の数字になる。

もし、10万枚の積み上げなら、14枚目初動は69万枚を越えてきます。


ここまで行ったら、キリの良い数字ということで、運営が70万枚を狙ってもおかしくない(笑)。

というのも、今日から明日に掛けて行われる個別握手会第11次応募の売り上げ分を、急ピッチで発送して今週中に流し込めば、数万枚のアップは無理でも、数千枚なら、何とかなるかもしれない。

ただ、14枚目個別握手会は、第9次応募終了時点で完売率が87%に達し、枚数ベースだと推定99%なので、第11次応募分に大きな枚数の「援軍」は、ちょっと期待出来ない気がします。


結局、過去の積み上げ枚数からみて、14枚目初動が60万台後半に入って、70万枚に迫るのは確実ですが、70万枚を突破するかどうかは、店頭販売次第という感じでしょうか。

前々回の記事に書いた通り、私の初動予想は67万枚だったので、それを少し越えるあたりが、現在の状況だと思います。

サウンドスキャンが、盤種ごとの店頭セールスを発表しなくなったので、来週、オリコン初動が判明しても、今までのように、個別握手会分を計算して、CDセールス全体を分析することは出来ません。

従って、初動からは、封入特典に対する人気総量を大まかに推察出来るだけで、数字に注目する「うま味」は薄いのですが、一応、新作にまつわるデータの一つとして、挙げておきます。


「ハルジオンが咲く頃」のCDが発売され、それに伴って、様々な数字が出て来ています。

今日は、それらを眺めながら、新曲がどの程度ヒットしそうか考えてみます。

まずは、23日(水)にネット配信が開始された、収録曲について、iTunes Store のトップソングを。

23日(水)の0時から、収録7曲を一つにまとめたアルバム「ハルジオンが咲く頃 Special Edition」として配信が始まったようで、以下の表は、約1日後の順位を示しています。

比較のため、前作「今、話したい誰かがいる」収録6曲の同じ時間帯における順位を載せておきます。

(表2) 「ハルジオンが咲く頃」と「今、話したい誰かがいる」に収録された曲の iTunes Store トップソングの配信1日後ランキング

凡例
[順位] 曲名
#PCより200位以内のランキングをチェック

2016年03月23日(水)00:00より配信スタート
# 収録7曲をパックしたアルバム「ハルジオンが咲く頃 Special Edition」
# CD発売は2016年03月23日(水)

2016/03/23(水) 23:00
[005] ハルジオンが咲く頃
[025] 釣り堀
[027] 急斜面
[036] 不等号
[039] 強がる蕾
[044] 憂鬱と風船ガム
[096] 遙かなるブータン

2016年10月21日(水)00:00より配信スタート
# 収録6曲をパックしたアルバム「今、話したい誰かがいる Special Edition」
# CD発売は2015年10月28日(水)

2015/10/21(水) 23:55
[008] 今、話したい誰かがいる
[017] 悲しみの忘れ方
[042] ポピパッパパー
[096] 嫉妬の権利
[106] 隙間
[182] 大人への近道


「今、話したい誰かがいる」は、CDリリースの1週間前にネット配信が始まったので、少し順位が低い傾向はありますが、まあ、今作は、前作とほぼ同じレベルのスタートダッシュを切ったと言えるんじゃないでしょうか。

ただ、ヒット指標として重要なのは、スタートダッシュ以上に、どれくらいの期間、上位に留まっているかです。

(表3) 13枚目表題曲「今、話したい誰かがいる」の iTunes Store トップソング上位ランクイン日数

「今、話したい誰かがいる」配信開始後53日間調査
[10位以内] 09日 {最高4位}
[20位以内] 15日
[30位以内] 21日

「ハルジオンが咲く頃」配信開始後2日時点
[10位以内] 02日 {最高3位}
[20位以内] 02日
[30位以内] 02日


「今、話したい誰かがいる」は、配信開始から連続で9日間トップ10に入り、20位以内は連続15日間、30位以内は連続21日という成績でした。

そして、配信スタートの3日から4日後に最高となる4位をマークしています。

これは、AKB48や「支店」と比べると、かなり好調な推移で、女性アイドルとしては、相当にハイレベルな数字だと思います。


しかし、最近の乃木坂シングル表題曲は、配信が始まると、すぐにベスト5にランクインするものの、その後、急速に順位を下げる傾向があります。

おそらく、もともとグループに関心のある人が、一斉にダウンロードして、それが一通り終わると、楽曲そのものに惹かれる層が薄いため、ダウンロードが続かず、関心が収まってしまうのだと思います。

アイドルの典型的な楽曲人気変遷ですが、やはり、ヒットを飛ばすためには、グループだけでなく、歌の魅力で新規ファンを獲得することが必要です。


例えば、西野カナ「トリセツ」は、昨年の9月9日(水)発売なのに、未だにトップソングの20位以内にランクインしており、明らかにヒットしています。

また、乃木坂と同じく、昨年、NHK紅白歌合戦への初出場を果たした星野源は、大晦日に披露した「SUN」が、正月からトップソングの上位に入り、現在でも、20位以内に名前を載せている。

さらに、AKB48は、「恋するフォーチュンクッキー」や「365日の紙飛行機」など、長期に渡って上位に留まる曲を、ときどきリリースしています。

こういった曲が存在するため、AKB48は、人気が低落傾向にありながら、音楽業界において、一定の存在感を保っているのだと思います。


14枚目「ハルジオンが咲く頃」は、オリコン初動が70万枚に迫り、13枚目「今、話したい誰かがいる」のそれを5万枚以上越える勢いですが、iTunes Store トップソングにおける上位ランクイン日数が前作と変わらなければ、圧倒的なCDセールスが、収録楽曲の魅力ではなく、握手会人気によるものだと、かえって強調することになる。

確かに、CDの売り上げ枚数は、シングル毎に伸びているけど、ダウンロードによるネット配信を見る限り、楽曲人気は、2014年末から、ほぼ横ばいに近い印象があります。

音楽CDの全体セールスが縮小傾向にあり、一方、ダウンロードやストリーミングによるネット配信が、ますます利用者を増やす中、乃木坂が音楽グループとして、坂を上っているかどうかを判断する指標を、どこに求めるべきかは、明らかじゃないでしょうか。


こういった発想から、「ハルジオンが咲く頃」のトップソング順位は、「今、話したい誰かがいる」と同じく、1ヶ月以上に渡って追跡していくつもりです。

個人的には、最高順位はともかく、20以内へのランクインを、30日は続けて欲しいと、密かに願っています(笑)。

それが実現すれば、おそらく、私が書く以前に、どこかで取り上げられて、ニュースになると思いますが、乃木坂は、明らかに楽曲人気において「坂を上っている」と、自信を持って主張出来るので。


次は、最新の「Billboard JAPAN Hot100」です。

(表4) Billboard JAPAN Hot100 における「君はメロディー」「ハルジオンが咲く頃」「サイレントマジョリティー」の順位推移

#「総合」は総合順位
# 各項目の意味は以下
A : ストリーミング数
B : ラジオ放送回数
C : PCによる読み取り回数
D : ツイート数
E : 動画再生回数
# 最後の(回)はランクイン回数
# 青色の日付はCD発売週を表す
# MVの公開日部分をクリックするとYouTubeにアップされた公式MVを観ることが出来ます。いきなり動画が始まるので、音声などにご注意下さい

「君はメロディー」AKB48 (03/09発売)
02月22日付(02/08~02/14) (総合)65位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]05位 [E]--- (1回)
02月29日付(02/15~02/21) (総合)--- [A]--- [B]--- [C]--- [D]--- [E]--- (1回)
03月07日付(02/22~02/28) (総合)78位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]10位 [E]--- (2回)
03月14日付(02/29~03/06) (総合)63位 [A]--- [B]23位 [C]--- [D]15位 [E]--- (3回)
03月21日付(03/07~03/13) (総合)01位 [A]01位 [B]14位 [C]01位 [D]03位 [E]--- (4回)
03月28日付(03/14~03/20) (総合)06位 [A]07位 [B]11位 [C]03位 [D]21位 [E]--- (5回)
# MV(Short Ver.)公開は02/12

「ハルジオンが咲く頃」乃木坂46 (03/23発売)
03月07日付(02/22~02/28) (総合)20位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]02位 [E]--- (1回)
03月14日付(02/29~03/06) (総合)23位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]04位 [E]27位 (2回)
03月21日付(03/07~03/13) (総合)45位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]13位 [E]32位 (3回)
03月28日付(03/14~03/20) (総合)42位 [A]--- [B]39位 [C]--- [D]11位 [E]47位 (4回)
# MV(Full Ver.)公開は03/01から03/22(23:59)まで

「サイレントマジョリティー」欅坂46 (04/06発売)
03月21日付(03/07~03/13) (総合)--- [A]--- [B]--- [C]--- [D]19位 [E]--- (---)
03月28日付(03/14~03/20) (総合)23位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]02位 [E]12位 (1回)
# MV(Full Ver.)公開は03/15から04/05(23:59)まで


AKB48の43枚目表題曲「君はメロディー」は、CDがリリースされた先週の総合1位から、3月28日付である今週は6位にダウン。

項目別で見ると、「ツイート数」(D)が21位と大きく後退したことが、総合順位を下げた要因として、とくに気になります。

一方、「ハルジオンが咲く頃」は、CD発売を翌週に控えた3月28日付で、「ラジオ放送回数」(B)がようやく39位に入りました。

メンバーが出演するラジオ番組は、結構な数に上っている筈ですが、ラジオ全体としては、リスナーからのリクエスト数が少ないのか、毎シングル、この項目が非常に弱いです。

新内眞衣が、来週から、『オールナイトニッポン0 (ZERO)』の水曜パーソナリティを務めるそうで、ラジオがウィークポイントになっている感のある乃木坂にとって、ドンピシャのタイムリーな起用だと思います。

深夜3時から始まるのに、なんと生放送らしく(笑)、まいちゅんは、番組に備えて引っ越しまでしたそうです。

OL兼任アイドルの上に、深夜ラジオのパーソナリティまで兼任するわけで、大変だと思いますが、ラジオ人気の向上は乃木坂の重要な課題なので、体調に気をつけて、頑張って欲しいです。

リスナーとして聴くのも、相当に大変ですが(笑)。


ただ、「ハルジオンが咲く頃」に関しては、「MV再生回数」(E)が、3月14日付で27位、21日付が32位、28日は47位と、発売日が近づくにつれて順位を下げていて、低調な推移が、「ラジオ放送回数」以上に気になります。

また、「ツイート数」が、発売週を直前に控えて、11位とあまり奮わない。

欅坂46の「サイレントマジョリティー」は、同じ週に、「ツイート数」が2位、「MV再生回数」が12位と好調で、総合順位23位で、初めてのHot100入りを果たしている。

「ハルジオンが咲く頃」の総合順位は42位なので、乃木坂は、14枚目発売の直前週において、欅坂に圧倒される形になっています。


乃木坂の「ツイート数」に勢いがないのは、選抜の固定化が大きく影響していると思います。

シングル毎に、選抜メンバーを発表するのは、それによって注目を集め、新曲プロモーションに弾みをつけることが、一つの目的の筈です。

ところが、最近の選抜は、発表の前から、ほとんど構成メンバーと配置列が分かっているので、話題性に乏しく、ファンですら、発表回の『乃木坂工事中』を見る気にならない状況に陥ってしまっている。


その結果、「意外だったね、今回の選抜」「新しく入ったメンバーはMVでどんな役なんだろう」とったツイートが少なくなるのは当然です。

そして、選抜の中味がネットで盛り上がらなければ、彼女たちが担当する表題曲は、パフォーマンスも、MVも、関心度が下がってしまう。

「ハルジオンが咲く頃」の Billboard Hot100 ランキングは、乃木坂の選抜固定化が、いかに楽曲セールスに冷や水を浴びせているかを、明快に示していると思います。

せめて、選抜1回の中元日芽香だけでも、14thに入っていれば、衛藤美彩の初選抜と同じく、ひめたんの苦労が実ったシングルとして、ファンがもっと盛り上がって、「ツイート数」「MV再生回数」ともに、違った数字になった可能性がある。


何も変えなかった乃木坂が、無からいきなり形を取って現れた欅坂に、注目を全部持って行かれたとしても、何の不思議もありません。

乃木坂が欅坂に抜かれてしまった最新の Billboard Hot100 は、まさに、危惧していた通りのことが、そのまま目の前で起こっているのを、まざまざと見せられている気分です。

CDセールスの数字ばかりに目を奪われていると、知らない間に、乃木坂の存在感が低下していくかもしれません。

少なくとも先週、「ハルジオンが咲く頃」より、「サイレントマジョリティー」の方が、人々の話題になったのは、間違いないようです。

15枚目において、選抜固定化が変わらなければ、さらに乃木坂への関心が薄れていく危険がある。

CDセールスを極端に重視する姿勢は、本当に改めて欲しいですね。


最後に、「ハルジオンが咲く頃」のテレビ披露の状況をまとめておきました。

(表5) 「ハルジオンが咲く頃」が披露された番組とその演奏時間

[凡例]
『コンサートや番組の名称』
演奏時間 = 「曲名」
放送された日付とメディア名

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間
#「3 : 10」は3分10秒を表す
#「Pf」は歌とダンスのパフォーマンスを担当したメンバー

[テレビで放映された音楽番組]
02月26日(金) [地デジ_生放送] テレビ朝日
『MUSIC STATION』
2 : 30 =「ハルジオンが咲く頃」
Pf : 14th選抜

03月12日(土) [地デジ_生放送] NHK総合
『震災から5年"明日へ"コンサート』in 福島県會津風雅堂
2 : 27 =「悲しみの忘れ方」
Pf : 12th選抜(センター生駒里奈)
(1列目) 生田←川村
(2列目) 若月←寺田、秋元←和田
(3列目) 松村←相楽、井上←能條

03月13日(日) [地デ] NHK総合
『MUSIC JAPAN』in NHKホール
2 : 30 =「ハルジオンが咲く頃」

03月23日(水) [地デ] 日テレ
『スッキリ!!』
2 : 30 =「ハルジオンが咲く頃」


日テレ『スッキリ!!』は、朝の情報ワイドショーで、こういった番組において、一部抜粋のVTRではなく、スタジオでメンバーがパフォーマンスするのは、初めてじゃないでしょうか。

CDリリース前の地上波テレビを介したメディア露出が、MステとMJしかなく、プロモーションが弱いと考えて、急遽、出演させて貰ったのかもしれません。

ただ、折角の出演だったのに、歌唱は相変わらずほとんど口パクで、もしやと思ってワクワクしながらチェックしたのに、トホホな気持ちになりました(笑)。

いわばスクランブル出演なんだから、こういうときくらい、しっかり生歌で聴きたかった。


14枚目の発売は、楽曲提供が遅れて、本来なら2月上旬だったものが、3月下旬にずれ込んだ節があり、新曲キャンペーンのスケジュールも、誤算が多かった気がします。

何と言っても、3月23日(水)にCDリリースなのに、3月上旬に、グループ全員で3泊4日もグアムに行くなんて、ちょっと考えられない(笑)。

実際、グアムの週は、カップリング曲のラジオにおける初披露ラッシュで、レギュラーMCのメンバーはおろか、代役メンバーもいない状態で、乃木坂の新曲が流れるなんて、あり得ないことが起こっている。

もし、14枚目発売が2月上旬なら、1ヶ月後の3月上旬は、新曲キャンペーンが一段落つき、15枚目の選抜発表にはまだ早いので、まさに、バカンス旅行に最適な時期と言えます(笑)。


14枚目の「サイン会」は6月7日(火)だそうで、従来のパターンを当てはめると、15枚目発売は6月22日(水)あたりが有力です。

但し、14枚目がそうであったように、15枚目も一番の問題は、楽曲がいつ届くかなので、大幅に遅れても驚きません。

固定化する選抜と見通しの立たない新曲スケジュール。

乃木坂を悩ます二つの問題が、明確な姿を見せた、14枚目は、そんなシングルじゃないでしょうか。


ところで、前回記事で、乃木坂はテレビ視聴率を稼ぐ点が弱くて、そのために『NOGIBIGO!』や『初森ベマーズ』の続編がないと書いたんですが、投稿した直後に、4月から『NOGIBIGO!6』がスタートという情報が出回って、ズッコけました。

しばらくヒットの出ていない選手に、解説者が、インパクトのとき体が開き過ぎててと、夢中でしゃべっていたら、そのバッターが、いきなりホームランを打った、その解説者の気分です(笑)。

ただ、シングルすら、今年、何作出せるか分からない中、地上波テレビの冠番組は、やらせて貰えるなら本当に有り難い話で、選抜アンダー関係なく、全員で番組を盛り上げて、乃木坂をアピールして欲しい。

こういうときに、永島聖羅がグループを去るのは痛いけど、最近は、メンバーのバラエティ力が上がったのか、『乃木坂46時間TV』や『乃木坂工事中』など、面白い番組を発信し始めているので、ある程度の数字は出せるんじゃないでしょうか。

結成5年目に入ったこともあるので、これまでとひと味違った、覚醒した乃木坂を期待しています。

『NOGIBIGO!6』に関する詳しい情報は、公式サイトがオープンするなど、本格化してから、ブログに載せる予定です。


(表5)に、3月12日(土)に福島県會津風雅堂で行われたNHK「震災コンサート」の、乃木坂が「悲しみの忘れ方」を歌ったステージを載せたのは、その選抜が非常にフレッシュで印象深かったからです。

川村真洋は、現在のフロントメンバーと違った、派手な華やかさを感じさせる美貌で、ろってぃがいると、花が咲いたように、雰囲気が明るく艶やかになる。

また、能條愛未の美しさも、見慣れた選抜イメージとはやや別方向で、映るたびに、ハッとするインパクトがある。

カメラ目線でニコニコ笑う寺田蘭世には、嬉しさを隠しきれない子どものような無邪気な可愛さがあり、和田まあやと相楽伊織は、若さが弾けていて、チームに勢いを与えている。

乃木坂の選抜は、長らく同じメンバーだったので、いつの間にか、ビジュアルや雰囲気が、大人しい、お嬢様風美人といったイメージに固定されていたのだと思います。

そこに、選抜とは異なる色を持ったアンダーメンバーが入ることで、多彩なイメージがモザイクのように組み合わさって、驚くほど魅力的なチームに変貌していました。


生物種が生き残るため、遺伝子の多様性を追求するように、アイドルグループも、メンバーのシャッフルを止めてしまったら、先はそう長くないと思います。

そして、今の乃木坂には、3期を募集しなくても、様々な魅力を持ったメンバーがたくさんいて、楽曲イメージに合わせて、選抜とアンダーを柔軟に混ぜれば、素晴らしいチームを、シングル毎に見せることが出来るでしょう。

福島県會津風雅堂のステージは、選抜の固定化が、いかに乃木坂を蝕んでいるか、さらに、それを変えるにはどうすれば良いのか、重要なことを幾つも教えてくれている。

しかし、オリコンの数字が右肩上がりであることにこだわっていたら、変えられる筈のものを変えられず、折角のチャンスを逃してしまう。

永島聖羅の卒業は、その典型例ですが、メンバーが、一度、乃木坂を去ったら、どんなに大規模なオーディションを行っても、そのメンバーが持っていた、ビジュアルや雰囲気を補充することは不可能で、乃木坂は、グループを構成していた大事な要素を、永遠に失うことになります。

キラキラ輝く多種多様な石が、たくさんあるのに、毎回毎回、同じ色の石だけを集めて万華鏡を作るのは、つまらない話です。

違う色の宝石を永遠に失う前に、もっと多彩な組み合わせを試行するべきじゃないでしょうか。


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深川麻衣センターは楽曲的工夫が不可欠、乃木坂の音楽を損ねる「序列」主義による統合センター制 [03Feb16]

なぜ西野白石は1列目か?乃木坂の夢が消えていく、14枚目は握手会主義を越える完全固定選抜 [01Feb16#2]

(速報) 乃木坂14th選抜は17人、センター深川、生駒3列目、堀3作ぶり復活、中元30部も悲願ならず [01Feb16]


// 永島聖羅に関する当ブログの主な記事

永島聖羅の涙と笑顔、11th選抜の発表から始まった2015年の長い旅 [19Dec15#2]

永島聖羅のいない乃木坂、らりん卒業を巡るグループの現状と未来 [19Dec15]

11th選抜は序列固定型「超無難」選抜、構想力の欠如が招いた松村沙友理3列目と永島聖羅の涙 [19Jan15]

乃木坂の風 15Feb14 ~ コスプレ感が逆に生きた白石麻衣、一瞬で輝きを見せた永島聖羅 in 仮面ティーチャー

乃木坂の風 09Feb14 ~ 急成長の永島聖羅、緊張する琴子とみり愛、センスを見せた山崎怜奈 in NOGIBINGO!2

乃木坂の風 21Jan14 ~ 8th選抜を予想する(2)、万理華、樋口、永島、中元、星野、熾烈なバック8攻防戦

乃木坂の風 15Jan14 ~ 突っ込まれまくる永島聖羅、強烈ゆったんネタをぶっ込む衛藤美彩 in 「おに魂」

乃木坂の風 12Dec13 ~ 永島聖羅がトークの実力を発揮、bayfm「K・WEST」に伊藤寧々、井上小百合と出演

乃木坂の風 07Dec13 ~ 白石麻衣が好調「温泉宿のぎざか」、永島聖羅は「開運音楽堂」で大暴れ!

乃木坂の風 31Oct13 ~ モー娘。のソチ五輪、AKB48の連続ミリオン、そしてやっぱり永島聖羅は美しい

乃木坂の風 27Oct13 ~ 45人の永島聖羅、「らりんを探せ」が教える乃木坂派の魅力

乃木坂の風 18Jul13 ~ 7th選抜への道、生田絵梨花の思い、永島聖羅の不満にどう答えるか

乃木坂の風 08May13#2 ~ 「プリンシパル」6日目、生田独走、橋本と永島追走、松村長女役獲得

乃木坂の風 05May13 ~ 第二幕出演スコア、生田と高山が同点1位、永島は単独3位、プラス能條の4人が全出演



// 過去の記事を読みたい方へ

2015年9月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Oct15 ~ 関連記事の目次 (02Sep15 ~)

2014年7月 ~ 2015年8月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡11Aug14 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~ 31Aug15)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (11th-)

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (1st-10th, 1stAb)

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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