追記:2017年9月4日追記
日本オイルターミナル仕様が発売されましたが
根岸駅に入線しないし、価格的に苦しいのでパスします
こんばんは
ここ最近、鉄道模型の記事の方が
閲覧数が多いので複雑な気分のKボーイです
今日は何の記事?
はい、今日も鉄道模型の話題です
またかいな
Kボーイにとっては無視はできない模型が発売されたからです
根岸線貨物に欠かせないタキ1000くん
Nゲージでは長らくKATO製の独壇場でしたが
ついに、ついに!
TOMIXから新発売
うーん、でもKATO製が山ほどあるし…
絶対米タン仕様しか買わないだ!
と決めていたのに…
限定品の魅力には勝てなかったよ…
私に「買わない」という選択肢は最初からなかったのかも
はい、そんな訳で
TOMIX 品番98962「私有貨車 タキ1000(日本石油輸送)セット」です
簡単なレビューを、実車の写真を交えながらいたしたいと思います
TOMIXのNゲージのタキ1000は
今回4種類発売されました
・ノーマルの日本石油輸送仕様
・日本石油輸送仕様のエネオスマーク付き
・日本石油輸送仕様でテールライト付
・ノーマルの日本石油輸送仕様2両セット(限定品)
限定セットはタンク車専用の車両ケースに、
車番変更用のグレードアップインレタをお付けした豪華2両セットです
KATO製に飽きた方、そして根岸線ファンには非常におススメ
このタキ1000に合わせて新規に製作された車両ケースには
タンク車12両と機関車1両が収容可能です
なお説明書には、このケース仕切りに関して
『本製品の使い方をよくご理解のうえご使用ください。
お客様独自でお考えの収納方法や、
他社製品の収納などに使用する場合のご質問には、
お答えできませんのでご了承ください。』
と記述があります
他社製品(主にKATO製)の収納は自己責任で、
ということでしょうか
まず車両を見てみましょう
タキ1000-869 常備駅根岸駅
そして相方は
タキ1000-877 常備駅根岸駅
実車よりもスマートに感じるのは何故だろう
番号からわかる通り、ハイナンバーの車両がプロトタイプです
形態としては2008年製造のタキ1000-853以降が該当します
実車 タキ1000-869
ちなみに
実車の自重は17.1tです
検査から日がたっているので、あまりキレイな状態ではありませんね
2017年3月現在、タキ1000-869は主に根岸―八王子間で運用されています
14時46分根岸発の川崎貨物行5692列車に連結され、川崎貨物駅での継走の上で
八王子に向かうことが多いようです
追記:2017年5月9日にタキ1000-869を確認しましたが
今度は宇都宮からの8584列車に連結されていました
一方のタキ1000-877は、主な運用先が判明しませんでした
やはり先輩となるKATO製にもご登場願いましょう
TOMIX製と比較すると設計が古さは否めないですね
KATO製のプロトタイプは比較的初期の
タキ1000-103~392
両社の一番の目立つ違いは
KATO製ではハシゴが緑一色の一体成型ですが
TOMIX製は途中でパーツを分割することで
緑とグレーの塗り分けを再現しているところです
全体的にディテールが細かいのもTOMIXの特徴です
やはり、先行するKATOを意識して気合を入れたのでしょう
先ほど述べた通りKATOとTOMIXではプロトタイプが異なります
せっかくなので比較的わかりやすい相違を述べていきます
まずはFT21台車
左のKATOは台車枠に後天的改造による補強板があるタイプ
右のTOMIXは新製時から改良された台車を装備するので補強板がありません
TOMIXのプロトタイプは正確にはFT21A台車ですが
外観からFT21台車と見分けがつかないそうです
またタンク受台の下にあるジャッキ受けも
ボックス形からブロック形に変更され、突起がなくなり平滑になっています
もう一つは床下の空気ブレーキ用部品です
タキ1000-392までは、タンク床下に各部品を別々に設置していましたが
それ以降は
ブレーキ部品をあらかじめ別の枠組で組み立てておいて
その枠組ごとタンク体に取りつける構造になりました
そのため左側の床下がすっきりしています
KATO製の「日本石油輸送株式会社」の書体がかなりいい加減ですが
最新ロットでは修正されています
タキ1000-853以降の特徴ですが
タンク体の円錐形部分を斜めに走る溶接線が
それ以前の車両と比較して、タンク体中央部に向かって角度が急になり
中央部側の位置が下に下がっています
臨時常備駅や第三者使用者を表示する箇所を基準にすると
まあわかるかな…
だからENEOSマーク付き仕様は厳密にはエラーだけど
そこまで気にしなくてもいいよね?
タンク体上のマンホール部分
上がTOMIX、下がKATOです
この辺りは大差がないようです
個体差かもしれませんが
TOMIX製はマンホール付近の塗装にムラがあります
ただ製造から少し時間が経った状態を再現しているとも
そして、付属する車番変更用のインレタですが
収録内容はタキ1000-864・865・868・870・
873・875・878・880・881・882
全て根岸駅常備でENEOSマークのない車両となります
印刷済みの車番・インレタの収録内容からして
完全に根岸線向けの内容になっています
また
台車はこのようになっています
金属製のカバーを外せば、カプラー交換が可能です
TOMIX純正では品番0397「自連形TNカプラー」ですが
非公式ながら、KATOカプラーNに交換することもできます
その場合、カプラースプリングは残した状態にしないと
カプラーがグラついてしまいます
簡単な説明は以上
少し価格(1800円)が張りますが
それに見合うだけの完成度はあると思います
でも増備するには懐が…
先も述べましたがプロトタイプが
2008年以降に製造された車両なので
牽引機は若干限られてしまうのが難点です
EF65の一般形・500番台は厳しいですね
EF64の0番台も中央東線とするならば無理があります
もちろん、気にせず楽しむも自由です
◎そのあと4月27日に本命の米タン仕様が発売
続きはこちら
◎エネオスマーク付きも買ったよ
→コチラ
以上です
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