「ババァは寂しいと死んじまうんだよ」ハンターギルドの窓口に現れたふらりと少女は、華奢な躯に豊かな胸の持ち主で、それほど体力がありそうには見えなかったけれど、その肩には捕らえた犯罪者の男を軽々と担いでいた。
やがてフリーの賞金稼ぎとなった少女はギルド入りを断りつつ、町の犯罪者を片っ端から捕縛していくのだが、その正体は300年前に亡びたものの世界征服寸前にまで至っていた帝国、その最後の女帝ラウラリス・エルダヌスであった。
世の悪行をすべて引っかぶって帝国と共に亡びたはずが、その偉業ゆえにこのまま邪神に転生させるのも惜しいと判断した神によって、若い肉体を与えられて転生したのだ。今度こそしがらみも持たない自由な身として第二の人生を謳歌してみせよと……。
躯は少女、中身はババァ。その名もラウラリス・エルダヌスの冒険記。身長よりでかい剣を振り回して大暴れしますが、冒頭の老女帝と剣のイラストがカッコ良いです。
【 転生ババァは見過ごせない！～元悪徳女帝の二周目ライフ～】【ナカノムラアヤスケ】【タカ氏】【レジーナブックス】【アルファポリス】【悪役を演じきったババァの、第二の人生譚】
「真の兵器マニアは戦争なんぞ大っキライです。戦争がおきると兵器がこわれるじゃないですか!!」
「大事なことですよ。好きな相手に『愛しています(I love you)』と伝えることは」
「負けはいいですね。学ぶことがとても多い」
「これはあなたの物語」
闘技大会で優勝したし、仲間もそのときの賭けに勝ってアブク銭がたんまり……ということで、クラン・Zodiacのクランハウスを建てる島を購入することに。
いい人だったばかりに貧乏くじを引き続け、彼女にもフラれた男が悪徳領主として名高いヴェレット家の長男に転生した。
峡部聖として転生してもう４年ちょい。陰陽師としての修行も始まっているけれど、ついに幼稚園デビューです。
「カレーチャーハン……これも新しい体験だ、美味しい」
映画『ダンジョンズ＆ドラゴンズ／アウトローたちの誇り』のパンフレットとか関連商品が出ていないので、代わりにアートブックを購入。発売日になった途端に売り切れ、次の瞬間２倍の価格でAmazonから出品されてました。なんだかなー。
四角い顔に太い眉毛、ごつい体躯と、中学時代にはまったくモテなかったどころか普通に女子と話をする機会もないまま、明日からは男子高校生……という少年の前に通りすがりの女神がやってきた。モテすぎて困っている少年と人生を交換してみないかというのだ。
「冒険とは未知に進んで踏み込み、実力を以て踏破すること」
豊臣秀頼の奥小姓の１人である神照庚丸は、戦乱で親を失ったらしく出自不明。それゆえに町人風情と周囲から侮られることも多いが、本人はさして気にした風もない。養い親の僧侶・浄林の縁で大坂城に上がり、ただ秀頼に仕えるのみだ。しかし、時代は動き、徳川家は豊臣家失墜を図ってさまざまな圧力をかけてくる。
「人それぞれに幸せの掴み方は違うのだ。周りが如何思うかなど……」
深夜までテスト勉強をしていたはずの高校生、新見優斗は気がつけば見知らぬ古風な建物の前に立っていた。そこは500年の歴史のある猫鳴館という温泉宿なのだ……と教えてくれたのは、猫耳を生やしたお姉さんのシャム猫さん。
