先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

ニュースがわかる目次 2017年10月号(9月15日発売) 関連の一部

2017-09-07 | アイヌ民族関連
毎日新聞2017年9月6日
◆アイヌの遺骨 故郷へ
 明治時代にドイツへ持ち去られたアイヌ民族の遺骨が138年ぶりに故郷の北海道へ返されました。返還は国連の「先住民族の権利に関する宣言」に基づいたものです。当時のドイツには先住民族の遺骨が世界中から集められていました。なぜそのようなことが起きたのでしょうか。日本の先住民族アイヌについて理解しましょう。
https://mainichi.jp/articles/20170906/org/00m/010/005000c

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白老駅、特急停車増へ アイヌ象徴空間開設に向け

2017-09-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/07 07:22 更新
【白老】国が胆振管内白老町に開設するアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」の2020年春オープンに合わせ、JR北海道と国、道、白老町はJR白老駅に停車する特急列車を増やす方向で最終調整に入った。10両編成の特急に対応できるよう駅ホームを改良し、乗降客の大幅増を図る。国が掲げる来場者年間100万人の目標に向け、近く詰めの協議を行い、駅舎の整備なども検討する。
 白老駅に止まる特急は現在、札幌―東室蘭間を1日6往復運行する「すずらん」(5両編成)のみ。札幌―函館間を12往復走り、通常7両から最大で10両編成になる「北斗・スーパー北斗」を停車させる方向で調整している。
 民族共生象徴空間は、ポロト湖畔に国立アイヌ民族博物館や、伝統的なコタン(集落)を再現する国立民族共生公園などを整備し、20年4月に開業する。
全文:583文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/130644

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

話者2人、消滅の危機にある謎のネパール先住民族語 新辞書に望み

2017-09-07 | 先住民族関連
NewSphere Sep 6 2017

Daniel Heighton / Shutterstock.com
著:Sanjib Chaudhary (Global Voices Journalist, Brand and Communication Specialist)
 新しく売り出された本は、ネパールの消滅の危機に置かれている言語の一つであるクスンダ語の辞書を兼ね備え、その少数言語が絶滅してしまうのを防止するための一助となっている。世界のどの言語とも明確な系統関係が見つかっていない、この孤立した言語の語源は、言語学者達を困惑させている。
 2011年の国勢調査では、ネパールにおけるクスンダ民族の人口は273人であり、そのうち28人がクスンダ語を母語としているということが記録されているが、実際のフィールド調査によるとクスンダ民族は150人しかおらず、そのうち2人だけがクスンダ語を母語としているという。
 クスンダ語は口頭言語であり、文字や書き言葉による記録や文書、本が一つも存在しない。現存するクスンダ民族の人々はネパール各地に散り散りになり、母語を話す機会がないのである。彼らは、現在暮らしているそれぞれの場所での生活様式や文化的ならわしを取り入れる必要があったのだ。結果として、クスンダ民族の人々は彼らの母国語を家庭でさえも話すことがなくなったのである。
 この新しい本の作者であるウデイ・ラジ・アール氏によると、現存する2人のクスンダ語話者は、ダーン郡デウクリ出身のギアニ・マイヤ・セン・クスンダ氏(81)と、ロルパ郡出身のカマラ・セン・カトリ氏(48)である。現在、クスンダ民族の人々は、ネパールのカピラヴァストゥ郡、アルガカンチー郡、ピュータン郡、ルパ郡、ダーン郡、及びスルケ―ト郡に生存している。
 “バンラジャ(森の王)”として知られているクスンダ民族は、狩猟採集民でありネパールの中央部や中西部の山岳部の森林地帯で数十年前まで遊牧生活を送ってきた。彼らの暮らしや、居住パターン、他と異なり独特なクスンダ語は、彼らがネパールに古代から暮らしてきたことを示している。
 クスンダ民族は自分達の事を“森の王”を呼び、クスンダ語では“ギランンディ・ミャハク” と言い、ネパールの支配民族であるタクリ民族と対等な地位と関係を主張する。クスンダ民族によると、タクリ民族は農耕地帯における王であり、クスンダ民族は森林地帯において支配をしてきた。クスンダ民族はタクリ民族の名字に当たるシャヒ、センやカーンをよく名乗っているのだ。
 アール氏による本は、クスンダ民族の歴史、言語、文化や伝統に触れ、クスンダ語の2,500以上の単語を集約している。しかし、アール氏はクスンダ語を研究する唯一の研究者ではない。ブライアン・ホウトン・ホッジソン氏、ヨハン・レインハード氏、デイビッド・ワッタース氏、B.K.ラナ氏、マドハブ・プラサッド・ポハレル氏も、この謎めいた言語を解明するために研究をしてきた学者達なのである。
 フェリックス・ガエッケ氏とガヤトリ・パラメスワラン氏による、このビデオは、ギアニ・マイヤ・セン氏、彼女の息子、トリブバン大学の言語学部のポカレル教授に対するインタビューを取り上げたものである。
https://vimeo.com/58705459
 今年の地方選挙の結果はクスンダ民族にとって良いニュースであった。ネパールにおけるクスンダ振興会の創設者であるダーン・バハデュア・クスンダ氏がネパールで7番目に大きな都市であるゴラヒの執行委員会の代表に、少数民族枠から選ばれたのである。
 クスンダ語が絶滅の危機に面している一方で、地方政府の中にクスンダ民族の代表が存在し、クスンダ語の辞書が編集されていることは、クスンダ民族の文化や伝統のみならず、言語をも保護することにつながるであろう。
This article was originally published on Global Voices. Read the original article.
Translated by Conyac
Text by Global Voices
https://newsphere.jp/culture/20170906-3/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サケ豊漁を祈るアイヌ民族の儀式(動画)

2017-09-07 | アイヌ民族関連
NHK 09月06日 18時49分
各地で秋サケ漁が始まる中、胆振の白老町ではアイヌ民族に伝わるサケの豊漁を祈る儀式が行われました。
この儀式は「ペッカムイノミ」と呼ばれ、サケが遡上するこの時期に白老町で毎年、行われています。
儀式は白老川とウヨロ川が交わる辺りの岸辺で行われ、白老町にあるアイヌ民族博物館の職員10人が参加しました。
築かれた祭壇には近くの海で捕れたばかりの新鮮なサケが供えられ、参加者たちは川の神などに祈りの言葉をささげながら豊漁を祈っていました。
サケはアイヌ民族にとって重要な食料とされていて、主催したアイヌ民族博物館の野本三治伝承課長は「去年はサケの不漁が続いて残念だった。若い世代にも儀式を受け継いでいきたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170906/3628411.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4千年前の台湾の首都は「台東」=考古学者が指摘

2017-09-07 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2017/09/06 17:33

劉益昌氏(右から2人目)
(台東 6日 中央社)成功大学考古学研究所の劉益昌所長は、4000年前の台湾の首都は東部・台東にあったとする説を提起している。台東の沿岸では5日、台湾原住民(先住民)アミ族の当時の技術を使い再現した竹のいかだによる試験航海が行われた。これに参加した劉氏は、過去4000年にわたり台湾とフィリピンの間で航海が続いていた歴史を、再現した古代舟を使って証明することは「意義がある」と語った。
近年、オーストロネシア(南島)語族の発祥地は台湾だとする説が国内外の多数の学者から指摘されている。これまでの研究によると、東南アジアで現在確認されている最古の先史時代の遺跡はルソン島にあり、台湾東部の遺跡と類似しているほか、ルソン島やベトナムの遺跡でも台湾ヒスイが見つかった。また、バタン諸島とベトナム北部で発掘された玉ケツに花蓮産のヒスイが使用されていたという研究結果もある。
劉氏は、4000年前の人は台湾ヒスイの原産地である花蓮からヒスイを台東に運び、台東の沿岸地域に位置する現在の富山や杉原に加工場を設置していたと説明。オーストロネシア語族はヒスイを約束の印として持ち、台東から東南アジアに渡ったのではないかと持論を展開した。
(盧太城/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201709060008.aspx

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする