カエルが楽しく笑う庭

両生類を主体として彼等を取り巻く都会の自然環境と、投稿者のつれづれなる思い

<big>まだ冬眠しないシマ子ちゃん</big>

2009-10-29 21:44:27 | 「笑む庭」風景
☆もう既に、居場所を2回も変えました



Imgp1193 Imgp1182Imgp1184今夜の月は、英語でWaxing Gibbous 88% of Full です。     
11月3日は満月日です。


満月に近い月は、園芸種の矢羽根ススキの穂と葉に挟まれて写っています。

シマちゃんは、落ち葉と藁に囲まれたネグラを抜け出して、古瓦の下に2場所も移動しました。

今日は10月下旬にしては暑い日で、日中気温が20℃を超えました。

夜になっても18℃もあって、シマちゃんは瓦の下から動きません。

ヒキガエルは焼き物の古瓦・素焼きの器・庭石・土・落ち葉・藁などを好みます。

気温や湿度や風向きに合わせて選んで、側へ行きます。

躯に良いものを、原始感覚みたいな感覚で知っているのですね。

ヒキガエルは知能指数が高い、と言われています。





<big>ヒキガエル♀の縞ちゃん冬眠までの道のり</big>

2009-10-28 12:42:57 | 「笑む庭」風景
☆シマちゃん追っかけ記録


Imgp1176_3昨夜8時38分に家の入り口から見上げた上弦の月です。

英語で76%Waxing Gibbous(満月より小さく半月より大きい月)とか。

金星を従えて、東西の上空たかく、煌々と輝いていました。

雨上がり翌日の澄んだ空気、快適な気温、そよ風が気持ち良い夜でした。

庭中を歩き回ったシマちゃんは今朝カエル道に敷いた藁の下から顔を覗かせて、昨日やっと冬眠入りしました。

Imgp1085_4Imgp1093



Imgp1091昨朝5時29分、庭の温室時計です。

シマちゃんは昨年の9月下旬に姿を消し私を大心配させました。

冬眠まえ、ヒキガエル達はソワソワと落ち着かず、冬眠場所を探しまわります。


☆ シマ子ったら! とっくに他のカエル達は冬眠しているのに!  彼女は私をヤキモキさせました。

Imgp5512_2Imgp5513Imgp5518やんちゃなシマ子が覗いている先は、車が通る道路です。

うっかりすると、車かオートバイか自転車に轢かれかねません。あらかじめ板塀の隙間に、藁を詰め込んでおいて良かった。

何故か冬眠直前になると、庭の隅から隅まで歩き回って点検するヒキガエルがいるのです。

こうして去年シマ子は家の庭から出奔し、道路を隔てた斜め家の植え込みで冬眠したに違いありません。

幸い車にも轢かれず、6月に入って偶然に私に見つけられたのは正に奇跡的でした。



Imgp0925Imgp0928Imgp0929Imgp0931Imgp0932Imgp093510月21日夜7時3分から約20分間のシマ子行動。

地面に埋めた睡蓮鉢を見ています。ポンプに興味津々。

次に石盤の上のカエル置物に目を転じて、歩み寄りました。

置物の子ガエルの背に、なんと! 1分25秒も離れずに居ました。陶器が腹部に冷たくて、心地よかったからなのでしょうか。

次に、もう一つの地面に埋めてない睡蓮鉢に向かいました。


Imgp0938Imgp0939Imgp0940Imgp0954Imgp0956Imgp0927この睡蓮鉢で私はクロメダカを飼っています。水面が動くので、興味をソソラレたのでしょうか。

金魚飛び跳ね出し防止網の上を上手に歩きました。恐らく初めてです。

歩き回って草臥れたのか、その日(10月22日午後3時)は気温が高くて水分を補給したかったのか、私が土の上に置いた小さな灰皿浴槽に長いこと浸かっていました。

シマ子が、それ迄とは打って変わって精力的に庭中を詮索したのには、恐れ入りました。

とどの詰まり、とうとう脱走を諦めたのか2年も冬眠したことのある家の勝手口前のカエル道に落ち着いたようです。

からだ半分を土に埋めて顔を藁から出して、いま落ち着い居る様子。実のところ、私はホットしています。

もう10月の下旬。暖冬とは言え、立派な冬眠導入期限です。このまま落ち着いて欲しい。

私のお気に入りのシマちゃんと、来春また会えるのを楽しみにしています。

来年こそ、カエル合戦に参加して卵をイッパイ生んで貰いたい、と真剣に願っています。

去年冬眠した近所の植え込みの匂いを嗅ぎつけて脱走を試みたに違いありませんが、「同じ生きもの同士として私は御前を庭から出すことは断じて出来ない!」のです。   

私は心を鬼にして、彼女の家出(庭出?)を阻止しました。  

お前を不慮の事故に会わすわけにはいかないので「シマ子よ、解っておくれ!」



<big>東京里山横沢入住民</big>

2009-10-16 14:46:48 | 自然風景
☆秋空も野山も生物も自然


Imgp0600_11Imgp0588_25Imgp0591_7Imgp0576Imgp0618Imgp0624美しい秋空。 美しい野山。

美しい田圃。 美しい昆虫。

とても美味しい空気。


Imgp0646Imgp0647Imgp0648Imgp0649Imgp0642Imgp0634特定の管理指導者のもとに小中学生達が採集し、観察勉強後は皆のこらず自然に返されました。

ゲンジボタル・イトトンボ・サワガニ・オニヤンマのヤゴ・その他いろいろ・今年生まれの東京ダルマガエル・ホトケドジョウなどなど。

残念なことに、アメリカザリガニも混じっていました。

みんな元気いっぱい! 可愛い生きものたちです。


<big>柔らかい地面を歩いた日</big>

2009-10-13 05:58:14 | 自然風景
☆柔かい地面を、長靴で歩くのは最高!


Imgp0206_9Imgp0609_3武蔵五日市に隣接している横沢入東京環境保全地域近くの小学校生徒達が創った、面白い手づくり板絵図です。

板絵の上からススキの穂が顔を出しているのが、野趣に溢れて里山らしいですね。

入り口の草堂を過ぎて奥へ行くと棚田の景色が広がります。ちょうど今は稲穂の刈入れ時です。

日本の原風景を見ながら、足を取られそうに柔らかい畦道を歩くのは、気分最高!

Imgp0610_2Imgp0587伝統的な案山子の向こうには、既に刈り取られた稲が乾燥のため掛けられています。

生きもの観察目的で東京里山を訪れたのは三回目。月に一度、8月から定期的に来ています。

西多摩自然フォーラム生物部会会員になって良かった! 念願の田舎が出来た気分。

大型の稲掛けが見事に完成しています。

お米は口に入る迄、人手間が掛かることが強く認識されました。

Imgp0575Imgp0601_3あちこちに、稲が束ねられて丁寧に取り扱われています。

日本人が常食している稲穂が大切に扱われているのを見ると、身が引き締まります。

お米なしの生活なんて考えられませんから。

自然の小川、休耕田、草っ原、豊富な木々、高い空に棚引く白雲、頬を撫でる秋風、手頃な高さの山々.....。


Imgp0607Imgp0608_2湿地帯の浅い澄んだ水たまりで、生きもの観察の大先輩がイモリを発見。石影に隠れて小休止している時に、素早くシッポを掴まえました。

狙いの確かさと、手慣れた動作に驚愕!

アカハライモリの真っ赤な腹部を、部員達に見せてくれました。

緑イッパイの自然の中で、濃い鼠色の背に鮮やかな赤色腹部の対比は驚きです。

「自然は美しい」の一語に尽きます。
Imgp0629Imgp0630田圃に引き入れる水路に日本アカガエル三匹が水浴していました。

紅いのやら黄色いのやら全匹、お腹がパンパンでした。

餌虫の種類は確かめようがありませんが、冬眠に備えているのです。

アカガエルもヒキガエルと同じく、水浴びが大好き。

邪魔者に背を向けて、まるで人間様が温泉に浸かっているような態度に思わず苦笑。


<big>オンブバッタとカエル</big>

2009-10-10 23:44:30 | 「笑む庭」風景
☆小菊に群がるバッタたち




Imgp0497Imgp0503今朝夜明けまえ4時すぎ、表の植え込みの桃色小菊に止まっているオンブバッタの番です。

お馴染みさんなので、真横から撮ってみました。

次に真上から狙ってみました。

新小型カメラは取り扱い易くて便利。

400グラムと軽量。




Imgp0476Imgp0518_2黄小菊の上にも番が一組。

「あぶれオス」が側を離れずに待機していました。

濃い褐色で、正面はなかなか逞しい顔つきです。

なんだか自棄のヤッパチ風情で、流石の私もチョット気の毒になりました。

でも、どうすることも出来ず傍観するだけ。

褐色君、悪く思わないで!









Imgp0505Imgp0567近所の名無しヒキガエル君は、落ち葉に潜って顔を出していました。

見ると新しい落ち葉でした。

新しい今年の落ち葉は良い香りがします。

「カエル笑む庭」のカエル道にある擂り鉢の水中に、ヤマアカガエルのオスを発見しました。

夜10時34分の写真です。

フラッシュを焚いても逃げないのは、きっと眠っているからでしょう。


<big>大型台風襲来</big>

2009-10-08 10:31:48 | 「笑む庭」風景
☆激しい風雨に怯えるネコ達


Imgp0436_6今朝3時16分の写真です。


私は夕べも早寝して3時すぎに目が覚め、直ぐにネコ部屋を覗きました。


強い風と、激しい雨音が怖いのか三匹は寄り添っていました。


一匹だけのメス猫チャコは兄弟のコッコに凭れています。


ブシは年長で偉いので、一番高い所に陣取っています。


コッコは気が優しくて、いつも片目のチャコを可愛がっています。


私の姿を見て安心したのか、三匹とも少しづつ動き出しました。

Imgp0441_2Imgp0446_2Imgp0445_3チャコは梯子の上から、気になる外を眺めています。


コッコは桐箪笥の上の遊び空間に移動しました。


ブシは餌を少し食べてから、一番高い元の場所へ戻りました。


<big>冬支度</big>

2009-10-07 04:18:12 | 自然風景
☆ 生きもの達は冬支度する


Imgp0411_2Imgp0423普段オンブバッタはイノコズチという雑草を食べていますが、好んでキクに寄ってきます。

小菊の寄せ植えを置いたところ、どうやって嗅ぎ付けるのか、一斉に集まってきて番(つがい)が次々に出来ました。

オスより遥かに体の大きいメスはオスを背中に背負ったままでもキクを、お腹一杯食べて産卵に備えます。

夏に姿を現し、殆どが12月には死ぬ運命にあるからです。


Imgp5456Imgp5453気温20℃以下になった朝方、♀蛙シマちゃんは桜の落ち葉の中から顔だけ出していました。

落ち葉は私が近所から調達して庭土のうえに撒きます。

ミミズを増やすため、土壌を活性化するため、カエル冬眠時の保温のため、などなど。

桜か、半天木(別名ユリの木)の落ち葉が殆どです。




Imgp0431Imgp0416近所の植え込みで見つけた名無しガエルさんも冬眠に備えて、餌さがしに余念がありません。

風通しの悪い場所で悪臭がしますが、彼は一向に気にしてない様子。

左手指が変形している私庭の♂ヒキガエル君(私は愛情を込めて「テンボウ」と呼んでいます。そのむかし野口英世が幼いころ悪ガキ共から嘲笑的に呼ばれていた名が、私の記憶の片隅にありました)が、庭の睡蓮鉢のへりに佇んでいました。 


心無しか冬眠場所を探しているかのような風情ですが、小菊に止まっていたオンブバッタを狙っていたのかも知れません。


<big>花と満月</big>

2009-10-06 08:24:03 | 美しい自然
Imgp0396_4Imgp0399_8Imgp0393_310月4日満月の晩、8時すぎに咲いているヨルガオです。

素人の私が組んだ竹垣の向こうに、猫部屋に幽閉されている黒猫コッコの目が光っています。

コッコは影猫。肛門と僅かに白い耳の内側を除いて全身真っ黒なので、両眼は前面を示す重要な器官です。

子守地蔵様は鶴の折り紙王冠を頭上に戴き、赤衣を羽織っておられます。

                                    お地蔵尊様の左手脇に咲く、今年最後のヨルガオ2輪です。






Imgp0382_2Imgp0383_2Imgp0387_5中秋の名月に続く満月日は薄曇り空でした。

名月を捉えましたが周囲の風景は、まるきし駄目。

それより、嫌が上にも月は真ん丸であることを実感。

肉眼で見えた、ウサギらしき動物も写りませんでした。

南半球の豪州に在住していた当時に見た月は、日本で見る月と異質だったのは、いったい何故なのでしょうか?

答えは未だに疑問です。


<big>朧月夜の君</big>

2009-10-02 20:09:56 | 「笑む庭」風景
☆月は、おぼろに東....



Imgp5429_210月1日の21時58分33秒に、我が家の前から東(でなく南)の空に見えた月です。

都心の住宅地を見下ろす月は哀しいかな、無粋な電線に挟まれています。

翌日の雨を暗示する虹色輪の中にありました。

ヤモリの君は、家壁に設置された赤い火災報知器から少し離れています。







Imgp5425Imgp5426*     *     *     *     *     *     *     *     *     *     *     *     *     *     *


カメラのフラッシュを浴びるが早いか、一目散にベル下へ。

逃げ込んだつもりが頭隠して何とやら、しっぽだけ外に残っていました。

そのままで約15分。


Imgp5432Imgp5436右半身を外に出したのは、警報器下に逃げ込んでから32分も経っていました。

この写真を撮られるや否や、また警報器下へ。

13分後に、今度は顔だけを赤色ベルの天辺に出して左に向け、そのままの姿勢で15分以上も経過。






とうとう私が根負けして、家に引っ込みました。

時に22時44分08秒。

朧月夜の君を "追っかけ" していると、寝不足になりそう。