プロバイダー

　少し前にこんな封書が届いた。

　平素は弊社、インターネット接続サービス『Rak Rak コネクト Chaneon ゴールド』に、ご愛顧賜り、ありがとうございます。
　『Rak Rak コネクト Chaneon ゴールド』のサービス提供につきましては、高品質・低廉価を目標にコスト削減など最大限に努めてまいりましたが、昨今のインターネット市場の競争の激化に対応するための新サービス開発の投資負担増加などにより、サービス品質向上に向けた取り組みやサービス価格の維持など、より快適な利用環境のご提供、維持・発展が困難となり、誠に申し訳ございませんが、平成１９年９月末をもって本サービスを終了させていただきたく、ご案内申し上げます。

　余りに唐突だったので、一読してもよく意味が分からなかった。要するに何を伝えたいんだろう。もう一度読んでみた。「えっ？」と驚いた。「何だ、これは？」もう一度読んでみた。「これは困った、どうしよう？」
　私は、正直言ってインターネットの仕組みがよく分かっていない。一通りの操作法くらいは分かっているつもりだが、根本的な仕組みを理解していない。この Chaneon というのは、私のＰＣ専用の光回線を申し込んだときに、プロバイダーとして「ＮＴＴ西日本－東海」の職員から進められた。案外と契約料が安かったから、まあ、これでいいやと簡単に決めたのだが、今日こんな事態になるとは夢にも思っていなかった。だけど、「プロバイダーって一体何？」よく分かっていない。これではいけない、これを機会に少し勉強してみた。

【プロバイダー】
　インターネット接続サービスの提供として、インターネットへのコネクティビティ（接続性）を提供する事を主要なサービス内容とする。その他付帯的なサービスとしては、電子メールアカウントの提供 、ウェブページ公開用スペースの提供、また、ISP独自によるポータルサイトを運営しており、併せてコンテンツサービスを提供する業態が一般化している。

Internet provider という英単語を見て初めて分かった気がした。propvide という単語は「供給する」という意味で、必須英単語であり、熟知しているはずだが、カタカナとアルファベットがうまく結びついていなかった。何故プロバイダーが必要なのかイマイチ分かっていなかったが、provider がインターネットへ接続してくれているのだとやっと分かった・・・。ならば、早く代わりのプロバイダーを見つけなければネットの接続ができなくなってしまう。ヤバイ！！
　一体どうすればいいのだろう？Chaneon に電話してみたが、代わりのプロバイダーが見つかったら、こちらに通知してくれるようにとしか教えてくれない。どのプロバイダーがいいのかきいても、OCNのパンフレットを同封したから見てくれというばかりで、具体的にどんなプランにすればいいのか教えてくれない。それ以外のプロバイダーについて尋ねても「分かりません」としか言わない。埒が開かないので、電話を切ってしまったが、困ったものだ。適当に電話して尋ねるのが一番手っ取り早いのだろうが、どの会社に電話したらいいのだろう。それにこのまま電話しても、何をたずねたらいいのかよく分からない。そこで月々払っている料金を調べてみた。
　Chaneon が月額1,659円、これは事情通の妻によればかなり安いのだそうだ（だからつぶれるんだ！）。それにフレッツ光の利用料が4,300円の１割引で3,820円かかっている。合計5479円で毎月インターネットを利用していることになる。この金額を基にして考えればいい。そこで、「プロバイダー料を比べたいなら、『価格.com』に行ってみれば」という妻のアドバイスに従ってみた。住所と希望するサービスを入力すると、料金の安いものからザーッと一覧になって出てきた。すごい！。私としてはインターネットに無理なく接続できて、メールアドレスさえもらえれば何の不自由もない。見れば So-net が一番安い。次に WAKWAK、さらにOCN。じゃあ、この順番に電話してみようと決めた。
　ただ、今のようにたいした知識もないままで電話しても、応対してくれる人に迷惑をかけるばかりだから、もうちょっと研究してからの方がいいかもしれない。９月までに申し込めばいいから焦る必要はない。