仏像箱

　知人から依頼されて仏像を入れる箱を作ることになった。

　Ｏ川さんは趣味で仏像を製作していて、東北復興の仏像を寄贈することになったのだとか（電話なので詳しい事は分からない）。

　さて引き受けてみたものの、作った事はない。ネットで調べたが指物師の世界。依頼主もそこまで高度なものは要求していない

だろうと都合よく解釈。引き受けた理由の一つは、かなり以前購入した９ｍｍ厚の桐の板をまだ所有している（以前作った戸棚の

扉用鏡板に使用するため）。この辺りのいきさつは長くなるので割愛。

　まずは出来るかどうかの試作品作り。

　今回扉は上からの落とし込み。その構造がよくわからない。右が試作品。

　扉の上部が問題だったが、制作そのものは扉の構造と同じ。試作品と違いバーべキュウ用の竹串を鉛筆削りで削り竹釘にした。

　依頼された内寸はぴたり（深さが３ｍｍ程深かったが許容範囲）。

　後日納品。さて試作品は中に仕切りを付ければ、何かの収納に使えそう。箱の構造は何か役に立ちそうなので残しておきたい。

　作り方を覚えている内にもっとコンパクトな箱に作り変えるといいかも知れない。