先住民族関連ニュース

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国立アイヌ民族博物館建築/10月25日まで受付/北海道開発局WTO

2017-09-22 | アイヌ民族関連
建設通信新聞[ 2017-09-22 6面 ]

完成イメージ図
 北海道開発局営繕部は22日、WTO対象となる「国立アイヌ民族博物館新営17建築その他工事」の一般競争入札を公告する。施工体制確認型総合評価落札方式(技術提案評価型S型)を適用する。
 参加申請は10月25日まで電子入札システムにより受け付ける。12月27日に開札する。
 入札参加資格は、建築の単体かJV。経営事項評価点数は1200点以上(代表者以外は1150点以上)で、2002年度以降にS(プレハブ除く)、RC、SRC造延べ3000㎡以上の博物館、美術館、図書館、研究施設、医療施設、事務所・庁舎の新築または増築工事で躯体、外装のほか内装工事を含む建築工事一式の元請実績を求める(他の構成員はプレハブを除くS、RC、SRC造延べ1000㎡以上)。
 同施設は、北海道で初めて白老町に整備する仮称・国立の民族共生公園のメイン施設としてポロト湖畔に建設するもので、国内外に向けたアイヌの歴史・文化などの発信拠点となる。設計は建物が久米設計、展示は丹青社が担当している。
 概要はS一部SRC造3階建て延べ8618㎡の博物館新築、屋外排水設備、舗装、雑工作物、エレベーター設備、エスカレーター設備の各新設一式。使用する主な資機材はコンクリート6000m3、鉄筋740t、鉄骨1900t。
 工期は19年11月26日まで。工事場所は白老町。
https://www.kensetsunews.com/archives/107529

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サハリンはなぜ今「ベビーブーム」なのか?

2017-09-22 | 先住民族関連
Forbes JAPAN2017/09/21 08:30

今年6月、サハリン東海岸の港町ホルムスクにある旧真岡王子製紙工場跡に潜入し、撮影していたときのこと。ふたりのロシア人少年がいきなり廃墟の中に現れた。
見慣れぬ外国人がいるのを見て、近づいてきたようだ。彼らにとって、そこは小さな頃から勝手知ったる遊び場らしい。まるで「こっちも面白いよ」とでもいうように手招きし、道先案内人となって奥まで連れていってくれたのだった。
サハリン南部(樺太)が日本領だった頃、王子製紙はいくつもの工場を建設した。日本時代は真岡と呼ばれていたこの町では、大正8年(1919年)に操業を開始。戦後もしばらく稼動していたが、ソ連崩壊後の1990年代半ばに停止している。
ホルムスクは現在、人口2万8000人ほどの小さな町だが、子供たちが外で元気に遊んでいる姿をよく見かけた。サハリン州では5月が卒業シーズンで、6~7月は夏休み。そのせいもあったろう。だが、街角で遊ぶ子供の無邪気な姿に癒されるといった体験は、かつてはアジアの発展途上国の話だった。ところが、最近は経済成長によってアジアの都市にはビルばかりが建ち、子供が安心して遊べる場所は激減。戸内に閉じこもる子供たちが増えている。それだけにサハリンで見た光景は新鮮だった。
サハリンの子供たちの元気な姿を見ていると、いくつかのことに気づく。ロシアの1人当たりの名目GDPは世界70位の8928ドル(2016年)。日本の4分の1にすぎず、決して裕福な国とはいえないが、彼らの着ているものは貧しさを感じさせることはない。
面白いのは、男の子は地味なウインドブレーカー姿でも、女の子はフリルの付いたミニスカートや水玉柄など、おしゃれさんが多いこと。これは万国共通なのかもしれないが、安価な中国衣料が世界中に大量に出回った影響は、極東の果ての小さな田舎町にも見られる。
さらに目についたのは、小さな町ほど自転車に乗る子を多く見かけたことだ。
冬季は長く氷雪で閉ざされる厳寒の地、サハリンだけに、6月の好天に恵まれた日には、小さな子供まで自転車に乗りたくなるのは当然だろう。町の自転車ショップには色とりどりの新車が並んでいた。これも、中国のシェアサイクルの推進で大量生産した安価な自転車が周辺国に流れているからに違いない。
ベビーカーを押す母親の姿もよく見かけた。これはサハリンに住む韓国系や非ロシア系の先住民族の人たちも同様だった。
「サハリンには子供が多い」という見聞は、今年7月の「ビザなし交流」で北方四島を訪ねた朝日新聞の記者も指摘している。
「国後島の人口は約8千人で、四島の中で最も多い。7日、市街地の古釜布(ふるかまっぷ)では、ベビーカーを押したり子どもの手を引いたりして歩く母親の姿が目立った。『過疎化、高齢化』というイメージとは違い、インフラ整備が進む島はいま『ベビーブーム』だという」(「北方領土、活性化へ期待感 ビザなし交流」朝日新聞2017年7月14日
サハリンは本当に「ベビーブーム」なのか? では、どうしてそうなったのか?
現地在住の日本人関係者によると「サハリン州の最大の悩みは人口減。少子高齢化もあるが、人口流出も問題」という。「ソ連時代、ロシア各地から集められた人たちとその後裔が多く住む地域だった。そのため、ソ連崩壊後の1990年代から2000年代の初め、自身やその一族の住む地域へ移住する人たちは多かった」。
現在のサハリン州の人口は約48万人。1990年代は約60万人だったことからすれば、すでに相当減っているが、統計によると、2016年から17年にかけてわずかに増えている。郊外でマンション建設も見られる州都ユジノサハリンスクや稚内と航路で結ばれたコルサコフなどの南部都市が増加しているからだ。
前述の関係者によると「サハリン州では子育て支援に力を入れている」という。サハリン州政府のエレーナ・カシャノワ社会保障担当大臣は「子ども1人につき、月額2551ルーブル(約5000円)給付」「3人目以上の子どもがいる家庭で住宅を取得する場合、取得価格の半額以内で200万ルーブルを超えない範囲の支援を約束」と地元メディアに答えている。
その成果が目に見える例として、サハリンではどんな小さな町でも、集合住宅の間の広場や公園に真新しい遊具ができている。町の老朽化した建築物や交通インフラに比べると、そこだけ輝いて見えるほどだ。
どの町にもある博物館を訪ねると、地元の子供たちが社会学習に来ている姿を見かける。この島の子供たちはのびのびしているが、教育から縁遠い存在ではなさそうだ。
なぜサハリンでこのような州独自の取り組みが可能なのか。「サハリンには豊富な天然資源があるため、ロシア国内で唯一の無借金州だから」と別の関係者はいう。
人口減はサハリンに限らず、ロシア全土に共通する問題だ。財源ありきという話だとすれば、身も蓋もないけれど、ウラジオストクにならえば「日本にいちばん近いヨーロッパの田舎町」であるサハリン州が子供を育てやすい環境を作ろうとしていることだけは確かなようである。
https://forbesjapan.com/articles/detail/17780


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マニラ市リサール公園で戒厳令や超法規的殺人に抗議する大規模抗議集会実施

2017-09-22 | 先住民族関連
日刊まにら新聞 2017.9.22

(上)特設ステージ前いっぱいに集まる集会参加者ら。バヤンが人権保護をテーマにした歌を披露した=21日午後5時半ごろ、首都圏マニラ市のリサール公園で冨田すみれ子撮影。(下)ドゥテルテ大統領とマルコス元大統領の顔が半分ずつ描かれた絵を燃やす抗議者ら=21日午前10時ごろ、首都圏ケソン市の国軍本部で伊藤明日香撮影
 首都圏マニラ市のリサール公園で21日、違法薬物撲滅政策での超法規的殺人や戒厳令などに反対する左派系団体や学生ら約1万6千人(警察発表)が大規模な抗議集会を行った。参加者は「(麻薬取り締まりでの)超法規的殺人をやめろ」「大統領は人権を守れ」と怒りの声を上げた。一方、ドゥテルテ支持者1万5千人以上も対抗して集会を開いた。
 反ドゥテルテ派は午前9時ごろから、首都圏ケソン市の国軍本部前やマニラ市メンジョーラ橋、サントトマス大学前などで抗議集会を開催。メンジョーラ橋の集会では急進左派市民連合組織バヤンや人権団体カラパタンなどが、大統領の絵を燃やすなどとして抗議し、リサール公園までデモをした。
 リサール公園のロハス通り沿いに特設されたステージ前に集まった人々は「戒厳令を停止せよ、超法規的殺人をやめろ」とシュプレヒコール。ステージ上では教会関係者や学生団体、先住民族「ルマド」などが演説や合唱などを行った。
 同日は故マルコス元大統領による戒厳令布告から45年目に当たり、マルコス政権の戒厳令下で拷問や不当逮捕など人権侵害を受けた被害者も「過ちを繰り返すな」と語った。
 警官による超法規的殺人の巻き添えで15歳の息子を亡くした女性は「麻薬取引と全く関係のない息子がなぜ命を落とさなければならなかったのか。大統領には麻薬戦争の方法を考え直してほしい」と息子の写真を抱えながら訴えた。
 友人4人と集会に参加したフィリピン大生のゲア・デメサさん(18)は「デモ参加は初めてだが、独裁的なドゥテルテ政権に危機を感じ参加した」と話した。(冨田すみれ子)
http://www.manila-shimbun.com/category/society/news233120.html

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アムネスティニュース : ロヒンギャの虐殺を止めて!

2017-09-22 | 先住民族関連
レイバーネット日本 2017.9.21 通巻781号
ミャンマー西部に暮らすイスラム教徒ロヒンギャの人たちがひどい迫害を受けています。治安部隊らがロヒンギャの村々に火を放ち、逃げまどう人々を手当たりしだいに撃ち殺したとみられています。ロヒンギャの人たちを救う緊急署名に、今すぐ参加してください!詳細はフォーカスをご覧ください。
ミャンマー(ビルマ):治安部隊 周到なロヒンギャ民族浄化作戦
………………………………………………………………………………
8月25日にロヒンギャの武装集団が警察施設などを襲撃して以来、治安部隊による報復で、37万以上のロヒンギャの人たちが、自宅を追われ、隣国のバングラデシュに逃れた。
◇ こちらのニュースリリースの全文は下記サイトでご覧ください。http://www.amnesty.or.jp/news/2017/0920_7064.html
▽ ペルー:無視される先住民族の汚染水問題http://www.amnesty.or.jp/news/2017/0920_7066.html
▽ イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:イスラエルがアムネスティと支持者に報復かhttp://www.amnesty.or.jp/news/2017/0915_7062.html
▽ ナイジェリア:軍の人権侵害調査に独立性と実効性をhttp://www.amnesty.or.jp/news/2017/0915_7058.html
緊急署名:ミャンマー(ビルマ):ロヒンギャの虐殺を止めて!
………………………………………………………………………………
ミャンマー(ビルマ)では、国内で迫害された多くの人たちが隣国バングラデシュへ避難しています。大多数が同国西部ラカイン州で暮らすイスラム教徒ロヒンギャの人たちです。
先月25日、ロヒンギャの武装集団がミャンマーの治安部隊を攻撃したことをきっかけに、ミャンマー軍がラカイン州で大規模な軍事作戦を始めました。その後わずか3週間も経たない内に、37万人以上が国を逃れています。
治安部隊はロヒンギャの人びとを虐殺、彼らの家々を破壊し、村ごと焼き尽くしています。アムネスティの現地調査員の報告によると、バングラデシュにたどり着いた多くが治安部隊による攻撃を証言し、銃で腕を撃たれた幼い子どももいたといいます。
9月11日、国連はこの事態を「民族浄化の典型例」だと強く非難しています。ロヒンギャを標的にした残虐な軍事作戦をやめるよう、今すぐミャンマー国軍司令官に要請してください。
▽ ロヒンギャの虐殺を止めて!https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/myanmar_201709.html
http://www.labornetjp.org/news/2017/1505986087179staff01

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