Jerry Emma Laura Piano

Mina, Dalida, Barbara, Laura, Lara....美人大好き! あっ、Mihoが一番好き

縦書きの文章が落ち着く

2018年02月10日 | 毎日の話

昔、雪解けが始まり、里に下山して

冬に届いていた手紙の束を職員から渡された

大正生まれで多くの大災害をなんども経験してきた母からの手紙は

相変わらず、旧仮名遣いの文体で、「冬は辛からふ、混凝土も凍るのか・・・」

と、読みにくかった。ただ和紙に縦書きの筆使いは綺麗だったことを覚えている

今、大正時代の文章を旧漢字に戸惑うが読んで理解できるのは母のお陰だと思う

昨晩、大正10年の縦書きの論説を読んでいて、こんなことをふと思った

「本篇は私が極乏しい参考書のあちこちから抜粋して綴り合はしたものであるが、いくらか根本に觸れて居ると思ふ・・・」と書き出される

「佛國政府、獨逸國、澤山、・・・・おひゞ研究せられて来るであらう」

面白い、そして母からの手紙を読んでいるようだ

昔、葉山嘉樹さんだったか、「セメント樽の中の手紙」という非常に短い小説を読んだことを思い出した(源太郎はプロレタリア文学は好きではないが)

その文章の中で、恵那山という言葉が出てきていて、大正終わりぐらい発表の小説だから、舞台はあの福澤桃介が木曽川を堰き止めた大井ダムだろうと想像した

でも、読んだそれは現代仮名遣いだったように記憶しているが、それでも「十才」が吐き出されるというくだりは読んだ人のどれほどが理解できただろう

「才」という計量(容積)を表す単位は、もう忘れられたのだろう。源太郎が若い頃は、この単位は当たり前のように使われていたのだが・・・・

今朝のLauraはご機嫌だ

少し暖かいし、草津温泉に友人たちと出かける息子が早起きして、朝「おやつ」をもらったようだ

今は、暖かいカーペットの上で寝てしまっているが・・・

 

昨日からの富士山の姿を見ていただきたい

午後から雨という予報だが、小さな笠雲が今朝夜明け前に見え、それが消えて巨大な釣鐘雲が少し離れたところにできている

そして今朝

夜が明けた

そして、大きな雲が留まっている