二月は忙しくて、なかなか更新できなかった。
三月も中旬になって、暖かい日が続き(今日は冷たい雨が降っているけれど)庭の杏子の花が今年も綺麗に咲き始めた。
奥さんの「楽器のバンドネオンが展示されているよ」情報で、久しぶりに楽器博物館に出向いた。
音を出したこともなければ、持ったこともない。
でも、タンゴの楽器に代表されるこの楽器を間近で見られることはなかなかない。
数年前に訪れた博物館では、民族楽器が沢山展示されていたが、この楽器はなかった。
キーボタンは複雑で、悪魔の楽器とも言われるが、同じキーでも開く時と閉じる時で音が変わり、その配列はとても人間が考えたものとは信じがたい。
夕暮れ時に濡れた石畳の路地の片隅から哀愁におびて聞こえてくる音を想像してしまう。
久しぶりに電子鍵盤楽器やシンセサイザーを見学したが、我が家にあった大きなベースペタルのある電子オルガンの展示はなかったが、小ぶりのオルガンを引く奥様の姿を久しぶりに見た。
日頃はピアノばかり弾いているので、数十年ぶりの楽器を引く姿は懐かしく思う。
娘が小さい時に、ベースペタルの上を歩いたことが思い出される。
今年度も後少し、Iターンで故郷に戻る人、役所仕事から教職につく人、そして定年で現役を去る人。
何人かが、源太郎の出勤日に合わせて挨拶に来てくれた。
それぞれ、まだまだ長い人生、元気で活躍してほしい。