JAPAN IN A DAY
'12:日本
'12:日本
◆監督:フィリップ・マーティン、成田岳
◆STORY◆“3.11”から1年後の2012年3月11日。人は、どんな24時間を送ったのだろう。1年前の出来事に思いを馳せる瞬間、プロポーズする瞬間、出産の瞬間。ここには、人々がその日撮影した様々なシーンが収められている。これらひとつひとつの瞬間を1本の映画にした時、繋がるのは私たちの思い。そこには、どんなドラマが紡ぎだされるのか。特別じゃない日なんて人生には1日もない事、自分が、今ここに生きている特別
2011年3月11日の東日本大震災からちょうど1年後のその日、世界中の人々がどのように過ごしていたかを投稿された映像によってつなぐドキュメンタリーです。
「グラディエーター』のリドリー・スコットと『アンストッパブル』のトニー・スコットがエグゼクティブプロデューサーとして名を連ね、動画サイト「YouTube」に寄せられた約8,000件、およそ300時間の動画を基に1本の映画として作り上げたそうです。
あの日の1年後。。。私は何をしていただろうか。。。
映画は、一般の方がプライベートで撮影した映像をつなぎ合わせた作品です。
それも、すべての映像が2012年3月11日に撮影されたもので、
深夜0時、その日になるところから映像は始まります。
そこから24時間、時系列を追って映像が綴られていきます。
寝ぼけながら普通に目覚める人、歯を磨く人、朝から走り回る子供・・・
陽気に過ごす若者もいれば、震災に想いを馳せる人、カメラの前で泣き崩れる人。
そして1歳になる子供。。。外で遊べないってなく子供。。
時間は普段の生活の通りに進んでいきますが、14時46分になるとやっぱり涙がでました。
時が止まったようにみんな立ち止まり黙とうをはじめます。
マラソン、試合会場、部活、路上、海の上、
これが日本人だな~って改めて感動しました。みんなが一つなり黙祷をしています。
震災って被災地じゃないとあんまり実感しないと思う。
だからがれきの問題もそうだけど、自分たちのことばっかり考えて、
受け入れ拒否!!とか言っているんだよね~
これが自分たちが住んでいる富山で起こったらこんなことを言えるんだろうか。。
あの消防士の話は泣けたな~
こういった人の心のケアって誰がしてくれるんだろうかって思ってしまいました。
この人たちは自分たちが被災者でも救助活動しなくてはいけないんだよね~
助けれなかった人、助けれた人っていると思うけど、
その苦しみ、悲しみをずっと背負って生きていかなくちゃいけないんだな~
って思いました。
そして、つらくても生きて、震災を乗り切ろうとしている人間が、
今を精いっぱい生きているって感じ取れた作品でした。
でもねえ。。。これ手振れがひどいから、画面見てたら酔います。
っていうか、酔いました。。。。
Nakajiの満足度 ★★★(3.5) 劇場鑑賞 74 作目