カエルが楽しく笑う庭

両生類を主体として彼等を取り巻く都会の自然環境と、投稿者のつれづれなる思い

みんな友だち

2007-09-21 19:08:06 | 両生類と昆虫
☆ 「笑む庭」風景

 Imgp4513921_1Imgp4502921_1Imgp4503_1夜中の3時過ぎなのに気温24℃で湿度65%、庭にヤブ蚊がちらほら。

私は蚊取り線香を枝から下げて、いつものようにカエルさん達と遊びます。

「ちび黒」はカエルの置物に興味深々の様子。 お隣は心優しい「シマちゃん」です。
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Imgp4504921_1Imgp4508921_1Imgp4523921「ちび黒」が路を塞いでいた置物を乗り越えて、行き着いた先は定位置にある行水桶でした。

水の中で手足を伸ばしたり、ピチャピチャと音を立てたり、人間が温泉に入るような動作をしながら、30分ちかも水に浸かっていました。
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☆ 表の「植え込み」風景

Imgp4526921Imgp4537921Imgp4524表の植え込みに植えたヘチマは、葉ばかり繁って実が一つも成りません。

黄色い雄花だけが見事に咲いて、裏に隠れているオオカマキリの絶好の餌狩り場となっています。

そこへ見馴れない蝶が飛んできました。一枚の羽は半分しかなくて。蝶は道路に落下しました。

写真を一枚だけ撮らせてくれただけで、どこかへ行ってしまいました。

行く末を案じています。


私のカエルの親友・縞ちゃん

2007-09-16 17:01:17 | アズマヒキガエル
☆ 縞(シマ)ちゃんの皮膚はテカテカで、ギラギラ光る

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久し振りにシマちゃんと遊びました。左手の上に乗せたら私の腕を登り

はじめました。私のブラウスの袖の上で一休みしてから、

次に、お尻を向けて更に登っていきます、(この時、オシッコを2回)

(ファインダーを覗かないで撮ったオカシな写真です)

☆ シマちゃんの背中は平らで背筋が真っ直ぐで、シマシマ模様の靴下を履いている
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<a href="http://kaeru-mt.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/imgp2381_1.jpg" onclick="window.open(this.href, '_blank', 'width=600,height=398,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false">Imgp2381_1Imgp2327_1
シマちゃんを始めて見たのは今年の4月半ばでした。

いつみても庭の敷き藁の下にいて、勝手口から出入りする私を見ている様子でした。

2歳らしいけど見馴れない顔で、いつも藁から顔だけ出していたので、最初は身体の障害を疑いました。

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☆ ああーよかった! シマちゃんは五体満足でした

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ボケの花が咲いて,小さな実を付け始めた4月21日の写真です。

ツツジの花も咲き始めましたが、

気温は14℃湿度65%で、まだまだ寒い頃でした。


☆ シマちゃんは歌を歌う!?
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シマちゃんはお淑やかで、上品なカエルさんです。

2ヶ月前くらいから、私がシマちゃんを呼ぶと、歌で答えます。

多くて6音、短くて3音。

可愛い小さい声で「コッ、コッ、コッ、コッ、コッ、コッ」と

小さな鈴を振るような音色です。

メスが鳴くなんて聞いたことがありません。他のメスは鳴きません。

多分、シマちゃんだけ。

姿が見えない時、どこかでシマちゃんの声がするときがあります。

声をたどると隠れ場所が判ります。私の気配を感じ取って私を呼んだのです。

好物のミミズを催促する時があります。いつもシャベルで土を掘る私の足元に陣どって、動くシャベルの先に目をこらして見ています。

私は見付けたミミズを洗って泥を取り去り、小皿の上にのせます。シマちゃんは、ミミズが口に対して平行になったとき素早くくわえて、両手で交互にミミズをしごいて飲み込みます。そのあと必ず口を一回大きく開けて、舌なめずりをします。

私はその時シマちゃんの首(首は無いので頭と胴の境かしら?)の両側を軽く人差し指で叩いて「シマちゃん!ミミズが食べられて好かったねー」と言いますと「コッ,コッ、コッ」と声を出して応えるときがあります。

ヘンテコなカエルにヘンテコな人間! でも、両人(?)の友情の絆は固いのです。

そして、これは作り話でなく本当の話です。


都会の片隅から

2007-09-12 06:30:00 | 自然風景
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 我が家の前から見た、夜明け前の東の空です。

 左は今年の8月3日、雨雲が立ち籠めていました。

 右は8月31日、相変わらず猛暑の前触れでした。

 地面から見上げる都会の空は小さく,寂しいかぎりで、

 もっと視野の広がる所に住みたいけど...。

  空が小さいと、有り難みが大きいみたい。

 ぜんぶ見えると、あまり感謝しないみたい。

                         それで現状では、こんなところで満足しています。

                         空の色は日に日に変わり、今朝は鼠色の大雨空。
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 家の近くから見上げた、8月23日の夕焼け空です。

 建物がイッパイ。

 それで視野に入らない空模様に、あれこれと想像をめぐらすばかりです。


「カエル99隊」出動

2007-09-06 01:02:07 | アズマヒキガエル
Imgp4428 区の道路に面した我が家の敷地内に建つ子守り地蔵尊に、私は毎朝欠かさず花茶香を供えています。我が家で療養し我が家で息を引き取った父が、寝ずの看病をしていた私に「お父さんは死んだら、あの御地蔵様になる」と言い遺したからです。植え込みがなかった昭和42年に車による人身事故が起って、被害者のお子さんの供養の為と事故再発皆無を祈願して、両親が建立しました。遺言の場に居合わせなかった兄弟は「死んだ人が御地蔵様になれるか!」と一笑に付しましたが、私は父とも思い毎朝手を合わせています。
硬貨を供えて下さる方がありますので、三年前に塗りの一合升をお賽銭箱として脇に置きました。
 ところが昨朝(5時すぎ)一匹のコオロギが入っていたのには驚かされました。
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 よく見ると右後ろ脚がありません。御地蔵様の膝元に来た理由が解った気がしました。急いで写真を撮って触らずにいましたが、後で見ると姿が消えていました。何時から入っていたか全く解りません。実は不思議なことに、色々な昆虫類が御地蔵様の御膝元にやってきます。
 先ほど、就寝前に「植え込みちゃん」の安否を確認に行きますと、濡れた道路にヤマアカガエル0歳が座っていました。どしゃ降りの雨の直前です。彼の上に左手をかざし、その手の下に、運良く傍に在った薄いポリ板をゆっくりと滑り込ませ、自分でも感心するくらい上手に捕らえて、植え込みに放しました。直ぐに大粒の雨が降ってきました。
 
 自己満足かも解りませんが「車に轢かれたしまったかも知れない子ガエルを未然に救出できたかもしれない」、と喜びました。いつも御地蔵様に「笑む庭」に出入りするカエルさん達の安全を、祈願しているからです。
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翌朝に撮った「子守り地蔵尊」の御写真。御地蔵様の右脇に一合升の浄罪箱があります。




この御地蔵様は、戦争の混乱で行方知らずになった人達を引き合わせて下さったとか。

入魂式を執り行なったことが新聞に載り、記事を読んだ方が尋ねてみえたのです。

そして両親ともども亡くなるまで、身内のように親しく仲好く付き合っていました。

父が亡くなってからも、足繁く我が家に見えていました。

奇しくも母と前後して逝去されたその方を、懐かしく思い出させる御地蔵様でもあります。