付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「少女ファイト(16)」 日本橋ヨヲコ

2019-10-04 | スポーツ・武道
「好かれなくても死にゃしねーよ。自分ができる仕事だけやっとけ」
「暇はよくねぇ。暇だと余計なことを考える。黙って働いて、自立してるフリしとけ」

 朱雀高校の槌家監督の言葉。

【少女ファイト16】【日本橋ヨヲコ】【イブニング】【バレーボール】【リスペクト】【形から入る】【コピー能力者】
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「つるぎのかなた」 渋谷瑞也

2019-09-18 | スポーツ・武道
「好きじゃないんだ、剣道。……俺を斬れる奴、もういないから」

「嫌なんだ、喧嘩。終わったら誰もいなくなるから」


 かつて“最強”と呼ばれた神童・悠が、再び剣の道に舞い戻る。
 孤高ではなく、仲間たちと肩を並べて戦う面白さを知ったから。そして、ひたすら孤高の頂で彼を追い続けていた快晴が、高校剣道界最強の存在となって待っていたから……。

 電撃文庫の偉いところは、いろいろ人気ジャンルが移り変わっても一斉にそちらに走るのではなく、常に主流とは外れたものを1つ2つと送り出し、その中からまた何か生まれるのを待つ余裕があるところです。大規模店中心に売り込みし、田舎の中小書店レベルじゃ予約注文してもなかなか入荷しないレーベルだけれど、そういうことをやれる体力がまだあるんですよね。だから、レーベル読みしていても飽きないと思います。

【つるぎのかなた】【渋谷瑞也】【伊藤宗一】【電撃文庫】【青春剣道物語】【第25回電撃小説大賞《金賞》】
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「 サバゲにGO!」 アサウラ

2019-09-14 | スポーツ・武道
「下等な動物と人とを分ける大きな目安には、文化というものがある」

 これといった趣味もない社会人と大学生、男2人がふらりと立ち寄ったのはエアガンショップ『大野公房』。店番をする美人姉妹にも惹かれたけれど、なにより店内を埋め尽くすエアガンが、貞夫とシノの男の子心を刺激した。
 最初は余分な予算はないからと購入を渋っていた2人だが、いつのまにか洗脳され、サバゲに行けば思いっきり撃ちまくれるよと舞白姉妹に誘われると、なし崩し的に一緒にサバイバルゲームに行くことになるのだが……。

 妹の病気とかシノの怪しいバイトとか、思いっきり脇道それて暴走しそうなネタがちらほら出てるのに、あくまでサバイバルゲームの魅力を語りまくって、読者をゲームフィールドへと誘う1冊。惜しいなあ。いや、それでいいんだけれど、もっと暴走して欲しかったなあ。 

【サバゲにGO! はじめてのサバイバルゲーム】【アサウラ】【赤井てら】【LINE文庫エッジ】【本格サバイバルゲーム小説】【千葉県】
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「空手バカ異世界」 輝井永澄

2019-03-18 | スポーツ・武道
「大丈夫だ。空手を信じろ」

 空手の道を究めようとしていた男は、どうやら4tトラックとの戦いには勝てなかったらしい。気がつけば女神の手によって、科学の代わりに魔法が支配する異世界へと送り込まれていた。
 空手の道にチートは不要、己の流儀をつらぬくと、スキルも武器も断って、男は異世界に立つ。彼の前に立ちふさがるは、ミノタウロスに重装騎士、ドラゴンライダー……

 一発ネタをサクサクサクっと一気に駆け抜けた空手バカ一代。

【空手バカ異世界】【輝井永澄】【bun150】【ファンタジア文庫】【異世界転移】【知らない天井】【ゴブリン百人組手】【武道の精神】
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「地獄野球☆ワイルドウィッチーズ」 孝岡春之介

2019-02-23 | スポーツ・武道
 優勝候補の筆頭だった剣ヶ峰ウィッチーズは、トーナメント残り3試合でドラゴンズ相手にまさかの28点差で敗退。その原因はシーズン途中にもかかわらず、オーナーによる主力メンバーの放逐だった。優勝すればオーナーから選手まで、それぞれが望む願いが叶えられるという地獄野球。しかし、既に9連覇して叶えたい望みもなくなったオーナーが、美しくも可愛くもない選手は不要と追い出してしまったのだ。
 割を食ったのは、死んだ兄を生き返らせるため、悪魔と契約して選手登録したばかりの女子高生、槇原里夏だった……。

 魔球の巻き起こすカマイタチでバッターの少女たちのユニフォームがちぎれ飛ぶとか、そういう話です。

【地獄野球☆ワイルドウィッチーズ】【美少女だらけのチームでプレイボール!?】【孝岡春之介】【高崎とおる】【松之鐘流】【KCG文庫】【お色気あふれる地獄の野球バトル】【魔球】【TS】
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「スピード・レーサー」 監督:ウォシャウスキー姉妹

2019-01-07 | スポーツ・武道
 リメイク作品には、出来の善し悪しとか、ヒットを飛ばしたか否かとは別の基準で、原典をどれだけリスペクトしていたかという評価ポイントはありますよね。70年代TV特撮番組のチープなデザインをそのまま活かして劇場用作品にしてしまった『電人ザボーガー』なんて、CGがふんだんに使える今の特撮技術で、主役メカとか敵メカとか戦闘員とか、よくぞあんなありあわせのもので作ったようなチープなデザインを再現してくれたと涙しちゃいます。頭が割れてヘリコプターなんて!
 『宇宙戦艦ヤマト2199』も良かったですね。元の作品の骨格を残しつつ、当時の制作の都合でおかしくなった設定の辻褄合わせをしつつブラッシュアップして、まさに今の時代に復活させた価値がありました。むしろ昔からのマニアが「あそこはおかしい」と揶揄した箇所が原典ままだったりしたのは大笑い。その続編の方は、スタッフの自己主張が激しすぎてダメでしたが……。
 そんな流れで見ていくと、2008年のアメリカ映画『スピード・レーサー』も、原作である1967年制作のタツノコTVアニメ『マッハGoGoGo』への愛があふれすぎる作品でした。21世紀のアメリカ実写映画なのに、キャラクターとかどうして50年近く前の日本アニメそのままのキャスティングができるんでしょうか? メカニックデザインについても言わずもがな。
 残念なのは、興行成績が今ひとつ振るわなかったことでしょうか? タツノコアニメ好きには一見の価値ありですよね。

【スピード・レーサー】【マッハGoGoGo】【ラナ・ウォシャウスキー】【リリー・ウォシャウスキー】【ワーナー・ブラザース】
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「赤毛のサウスポー」 ポール・R・ロスワイラー

2018-12-18 | スポーツ・武道
「ことは野球だ。老若をとわず--子供の遊びなんだ。目的は楽しむことにあるんだ」
 面子だとか権威だとか利益がどうとか、楽しくプレイする、楽しんで観戦することに比べたらたいした問題ではないとキング・スペイド。

 18歳のレッド・ウォーカーは元メジャーリーグ選手だった父親に鍛えられて育ったサウスポーの女性投手。その彼女がビーバーズに入団し、快速球とスクリューボールを武器に活躍したことから、弱小チームが強豪チームへと変貌していく。

 出版社と表紙を変えてバージョンが3つくらいあります。続編も出てます。ということは、それなりに面白いんだろうなあ。でも、ちょっと表紙がけばくてイヤだなあ。同じ集英社文庫でももっと温和しいのが出ているようなので、機会があったら買い直そう。
 最初に翻訳が出版されたのが1977年。
 日本のプロ野球チームがドラフト会議で正体不明の女性を投手で指名した、マンガ『野球狂の詩』の水原勇気編が1975年スタート。
 弱小少年野球チームが少女アマンダを投手に迎え入れて躍進する、映画『がんばれ!ベアーズ』が1976年公開。
 弱小メジャーリーグチームがコンピュータ野球で躍進する、小説『プレーボール!2002年』にお色気女性選手が登場するのが1980年。
 このあたりの時代は、女性が男性だけのスポーツに参加するのはありえないけど不可能じゃない……くらいの空気があったのかもしれません。

【赤毛のサウスポー】【ポール・R・ロスワイラー】【集英社文庫】【野球小説】【スキャンダル】【賭け屋】【ナックル】
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「少女ファイト(15)」 日本橋ヨヲコ

2018-11-30 | スポーツ・武道
「ルールや権力で人の心は縛れません。必要なのは、自分と周りを大切にする心です」
 将来に何かあったら仲間を思い出せと、金糸雀高校・女子バレー部監督、鍛冶田丈の言葉。
 金糸雀高校の部員はみんな病んでたけれど、それ以上に壊れていたのは大石練。

 黒幕は諸葛孔明なみに食わせ物でした。

【少女ファイト15】【日本橋ヨヲコ】【イブニング】【バレーボール】【筋肉は裏切らない】【残虐ファイト】
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「少女ファイト(14)」 日本橋ヨヲコ

2018-11-29 | スポーツ・武道
「怒るときにちゃんと怒れないと、ずつと引きずってしまうから。私みたいに」
 感情が必要とするから怒っているのだと、大石練。

 黒幕登場。

【少女ファイト14】【日本橋ヨヲコ】【イブニング】【バレーボール】【シガレットチョコ】【依存症】【切迫流産】【旧部室棟】
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「どるから1」 ハナムラ

2018-11-09 | スポーツ・武道
「死ぬっていうのは、好きだったモノに触れないってことなんだ……」

 脱税で逮捕されたK-1の創始者、石井館長が出所直後にトラックに撥ねられて死亡。しかし、その魂は、自殺した女子高生、一ノ瀬ケイの身体に入り込んだ。
 ケイが亡き父から引き継いだ倒産寸前の空手道場は、門下生もほとんどおらず、連帯保証人になったことで被った信用金庫の融資が300万円。しかし、修羅場をくぐり抜けてきた石井館長にとっては、その程度の経営危機、そのくらいの借金など物の数ではなかった……。

 実在の人物を殺して転生させ、その上で生前にやってきた仕事の裏表を赤裸々に語るという話を、本人自ら原作でコミック化してしまったという怪作。いや、普通のビジネスものとして、転生モノとして面白いんです。

【どるから1】【石井和義】【ハナムラ】【バンブーコミックス】【空手ビジネス&ファンタジー】【女子高生転生】
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「ゴスロリ卓球」 蒼山サグ

2018-10-15 | スポーツ・武道
「なんで卓球で、なんでゴスロリなんですか。なんで混ぜたんですか、それを」
「美しいから。他に理由はいらぬ」


 卓球部の超高校級プレイヤー、斎木羽麗が学校から消えた。
 所在不明になった幼馴染みを追いかけた坂井修は、羽麗が行方不明になった父親の借金を肩代わりする代償に、闇卓球の賭け試合に出ることになったことを知る……。

 存在しないはずの大都会の闇卓球場で繰り広げられる、ゴスロリ美少女たちの戦いを描いた青春スポーツ賭博小説。
 ひとことでまとめると「金持ちに不可能なし」。

【ゴスロリ卓球(ピンポン)】【蒼山サグ】【マナカッコワライ】【電撃文庫】【ゴスロリヤミ金卓球】【罰金いちおくえん】
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「素人おっさん、転生サッカーライフを満喫する」 ハーーナ殿下

2018-07-19 | スポーツ・武道
 コータは小学校の時の交通事故で両親と妹を失い、自らも後遺症に20余年苦しんだ末に死亡した。そんな彼の心残りは、応援してきた地元のサッカーチーム、ブランデール弘前の解散だった。
 自分にもっと力があったら……、今際の際にそう強く思ったコータは、気がつけば幼稚園児に戻っていた……。

 転生やり直し系スポーツ小説。キーワードで「超スピード展開」とつくくらい、テンポの良いストーリー展開が魅力。かといって、ダイジェスト版ということではなく、メリハリがついて語るエピソードの取捨選択が上手いんですね。『やり直してもサッカー小僧』が「ドカベン」なら、この作品は「あぶさん」ってとこでしょうか。
 ただ、主人公のイラスト育ちすぎかな。栄養コントロールして身体強化を意識してるのではあるけど、小学2年生で大人のコーチの肩くらいまで上背があるのは育ちすぎてないかしら。

【素人おっさん、転生サッカーライフを満喫する】【ハーーナ殿下】【白蘇ふぁみ】【ツギクルブックス】【新感覚スポーツファンタジー】【人生やり直し】【逆行転生】
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「ガールズ&パンツァー最終章第1話」 監督:水島努

2018-01-01 | スポーツ・武道
 最終章の第1話を劇場公開10日目に足を運びました。夜8時半の回で、130人以上入るスクリーンに客は10人そこそこ。それでもど真ん中付近を陣取った客に限って、暗くなってからぎりぎりにやってきてウロウロするんかいのお。まだ明るい館内で無理矢理上映する映画予告編とか、しっかり暗くなってから延々と続く地元企業や警察のCMからちゃんと観なさいって……。

 学園存続の危機をからくも切り抜けた大洗女子学園は、3年生の卒業を控えて生徒会も新体制となっていたが、それは他校も同じ。新たに復活した冬の戦車道大会を目標に動き始める。しかし、ここに至って突発事態が発生……というか露見。学園内外に号外が乱れ飛ぶ。
 みほ達にとって、この戦いもまた「負けられない戦い」になってしまったのだ……。

 ガルパンは「なんか戦争をおもちゃにしているみたいな印象があって」と食わず嫌いの友人がいたけれど、とりあえず「剣道だって今では人殺しの技を学生にやらせてとか怒る人はいなかろ?」「華道や茶道と並んで戦車道というのは女子の嗜みの1つでな」とか説いたものだけれど、つまり「戦車道」という武芸に打ち込む女子高生たちの友情と青春の物語なのだ。スポーツ根性マンガのフォーマットにメカと少女を乗っけたわけで、ストーリーはすごく王道。車長に砲弾が当たらないのは、当たらないから当たらないのではなく、単に避けているからだと分かったのは収穫。
 今回は、初戦のBC自由学園のフランス戦車隊との対決。4DXとかは第1話と第2話を合わせた形で上映すると聞いていたけれど納得しました。でも、BC自由学園の生え抜きと高校入試組より、大洗女学園の船舶科とそれ以外との関係の方が断絶が深いんじゃないかね?
 ちなみに地元の女子校でも、そういう生え抜きと途中入学の区別というのはあって、生え抜きは「純金」、そうでない者は「18金」「メッキ」とか呼ばれてましたけれど、純金な学生の方々とおつきあいしようと思うと、高校生あたりでブランドもののバッグやアクセサリーが必須アイテムだと親御さんが嘆いてました。

【ガールズ&パンツァー最終章第1話】【GIRLS und PANZER】【水島努】【鈴木貴昭】【島田フミカネ】【ショウゲート】【ヴィシー政権】【自由フランス】【アンシャン=レジーム】【ヨハネスブルグ】【ジョリー・ロジャー】【燻製】【ノンアルコール・ラム】【船舶科】【進路】

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「オーバー・ザ・トップ」 主演:シルヴェスター・スタローン

2017-06-30 | スポーツ・武道
 昔はテレビのゴールデンタイムに映画枠が多かったですね。月曜は荻昌弘、水曜は水野晴郎、金曜は高島忠夫、日曜は淀川長治の解説付きでした。それから劇場公開も2本立てがあたりまえの時代で、観る気はなくても、多少自分の趣味から外れていても、いろんな洋画・邦画を観てました。まあ、『カリオストロの城』を観に行って『ギャンブル大将』を見せられるとか、『うる星やつら オンリー・ユー』を観に行って『ションベンライダー』を見せられるといった悲劇もありましたが、たくさん観て経験を積むという意味では恵まれた時代でした。
 そういうわけで、観るつもりはなかったけれど、同時上映の『クロコダイル・ダンディ』のついでに見ちゃったのが『オーバー・ザ・トップ』。
 上流階級の子弟として育てられた息子と、10年間音信不通だったトラック野郎の父親とのロードムービーで、筋肉隆々たる漢たちのアームレスリング映画。いやあ、腕相撲であれだけ熱くなれるなんてしらなかったよ。
 普通、腕相撲映画とかでは観に行かないものね。今ならさしづめ、親子でトラックの運転台に座っているシーンだけピックアップされて「再会した父と子が心を通わせるまでの家族の愛の姿を描いたロードムービー」とかいって宣伝されて、観に行ったら汗が飛び散る筋肉映画で愕然とするパターンだよね……。

【オーバー・ザ・トップ】【シルヴェスター・スタローン】【ワーナー・ブラザース】【腕相撲】【トラック野郎】
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「バリバリ伝説」 原作:しげの秀一

2016-09-06 | スポーツ・武道
 少年マガジンに連載していたロードレース漫画が原作のOVA。コミックはうちの妹が好きで、揃えてたよな。その第一部を「Part I」「Part II」で構成してました。原作の雰囲気ままにまとめていて、峠のスピード感もサーキットの熱風も表現されていて、出来は良かったと思います。

 巨摩郡(グン)はバイクで峠道を攻めるのが趣味な高校生。
 公道バトルでライバルとなった聖秀吉と時には対立しつつも、やがて互いに認め合うようになり、勝負の場は峠道からアマチュアレースの世界へと移っていく。
 そして2人はコンビを組んで鈴鹿4耐に挑むのだが……。

 ロードレースがブームとなった時代の牽引力の1つ。この作品がきっかけではなかったんだよね。今より街にバイク乗りがあふれていて、それもみんなレーサーレプリカのツナギを着てたんですよね。見ないよなあ、レーサーレプリカ。
 ただ、最近はどうか知らないけれど、この時期のバイク漫画とかバイク小説とか、たいてい中盤でメインキャラの1人が事故死して、それが主人公の転機になる話が多かったなあと思い出しました。野球漫画や柔道漫画ではそうそう人死しないのに、なぜバイクものばかりと思ったものです。

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