試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3818F 5次車 中期仕様 幕式表示器編成 (FS-547台車色変更,動力ユニット更新,行先表示類変更)

2017-09-12 21:12:58 | 京成線出場
深化。

グリーンマックス製京成3700形3818F中期仕様(5次車:3818F)が再出場した。
入場前は所有する京成形式唯一の[(飛行機)特急]種別幕が特徴の一つだった。
行先表示類変更と同時に[(飛行機)特急]種別幕編成が消滅している。




京成3700形3818F 5次車 中期仕様。
3818F:3818-3817-3816-3815-3814-3813-3812-3811
※幕式表示器編成。

所有するグリーンマックス製京成3700形でも3818Fは仕様変更回数が傑出している。
その大半が行先表示類変更で今回は通算5度目となった。
プロトタイプは中期仕様を維持し3700形スカート装着編成での幕式表示器を守った。
中期仕様深度化はサックスブルー成形FS-547台車への換装が主工程である。
台車交換に当たっては3818Fに適合するビス締結式サックスブルー成形FS-547台車の入手が難しかった。
止むを得ず3708F登場時仕様(1次車3708F)から捻出している。
灰色成形FS-547台車に入れ替わった3708F(→元3708F)は廃止され編成ごと休車にした。


さよなら3708F登場時仕様(→元3708F)。

離脱した元3708Fは戦列復帰を模索している。
サックスブルー台車色は検査直後こそ塗装が目立つものの走行距離に比例し灰色に見えてくる。
取り敢えず灰色成形FS-547台車のまま登場時仕様に装いを改めても構わないとは思う。
幸いグリーンマックス製京成3150形3162F現行色晩年仕様(3162F-5)で台車色変更の先例があった。
3162F-5はクロスポイント製灰色成形KS-116台車(51052)へ履き替え晩年仕様感を強めた。
車体との組合せに違和感は無く選択肢の一つになると思う。




モハ3159現行色晩年仕様(3162F-5:クロスポイント製灰色成形KS-116台車換装)。

サックスブルー成形FS-547台車への変更に加え行先表示類の変更も深度化の一項目である。
[A13 (飛行機)特急 上野]の承継も考えたが[79K 特急 佐倉]へ刷新した。
前途の通り[(飛行機)特急]種別幕は3818Fが唯一の存在だった。
しかし拡大解釈時に飛行機マークそのものが離合の雰囲気を崩している様に思えた。
入場を機に[(飛行機)特急]種別幕そのものを廃止し自由度の向上を図っている。
行先方向幕は拘りの[佐倉]とした。
[佐倉]は主流な行先ながら所有編成では少数派に留まっている。
座席部品破損防止のため3150形で行っていた逆組成休止も響いた。


組成休止中の3190F+3158F 新赤電色:[55K =通勤特急= 佐倉]。

3158F新赤電色,3190F新赤電色は4+4編成の逆組成(3190F-4)を前提とし[=通勤特急= 佐倉]を採用した。
しかし組成の都度モハ3187,モハ3158のライトスイッチをOFFに切り替える必要がある。
その結果座席部品センターピン部の破損を招いてしまった。
これにより繁く行ってきた3150形の逆組成や混色編成は休止に追い込まれた。
3190F-4は[佐倉]補充の役目を担っていたため減少分を3818Fで補完している。
運行番号は[特急 佐倉]から逆引きし[79K]に決定した。
2001年9月のダイヤ改正で初登場した羽田空港発特急佐倉行がプロトタイプである。
列車番号は1879Kで運行が限定される仕様だが[(飛行機)特急]種別幕より離合時の違和感は無い。
なお[79K 特急 佐倉]選定にはRP誌#710及び京浜急行ダイヤデータを参照している。


3500形3540F-1,3818F。

入場前より狭くなったプロトタイプだが基本的に離合に相応しい編成は変わっていない。
3000系列[K'SEI]CIマーク貼付編成はマイクロエース製3300形現行色晩年仕様(色地種別幕編成)が対象外となる。
但し3320F暫定8両貫通編成(3320F-2),3344F暫定4両通番編成(3344F-1)は2007年4月組成で厳密には合わない。
3200形3240F現行色後期仕様(3240F)も[A31 快速 宗吾参道 Sogo Sando]がネックになる。
ただ3818Fを広義の白地[特急]種別幕編成と捉えれば[(飛行機)特急]種別幕から変更して良かったと思える。
マイクロエース製3500形3540F現行色中期仕様(3540F-1)は異色の存在同士となる。
台車色を変更した3818F,芝山3500形3540F(二代目)を京成車復籍させた3540F-1は製品仕様から改めた。
本来実現出来ない離合は隙間を突き続けてきた賜物と言えよう。




3818Fサイドビュー(3811:サックスブルー成形FS-547台車換装)。

側面見附は3708F登場時仕様にスカートを装着した雰囲気に近い。
そのため3818,3811を除き元3708Fと変わらない様に見える。
3817以下6両の中間車は車両番号と台車色の組合せが製品と異なる箇所となる。
前面見附もスカート装着により台車色変更は殆ど伺えない。
しかし編成全体ではサックスブルー成形FS-547台車が際立ち中期仕様深度化が図れたと思う。
5度目となる3818Fの仕様変更はこれまでになく大きな規模だった。
3706(元3708F)から転用した3816のコアレスモーター搭載動力ユニット化により性能向上も達成している。
非動力車の走行抵抗からリニューアル再生産品には敵わない。
それでもスムーズな加減速や低騒音化等の恩恵に授かり動力ユニット更新編成と肩を並べる存在になった。

実車はリニューアル工事を控え側面窓はUVカットガラス化されると思われる。
3798F現行仕様(4次車:3798F)もいよいよ存続が危うくなってきた。
導入予定の3768Fを広義の現行仕様にせざるを得ない理由はUVカットガラスにある。
その点中期仕様で完全に固めた3818Fは[特急 佐倉]採用も重なり安泰の場を得られたと言えよう。

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