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自作や移動運用関連のログです。

Terracrosserの地図をカシミール3D経由でGarmapCEへ

2009-06-30 | GPS
Terracrosserには地図をダウンロードできるMapperというツールが付属していて好きな地図を使えるので便利なのですが、ジョイスティックの押し加減で、航空写真地図になってしまうのが、少し不便です。
そこで、GarmapCEでも使えると便利なので、一度カシミール3Dで読み込み、GarmapCE用に切り出して使おう、というものです。

すぐ忘れてしまうので、変換の手順をまとめました。

Terracrosser付属のMapperで地図ファイルをダウンロードします。
画像サイズはデフォルトの500x400にします。
ダウンロードしたファイルは以下のようなファイル名です。
ここで「-17-」の17はズームサイズです。
複数のズームサイズで地図をダウンロードした場合は、取り込みたいズームサイズのファイルのみを別フォルダに移動します。
0000006-17-xxx.jpg
0000007-17-xxx.jpg
・・・・・・・
ズームごとにファイルの数は異なります。
一番小さいズームは1x1=1で、次は2x2=4です。
その次は4x4=16、8x8=64と続きます。
「0000006-」は左上からの一連番号で、例えば4x4の場合は
0000006-17-xxx.jpg 0000007-17-xxx.jpg 0000008-17-xxx.jpg 0000009-17-xxx.jpg
0000010-17-xxx.jpg 0000011-17-xxx.jpg 0000012-17-xxx.jpg 0000013-17-xxx.jpg
0000014-17-xxx.jpg 0000015-17-xxx.jpg 0000016-17-xxx.jpg 0000017-17-xxx.jpg
0000018-17-xxx.jpg 0000019-17-xxx.jpg 0000020-17-xxx.jpg 0000021-17-xxx.jpg
となります。

カシミール3Dで読み込むには連続したBMPファイルで次の形式にする必要があります。
「map」のところと、数字の桁数は任意です。
map0000.BMP map0001.BMP map0002.BMP map0003.BMP
map0004.BMP map0005.BMP map0006.BMP map0007.BMP
map0008.BMP map0009.BMP map0010.BMP map0011.BMP
map0012.BMP map0013.BMP map0014.BMP map0015.BMP

まず、JPGからBMP形式に変換します。
フォルダ単位で一気に変換できるツールを使用すると便利です。
「Easy Graphic Converter v1.2.0」を使っています。
BMPファイルの形式は24ビットにします。

MapperでダウンロードしたJPGファイルを表示してみると分かりますが、Mapperで指定したサイズより一回り大きく、重なっている部分があって隣の画像とぴったり繋がりません。
そこで、中央の500x400の部分をトリミングする必要があります。
トリミングだけならペイントブラシでもできますが、数が沢山あるので、一気に変換できる「ピクカット」というツールを使います。
トリミングの設定は500x400であればどこでもかまいませんが、
下のほうには余計な表示があるので、(5,5)-(505,405)にします。
ピクカットをダウンロードして解凍すると、picture_bというフォルダがありますので、先ほどBMPに変換したファイルを移動します。
トリミングの設定をして「画像の切り取り実行」ボタンを押すと、picture_aフォルダに格納されます。
微妙に小さくなっていることを確認してください。

ここまでくると隣の画像とぴったり繋がりますので、あとはカシミール3Dで読めるようにファイル名を変換します。
一気にファイル名を変更するツールは沢山あるので、好きなものを使ってください。

ファイル名の変更用にnScriptで簡単なスクリプトを作りました。
*.BMPのファイル一覧を求めて、renコマンドでファイル名を変更するバッチファイルを作成して、それを実行します。
スクリプトはだいたいこんな感じです。
公開はしませんが、使ってみたい方はご連絡ください。


カシミール3Dで先ほど名前を変更した先頭のファイル「map-17-00000.bmp」を指定します。
ファイル⇒開く⇒形式を指定した地図⇒ビットマップ地図 で複数ビットマップファイルで4x4を指定します。
緯度、経度は後から設定するので、デフォルトのままにします。



緯度経度がわかっている2地点を調べてキャリブレーションします。
これが結構面倒です。
あとはいつものようにGarmapCE用に地図を切り出します。
これで、ログを見るのが楽になります。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
GarmapCE (ホビキチ)
2009-09-18 19:10:49
はじめまして、私もTerracrosserの地図を、カシミール3D経由でGarmapCEに利用できないか、考えていました。とても参考になりました。
ちょっと気になったのは、Mapperで切り出してできたファイル(拡張子がmapper)をNotePadなどで開くと、緯度経度らしい数値が出てきます。(センターの緯度経度かな?)
これを利用できないかと思っています。

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Unknown (WKN)
2009-09-22 20:06:35
ホビキチさんコメントありがとうございます。
センターの緯度経度ですね。
切り出す画像のサイズは分かっているので、
各ズームでの緯度経度の範囲がわかれば
逆算できそうですね。

あと、画像ファイルのファイル名に緯度経度の
情報が含まれているのですが、この形式が
分からないままです。
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