カエルが楽しく笑う庭

両生類を主体として彼等を取り巻く都会の自然環境と、投稿者のつれづれなる思い

<big>土砂降り雨の夜に</big>

2012-10-31 21:13:54 | アズマヒキガエル
何処からか現れたヒキガエル五匹


Dscn07111028_18Dscn0703Dscn0709_2Dscn0728_310月28日は夜半から可成りの豪雨が降りました。

gore-tex の雨具の上下を着込んでgore-tex の靴を穿いて、行方不明のシマちゃん探しをしました。

カエルさん達は雨が好き。降る前に雨を感じ取って待機している個体も居ます。

「カエル笑む庭」の庭木から下げている気温湿度計が、夕刻の6時半には雨に濡れていました。

LED の懐中電灯の助けで、先ず我が植込みで2匹の妖ちゃんを発見。道路に出て車に轢かれることがないように、保護しました。



Dscn07291028_20_6Dscn0734Dscn073820Dscn072039土砂降り雨の中で、一匹の成蛙が隣家の二段ブロックを懸命に登っていました。

登り着く先は我が家の庭しかありません。去年、我が家の庭から逃亡した個体に違いありません。

もう一匹の子ガエルと一緒にポケットに入れて帰宅し、シマちゃん冬眠用の樽に入れました。

鼻の形が不細工です。こりゃあ~......行方不明だった♂のジミー君ではないかしら?

約一年振りのジミーの成長振りに、驚かされました。

もう一匹の黒っぽい子ガエルの良く肥っていること! 丸々で縦二段腹といったところです。

見たことがない中型蛙が、木を利用してブロック塀を登ろうとしていました。




<big>アズマヒキガエルの赤い赤ちゃん</big>

2012-10-30 20:45:06 | アズマヒキガエル
☆赤い色のカエルさんは暫く振り


Dscn06511018_20_26Dscn0650Dscn0683_231210月18日帰宅後、姿を見せないシマちゃんが心配で隣家の庭先を覗かしてもらいました。

雨に濡れた庭の踏み石に座っていたのが、赤い赤ちゃんヒキガエルでした。

隣家の主婦はカエルが苦手ですから、隣家の庭で見付けられた個体は全て我が家に移すことになっています。

直ぐに洋服のポケットに入れて帰宅し一先ず、用意してある樽に入れました。

樽を登って脱出しようとしている赤ちゃんの仕草の可愛いこと !

撮影ご土の庭に放しました。夜の8時を過ぎていました。

23日の昼過ぎに、我が「カエル笑む庭」で雨に濡れた草葉の蔭にいる赤ちゃんが目に入りました。

隣家にいるカエル達の殆どは、我が家の睡蓮鉢で生まれた個体です。

変態ご子ガエル達は雨に濡れたブロックを登り、低木の葉をジャンプしながら行動範囲を広げます。

雨が降って気温が10℃以上ですと、カエルたちは習性で必ず姿を現わすのです。







<big>落葉樹の秋</big>

2012-10-19 20:47:08 | 美しい自然
☆葉が欠けて行く樹の枝振りは美しい




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Dscn0613夕闇せまる空に咲くような落葉樹の葉の乱舞は、妙に私の気を惹く

無彩色の樹の枝振りは冬の到来を告げるかのよう

強い風が吹くたび弱くなった葉が宙を舞って地上に落ちる

不規則な配列のレース網みたいな隙間模様が鼠色の空を妖しく映し出し

行く当てのない私の幻想を増幅させては打ち砕く音が、無慈悲に両耳をツンザク





<big>第一回かえるアート文化祭 ー続編ー</big>

2012-10-18 16:51:09 | 日本の文化
☆ みんな違って、みんな良い


Dscn05291Dscn0538_2_2Dscn0540_3_2教室の窓の外は道路で、其の先にJRの電車線路が走っています。

窓に、複数の参加者が工夫を凝らして客寄せのためカエル絵や宣伝文の紙を貼付けました。

表から写真を撮り損ないましたが、絵も文も通行人達と電車の乗客達の目にも入ったに違いありません。

写真の真ん中の、机の上の絵は下田から多忙な時間を割いて駆け付けて下さった細密画家OY さんの作品です。

シャボテン公園で動物の細密画展を開催されている多忙な間を縫っての、二日間参加でした。




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Dscn0528_3Dscn0534_3Dscn0640_9布を使った手作りの袋物は、女性だけでなく男性にも大人気でした。必ず欲しくなる袋に出会うのです。

右奥の角の隠れているいるような場所を占めていた女性は、手編みの緑色ベレーを被っていました。帽子の上に赤い目玉が乗っているのが御愛嬌です。

彼女の可愛い絵の小さなシールは購買欲をそそるものでした。
私も二枚買いました。

朝顔の茂みの前にいるのは、小さなカエルさんと小さな人間の女の子。童画のような絵に、いたく惹かれて買い求め暇を見付けては毎日眺め入っている、絵が描けないけれど絵好きな筆者です。





<big>第一回かえるアート文化祭 ー後編ー</big>

2012-10-17 21:13:11 | インポート
☆個性的な絵と商品と個性的な人柄の参加者たち




Dscn0554_boboDscn0531_6Dscn0533才能溢れる若き挿絵画家の照れた表情です。

たったの25歳で卓越した絵画力の持ち主です。彼が描く挿し絵は素晴らしいの一語に尽きます。

作った方と違う方がお店番をしていました。

Vサインをしている女性は、妖精物語りのような雰囲気が漂っていて堪らなく可愛い絵を描かれます。




Dscn0537_4Dscn0536_2Dscn0542_3教室の黒板のチョーク入れに並べられたカエル漫画です。

場所の洒落た使い方に脱帽しました。絵描きさんは imagination とidea に溢れているのですね。

両生類と爬虫類の絵が描かれたアメリカ製の生地を生かした袋物を作る方です。色とりどりの生地柄が美しいです。

将棋の駒にカエルを彫って根付けにすることを考案された方です。サラリーマン風情の落ち着いた方です。

                                 ー 続編に続きます ー


<big>第一回かえるアート文化祭 ー中編ー</big>

2012-10-16 23:29:46 | 日本の文化
☆百蛙撩乱?




百は蛙で花ではありませんが、いわゆる「かえるグッズ」は目を見張らさせられる品物ばかりでした。

カエルの顔形をしたアイマスク、カエルが玉のようになった根付け、唐草模様生地を使った蝦蟇口、米国のカエル模様生地の袋物、カエルが彫られている将棋駒の根付け、等々。

様々なカエル絵、絵葉書、Tシャツ、シール、有りとあらゆる絵が並びました。

意表を突いた奇想天外な手作りの品々に、私は驚いたり感心したりの連続でした。

カエル好き人間様の頭脳構造は、一体どうなっているのでしょうか?



Dscn0553Dscn0527Dscn0526Dscn0530Dscn0543教室の入り口を入って直ぐに個人店舗が並びます。お手製の商品を前にした美女達が、にこやかに来場者を迎えていました。

教室を入った突き当たり、窓側の店舗です。

かえる人間を自称するオバサンによる場違いな姓名判断。姓名は顔と同じく大切な持ち物です。色々な能書きをくっ付けて考察すると以外に面白いのです。人生に役立つ事も大いにあるとか。

北は北海道、南は鹿児島の参加者から委託された美しくて迫力のある絵葉書も並べられました。色使い・構図・絵に込められた念い・迫力・稀有な美しさに圧倒されます。

左側の額縁に入った日本伝来のカエル絵は、この文化祭の仕掛人であるプロ挿絵画家、田村風來門さんの手になる百科事典用に描かれた貴重な原画です。初めて公に売りに出されました。

比率にしたら数少ない参加者男性の手になるカエル絵のTシャツも人気でした。

最後の写真は、窓際から教室内を見渡した風景です。



<big>第一回かえるアート文化祭 ー前編ー</big>

2012-10-15 19:33:07 | 日本の文化
☆これは、カエルの御祭り?












カエルさん達は、いま日本で静かなブームの主人公です。

カエルさん達の絵や根付けや袋物や飾り物や置物は、(人間が)「無事に帰る」という願いを込めて描かれたり作られたりしています。

カエルさん達は、今や天使のように崇められたり愛されているようです。









Dscn0555_2Dscn0556Dscn0558_10Dscn0546_710月7日8日と二日間、文化祭は東京都中野区旧桃が丘小学校の一教室で行われました。

広い廊下の入り口に飾られたカエルさん達が、人工物なのに生き生きしているように見えます。

実際の所、こんなに大きなカエルさんは居ません。

そして、こんなに長い手足を持っているいるカエルさんも居ません。

これらが異様に感じられないのは、カエル族が可愛いからなのでしょう。

単に可愛いだけでなく、生きもの達の食物連鎖上で重要な位置を占める脊椎動物亜門/両生綱/カエル目を、もっともっと大切に扱って貰いたいことを世間に訴えているようです。

「中野にぎわいフェスタ」には、この他にも様々な出し物がありました。





<big>朝だけの筈が......  其のニ</big>

2012-10-14 19:29:37 | 都会に棲む猫
☆毎年の恒例お祭りで忙しかったオバサン

Dscn0523_4Dscn05241005_3Dscn0477_2Dscn0476Dscn0475あ~あ、気に入っていたボロ箱家が何時の間にか撤去されてしまった。

前のが窮屈そうに見えたのか、オバサンは大き目の段ボール箱を何処からか運んで来て、真新しいネグラを新築してくれた。

間口も奥行きも更に広く、おまけに二階建てなのだが何か気に入らない。だけど困ったことに、人間様に伝える手立てを持ち合わせていない。

ネコ語を解さない人間共に、人間語を使えないネコども。あ~、まどろっこしいったら、ありゃ~しない!

所で、我がオバサンは健康体操を教えている。自彊術を40年も前から実践しているらしい。教えている施設での恒例お祭りに備えて、古い写真を引き延ばしてセッセセッセと展示用セロケースに入れたりしていた。オバサンは懸命に下準備をしていた。

そして当日、白いTシャツに白いパンツに、王様みたいな鉢巻きをしてイソイソと出掛けた。大した器量でもないのに何か妖しいオーラを漂よわせていたのにはビックリ仰天。

我武者らに貪欲に動き回るオバサンが静かにしている時間は、僕と遊ぶときだけ。僕はオバサンの癒し友達なのかな~。

最近になって、俺様はオバサンち近所の縄張り圏を手に入れた。若輩だけど♂の権威と実力を合わせ備えているんだ。

今や朝も昼も夜も、この一帯を取り仕切っている。朝だけではないので、正直云って「アサ、ヒル、ユウ」と名前を変えてもらいたいくらいサ。









<big>朝だけの筈が...... 其の一</big>

2012-10-03 19:50:17 | 都会に棲む猫
☆僕は箱入り......


Dscn0496僕は世間で言う野良サ。いわゆる宿無しの風来坊。

始め兄弟分と行動を共にしていたが、彼は図体が大きくて腕力が滅法強い。いつも分け前を余計に分取られていた。

そうこうしている内に運よく気まぐれなネコ好きオバサンの目に留まって、餌を恵んで貰えるようになった。

僕が悪さをやらかしても、オバサンは決して僕を叱らない。シメシメ。人の好いオバサンにくっ付いていくことにした。

夜が明ける前からオバサンチの玄関前で座り込みを続けて、オバサンをいたく感激させた。

初めは朝だけ通ったので、僕は「アサ」と命名された。

そのうち夕方にも通い詰めたら、オバサンは僕を「アサユウ」と呼ぶようになった。

いま僕は、狭いながら段ボール素材の一戸建てのネコ小屋を持つ身分と相成った。

小屋の上掛けは真っ赤なG0RE-TEX の雨合羽。オバサンが豪州に8年間住んでいたとき買ったお古サ。

これが強力に雨風を遮ぎるんだ。それで写真のように手狭な宿に逃げ込んで安眠を貪る、という幸運を手に入れることが出来たという訳サ。