伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2019/08/31

2019-08-31 11:45:05 | 一日一章・聖書通読日記
出エジプト記 29:1-9

「あなたは彼らを聖別し、祭司としてわたしに仕えさせるために、次の事を彼らにしなければならない。すなわち若い雄牛一頭と、きずのない雄羊二頭とを取り、 また種入れぬパンと、油を混ぜた種入れぬ菓子と、油を塗った種入れぬせんべいとを取りなさい。これらは小麦粉で作らなければならない。 そしてこれを一つのかごに入れ、そのかごに入れたまま、かの一頭の雄牛および二頭の雄羊と共に携えてこなければならない。 あなたはまたアロンとその子たちを会見の幕屋の入口に連れてきて、水で彼らを洗い清め、 また衣服を取り、下服とエポデに属する上服と、エポデと胸当とをアロンに着せ、エポデの帯を締めさせなければならない。 そして彼の頭に帽子をかぶらせ、その帽子の上にかの聖なる冠をいただかせ、 注ぎ油を取って彼の頭にかけ、彼に油注ぎをしなければならない。 あなたはまた彼の子たちを連れてきて下服を着せ、 彼ら、すなわちアロンとその子たちに帯を締めさせ、ずきんをかぶらせなければならない。祭司の職は永久の定めによって彼らに帰するであろう。あなたはこうして、アロンとその子たちを職に任じなければならない。」

形ばかり整っても、内実が伴わなければ意味がありません。神を礼拝するための会見の幕屋、至聖所、聖所、聖なる器、祭司の装束が整えられた後、それらをどのように用いて神を礼拝するか、その実践について神はモーセに告げ知らせました。まず最初に、イスラエルの民の代表として神に仕える祭司がその職務に就くにあたっての準備から始まります。祭司の任職のために、若い雄牛一頭、きずのない雄羊二頭、 種入れぬパン、油を混ぜた種入れぬ菓子、油を塗った種入れぬせんべいを用意するようにと命じられました。これらの捧げものにはそれぞれ意味があり、どれをとっても祭司の任職に欠かせないものです。動物のいけにえは罪を購うためのもの、小麦で造られたパンや菓子、せんべいにイースト菌を入れてはならないのは、罪のない状態を保つため、油を塗るのは聖霊の油注ぎを意味します。そして祭司となるアロンと、その働きを助けるアロンの子たちには祭司の服を着せ、特に大祭司アロンにはイスラエル全会衆を代表するエポデを身に付けさせました。このようにして神の御前に仕える準備が整いました。私たちもまた日々の礼拝で神の御前に進み出るとき、何の心の準備も整えず無造作に神に見えるのではなく、まず自らをきよめ、御霊の油注ぎを伴って用意周到に整えられた状態となるよう心構えを持ちたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/exo.29.1-9.ja1955

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出エジプト記 29:10-21

「あなたは会見の幕屋の前に雄牛を引いてきて、アロンとその子たちは、その雄羊の頭に手を置かなければならない。 そして会見の幕屋の入口で、主の前にその雄牛をほふり、 その雄牛の血を取り、指をもって、これを祭壇の角につけ、その残りの血を祭壇の基に注ぎかけなさい。 また、その内臓をおおうすべての脂肪と肝臓の小葉と、二つの腎臓と、その上の脂肪とを取って、これを祭壇の上で焼かなければならない。 ただし、その雄牛の肉と皮と汚物とは、宿営の外で火で焼き捨てなければならない。これは罪祭である。 あなたはまた、かの雄羊の一頭を取り、そしてアロンとその子たちは、その雄羊の頭に手を置かなければならない。 あなたはその雄羊をほふり、その血を取って、祭壇の四つの側面に注ぎかけなければならない。 またその雄羊を切り裂き、その内臓と、その足とを洗って、これをその肉の切れ、および頭と共に置き、 その雄羊をみな祭壇の上で焼かなければならない。これは主にささげる燔祭である。すなわち、これは香ばしいかおりであって、主にささげる火祭である。 あなたはまた雄羊の他の一頭を取り、アロンとその子たちは、その雄羊の頭に手を置かなければならない。 そしてあなたはその雄羊をほふり、その血を取って、アロンの右の耳たぶと、その子たちの右の耳たぶとにつけ、また彼らの右の手の親指と、右の足の親指とにつけ、その残りの血を祭壇の四つの側面に注ぎかけなければならない。 また祭壇の上の血および注ぎ油を取って、アロンとその衣服、およびその子たちと、その子たちの衣服とに注がなければならない。彼とその衣服、およびその子らと、その衣服とは聖別されるであろう。」

いと聖なる神に仕える際に、まず祭司がきよめられなければなりません。それは生まれながらの罪人に過ぎない人間が、神と人との仲裁者として仕えるにあたり、祭司自身がまず聖なる者とならねぼならなかったからです。祭司として任職される前に聖別されることに、そこには一切の妥協も存在しません。そして全焼のいけにえは、自らの責務にすべてを捧げ尽くす徹底的な献身を意味する姿勢です。私たちも神と人とに仕える僕となるために、まず自らの信仰の状態を吟味し、御言葉の油注ぎをもって聖なる者とされ、全身全霊を傾けて神の業に励む者とならせていただきたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/exo.29.10-21.ja1955

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出エジプト記 29:22-35

「あなたはまた、その雄羊の脂肪、脂尾、内臓をおおう脂肪、肝臓の小葉、二つの腎臓、その上の脂肪、および右のももを取らなければならない。これは任職の雄羊である。 また主の前にある種入れぬパンのかごの中からパン一個と、油菓子一個と、せんべい一個とを取り、 これをみなアロンの手と、その子たちの手に置き、これを主の前に揺り動かして、揺祭としなければならない。 そしてあなたはこれを彼らの手から受け取り、燔祭に加えて祭壇の上で焼き、主の前に香ばしいかおりとしなければならない。これは主にささげる火祭である。 あなたはまた、アロンの任職の雄羊の胸を取り、これを主の前に揺り動かして、揺祭としなければならない。これはあなたの受ける分となるであろう。 あなたはアロンとその子たちの任職の雄羊の胸ともも、すなわち揺り動かした揺祭の胸と、ささげたももとを聖別しなければならない。 これはイスラエルの人々から永久に、アロンとその子たちの受くべきささげ物であって、イスラエルの人々の酬恩祭の犠牲の中から受くべきもの、すなわち主にささげるささげ物である。 アロンの聖なる衣服は彼の後の子孫に帰すべきである。彼らはこれを着て、油注がれ、職に任ぜられなければならない。 その子たちのうち、彼に代って祭司となり、聖所で仕えるために会見の幕屋にはいる者は、七日の間これを着なければならない。 あなたは任職の雄羊を取り、聖なる場所でその肉を煮なければならない。 アロンとその子たちは会見の幕屋の入口で、その雄羊の肉と、かごの中のパンとを食べなければならない。 彼らを職に任じ、聖別するため、あがないに用いたこれらのものを、彼らは食べなければならない。他の人はこれを食べてはならない。これは聖なる物だからである。 もし任職の肉、あるいはパンのうち、朝まで残るものがあれば、その残りは火で焼かなければならない。これは聖なる物だから食べてはならない。 あなたはわたしがすべて命じるように、アロンとその子たちにしなければならない。すなわち彼らのために七日のあいだ、任職の式を行わなければならない。」

祭司となるにあたり、特別な装束を身に付けて準備を整え、神の御前に捧げられた聖なる備えものをもってきよめられた後、ようやく7日間にわたる任職の儀式が執り行われました。購いのために備えられた動物のいけにえは、すべて祭司のみが食べるようにと命じられました。それは和解のためにいけにえを食べ、体の内に取り入れることによって、神と祭司とが一つになることを意味しています。そして神の御前に仕える祭司職は、アロン直系の子孫に代々受け継がせるようにと神はモーセに命じられました。私たちもまた、この信仰を子孫に受け継がせる大切な使命があることを覚えなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/exo.29.22-35.ja1955

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出エジプト記 29:36-46

「あなたは毎日、あがないのために、罪祭の雄牛一頭をささげなければならない。また祭壇のために、あがないをなす時、そのために罪祭をささげ、また、これに油を注いで聖別しなさい。 あなたは七日の間、祭壇のために、あがないをして、これを聖別しなければならない。こうして祭壇は、いと聖なる物となり、すべて祭壇に触れる者は聖となるであろう。 あなたが祭壇の上にささぐべき物は次のとおりである。すなわち当歳の小羊二頭を毎日絶やすことなくささげなければならない。 その一頭の小羊は朝にこれをささげ、他の一頭の小羊は夕にこれをささげなければならない。 一頭の小羊には、つぶして取った油一ヒンの四分の一をまぜた麦粉十分の一エパを添え、また灌祭として、ぶどう酒一ヒンの四分の一を添えなければならない。 他の一頭の小羊は夕にこれをささげ、朝の素祭および灌祭と同じものをこれに添えてささげ、香ばしいかおりのために主にささげる火祭としなければならない。 これはあなたがたが代々会見の幕屋の入口で、主の前に絶やすことなく、ささぐべき燔祭である。わたしはその所であなたに会い、あなたと語るであろう。 また、その所でわたしはイスラエルの人々に会うであろう。幕屋はわたしの栄光によって聖別されるであろう。 わたしは会見の幕屋と祭壇とを聖別するであろう。またアロンとその子たちを聖別し、祭司としてわたしに仕えさせるであろう。 わたしはイスラエルの人々のうちに住んで、彼らの神となるであろう。 わたしが彼らのうちに住むために、彼らをエジプトの国から導き出した彼らの神、主であることを彼らは知るであろう。わたしは彼らの神、主である。」

祭司職として任じられた者の務めは、毎日絶やすことなく、神の御前に購いの捧げものを捧げることでした。そうすれば神はイスラエルの民の内に住み、あなた方の神となると約束されました。神が共にいてくださるためには、毎日の捧げもの、日々のデボーションと祈り、讃美が何よりも大切な役割を果たします。週に一回、聖日礼拝を捧げるときだけのクリスチャンとなるのではなく、毎日神と親しき交わりを持つ、まことの神の民とならせていただきたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/exo.29.36-46.ja1955
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【今日の聖句】 2019/08/31

2019-08-31 07:50:15 | 今日の聖句
コリントの信徒への手紙二 4:18 新共同訳

わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。

人の目に見えるもの、形あるものは、時と共に変わり行き、やがて朽ち果てて消え失せます。人の目には見えないもの、愛、信仰、希望などは、私たちが手放さない限り永遠に存続します。そして世のはじめから世界の終わりまで生きて働かれる神こそ、人が信じようと信じまいと永遠に存在される確かなるお方であり、神に希望を置く者こそ世に勝つ者です。

https://www.bible.com/bible/1819/2co.4.18.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/08/30

2019-08-30 08:15:11 | 一日一章・聖書通読日記
出エジプト記 28:1-4

「またイスラエルの人々のうちから、あなたの兄弟アロンとその子たち、すなわちアロンとアロンの子ナダブ、アビウ、エレアザル、イタマルとをあなたのもとにこさせ、祭司としてわたしに仕えさせ、 またあなたの兄弟アロンのために聖なる衣服を作って、彼に栄えと麗しきをもたせなければならない。 あなたはすべて心に知恵ある者、すなわち、わたしが知恵の霊を満たした者たちに語って、アロンの衣服を作らせ、アロンを聖別し、祭司としてわたしに仕えさせなければならない。 彼らの作るべき衣服は次のとおりである。すなわち胸当、エポデ、衣、市松模様の服、帽子、帯である。彼らはあなたの兄弟アロンとその子たちとのために聖なる衣服を作り、祭司としてわたしに仕えさせなければならない。」

神の御前に仕える祭司として、モーセの兄アロンとその子たちが選ばれました。その務めは神の御前に進み出て人の罪を購うための犠牲を捧げ、神と人との仲裁者としての役割を果たすことにあります。その職務を果たすために、神が心に知恵の霊を授けた特別な人々に命じて衣服を作らせ、彼らを聖別して神の御前に仕えさせるようにと命じられました。先に救われた私たちもまた神の世の人々との間に立って執り成す責務が与えられていることを覚え、身をきよめ、御霊により与えられる新しき衣を着て神の御前に仕える者でありたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/exo.28.1-4.ja1955

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出エジプト記 28:5-12

「彼らは金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸を受け取らなければならない。 そして彼らは金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸を用い、巧みなわざをもってエポデを作らなければならない。 これに二つの肩ひもを付け、その両端を、これに付けなければならない。 エポデの上で、これをつかねる帯は、同じきれでエポデの作りのように、金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で作らなければならない。 あなたは二つの縞めのうを取って、その上にイスラエルの子たちの名を刻まなければならない。 すなわち、その名六つを一つの石に、残りの名六つを他の石に、彼らの生れた順に刻まなければならない。 宝石に彫刻する人が印を彫刻するように、イスラエルの子たちの名をその二つの石に刻み、それを金の編細工にはめ、 この二つの石をエポデの肩ひもにつけて、イスラエルの子たちの記念の石としなければならない。こうしてアロンは主の前でその両肩に彼らの名を負うて記念としなければならない。」

祭司が身に付ける装束の一つ、エポデについて、神はその詳細な作りをモーセに告げました。エポデは至聖所の幕と同じ素材、金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸が用いられた、聖なる衣服です。その肩紐にはイスラエル12部族の名が刻まれた2つの縞めのうの石がはめられました。それは祭司が神の民イスラエルの罪をすべてその両肩に担って御前に購いの犠牲を捧げ、その罪を赦していただく意味があります。私たちもまた全人類の罪を神の御前に執り成す責任があることを覚え、まだ救われていない人々のために涙をもって福音を伝える者とならせていただきたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/exo.28.5-12.ja1955

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出エジプト記 28:13-25

「あなたはまた金の編細工を作らなければならない。 そして二つの純金の鎖を、ひも細工にねじて作り、そのひもの鎖をかの編細工につけなければならない。 あなたはまたさばきの胸当を巧みなわざをもって作り、これをエポデの作りのように作らなければならない。すなわち金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、これを作らなければならない。 これは二つに折って四角にし、長さは一指当り、幅も一指当りとしなければならない。 またその中に宝石を四列にはめ込まなければならない。すなわち紅玉髄、貴かんらん石、水晶の列を第一列とし、 第二列は、ざくろ石、るり、赤縞めのう。 第三列は黄水晶、めのう、紫水晶。 第四列は黄碧玉、縞めのう、碧玉であって、これらを金の編細工の中にはめ込まなければならない。 その宝石はイスラエルの子らの名に従い、その名とひとしく十二とし、おのおの印の彫刻のように十二の部族のためにその名を刻まなければならない。 またひも細工にねじた純金の鎖を胸当につけなければならない。 また、胸当のために金の環二つを作り、胸当の両端にその二つの環をつけ、 かの二筋の金のひもを胸当の端の二つの環につけなければならない。 ただし、その二筋のひもの他の両端をかの二つの編細工につけ、エポデの肩ひもにつけて、前にくるようにしなければならない。」

祭司が道付ける装束の一つ、胸当てについても、神はその作りをモーセに告げられました。祭司の胸当てもまたエポデと同様、金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で作られた聖なるものです。胸当てには12の宝石が金の網細工と共に付けられました。これらの宝石にもイスラエル12部族の名が刻まれました。神はその民イスラエルを宝の民と呼ばれ、聖別されたことの象徴でもあります。神を畏れ、御言葉に聞き従う私たちもまた、宝の民として神の御前に覚えられていますから感謝いたします。

https://www.bible.com/bible/81/exo.28.13-25.ja1955

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出エジプト記 28:26-30

「あなたはまた二つの金の環を作って、これを胸当の両端につけなければならない。すなわちエポデに接する内側の縁にこれをつけなければならない。 また二つの金の環を作って、これをエポデの二つの肩ひもの下の部分につけ、前の方で、そのつなぎ目に近く、エポデの帯の上の方にあるようにしなければならない。 胸当は青ひもをもって、その環をエポデの環に結びつけ、エポデの帯の上の方にあるようにしなければならない。こうして胸当がエポデから離れないようにしなければならない。 アロンが聖所にはいる時は、さばきの胸当にあるイスラエルの子たちの名をその胸に置き、主の前に常に覚えとしなければならない。 あなたはさばきの胸当にウリムとトンミムを入れて、アロンが主の前にいたる時、その胸の上にあるようにしなければならない。こうしてアロンは主の前に常にイスラエルの子たちのさばきを、その胸に置かなければならない。」

祭司が神の御前に仕えるとき、金の輪と青糸をもってエポデに結びつけられたさばきの胸当てを身に付け、その名を胸に置いてイスラエル12部族を代表して神に仕えていることを覚えるようにと告げられました。胸は心を意味します。常に心の中に神の民を覚えて執り成すことが祭司の重要な務めです。胸当てに入れるようにと命じられたウリムとトンミムは、神の御心を尋ね求めるための聖なる道具、公正な裁きを行うためのくじです。神はすべての民を公平に顧み、正しい裁きを行うようにと祭司に命じられました。

https://www.bible.com/bible/81/exo.28.26-30.ja1955

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出エジプト記 28:31-38

「あなたはまた、エポデに属する上服をすべて青地で作らなければならない。 頭を通す口を、そのまん中に設け、その口の周囲には、よろいのえりのように織物の縁をつけて、ほころびないようにし、 そのすそには青糸、紫糸、緋糸で、ざくろを作り、そのすその周囲につけ、また周囲に金の鈴をざくろの間々につけなければならない。 すなわち金の鈴にざくろ、また金の鈴にざくろと、上服のすその周囲につけなければならない。 アロンは務の時、これを着なければならない。彼が聖所にはいって主の前にいたる時、また出る時、その音が聞えて、彼は死を免れるであろう。 あなたはまた純金の板を造り、印の彫刻のように、その上に『主に聖なる者』と刻み、 これを青ひもで帽子に付け、それが帽子の前の方に来るようにしなければならない。 これはアロンの額にあり、そしてアロンはイスラエルの人々がささげる聖なる物、すなわち彼らのもろもろの聖なる供え物についての罪の責めを負うであろう。これは主の前にそれらの受けいれられるため、常にアロンの額になければならない。」

祭司が身に付ける上服は青地の布で作られ、青糸、紫糸、緋糸で作られたざくろと共に金の鈴が付けられました。聖所に入って神の御前に仕えるとき、この金の鈴の音によって聖なる装束をまとった祭司であると認識され、死を免れることができるようになるためでした。また「主に聖なる者」と刻まれた純金の板をつけた帽子をかぶり、常に額の前に置かれるようにと告げられました。私たちもまた主の御前に聖なる者とされていることを常に念頭に置き、神の民とされている自覚を持って忠実に神に仕えるべきことを学ばせていただきたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/exo.28.31-38.ja1955

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出エジプト記 28:39-43

「あなたは亜麻糸で市松模様に下服を織り、亜麻布で、ずきんを作り、また、帯を色とりどりに織って作らなければならない。 あなたはまたアロンの子たちのために下服を作り、彼らのために帯を作り、彼らのために、ずきんを作って、彼らに栄えと麗しきをもたせなければならない。 そしてあなたはこれをあなたの兄弟アロンおよび彼と共にいるその子たちに着せ、彼らに油を注ぎ、彼らを職に任じ、彼らを聖別し、祭司として、わたしに仕えさせなければならない。 また、彼らのために、その隠し所をおおう亜麻布のしたばきを作り、腰からももに届くようにしなければならない。 アロンとその子たちは会見の幕屋にはいる時、あるいは聖所で務をするために祭壇に近づく時に、これを着なければならない。そうすれば、彼らは罪を得て死ぬことはないであろう。これは彼と彼の後の子孫とのための永久の定めでなければならない。」

祭司の下服は正しさを表す亜麻布で作られ、市松模様が施され、色とりどりに織られた帯と共に、神の御前に仕える際の特別な服として作られました。これらの装束を身につけるとき、祭司に油注がれ、神の御前に仕える特別な任に就くためにきよめられました。私たちもまた神の御前に進み出るとき、身も心もきよめて聖なる者とならんとし、信仰の襟を正して、神と人とに忠実に仕える者とならせていただきたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/exo.28.39-43.ja1955
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【今日の聖句】 2019/08/30

2019-08-30 05:50:02 | 今日の聖句
マタイによる福音書 7:1-2 新共同訳

「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。 あなたがたは、自分の裁く裁きで裁かれ、自分の量る秤で量り与えられる。」

人を裁くことのできるのは父なる神ただお一人であるのに、私たちはつい自分の判断基準で人を裁き、自らを神と等しき者とする罪を犯してしまいがちです。神の厳しい裁きを受けることのないよう、己の分をわきまえ、人を偏り見ることなく、愛と憐れみと謙虚な心で人と接する私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/mat.7.1-2.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/08/29

2019-08-29 07:48:39 | 一日一章・聖書通読日記
出エジプト記 27:1-8

「あなたはまたアカシヤ材で祭壇を造らなければならない。長さ五キュビト、幅五キュビトの四角で、高さは三キュビトである。 その四すみの上にその一部としてそれの角を造り、青銅で祭壇をおおわなければならない。 また灰を取るつぼ、十能、鉢、肉叉、火皿を造り、その器はみな青銅で造らなければならない。 また祭壇のために青銅の網細工の格子を造り、その四すみで、網の上に青銅の環を四つ取り付けなければならない。 その網を祭壇の出張りの下に取り付け、これを祭壇の高さの半ばに達するようにしなければならない。 また祭壇のために、さおを造らなければならない。すなわちアカシヤ材で、さおを造り、青銅で、これをおおわなければならない。 そのさおを環に通し、さおを祭壇の両側にして、これをかつがなければならない。 祭壇は板で空洞に造り、山で示されたように、これを造らなければならない。」

神の御前に犠牲を捧げる祭壇はアカシア材で空洞をもつ作りとし、その上に青銅で覆い尽くされ、様々な器は皆、青銅で造るように命じられました。青銅は罪、あるいは神の裁きを意味します。祭壇に捧げられる犠牲の動物が私たちの身代わりとなって裁かれた結果、私たちの罪が赦されることを意味しています。祭壇が空洞状に造られ、竿と共にアカシア材の上に青銅で覆って造られたのは、荒野を旅する間、持ち運びやすくするための配慮です。

https://www.bible.com/bible/81/exo.27.1-8.ja1955

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出エジプト記 27:9-19

「あなたはまた幕屋の庭を造り、両側では庭のために長さ百キュビトの亜麻の撚糸のあげばりを設け、その一方に当てなければならない。 その柱は二十、その柱の二十の座は青銅にし、その柱の鉤と桁とは銀にしなければならない。 また同じく北側のために、長さ百キュビトのあげばりを設けなければならない。その柱は二十、その柱の二十の座は青銅にし、その柱の鉤と桁とは銀にしなければならない。 また庭の西側の幅のために五十キュビトのあげばりを設けなければならない。その柱は十、その座も十。 また東側でも庭の幅を五十キュビトにしなければならない。 そしてその一方に十五キュビトのあげばりを設けなければならない。その柱は三つ、その座も三つ。 また他の一方にも十五キュビトのあげばりを設けなければならない。その柱は三つ、その座も三つ。 庭の門のために青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、色とりどりに織った長さ二十キュビトのとばりを設けなければならない。その柱は四つ、その座も四つ。 庭の周囲の柱はみな銀の桁でつなぎ、その鉤は銀、その座は青銅にしなければならない。 庭の長さは百キュビト、その幅は五十キュビト、その高さは五キュビトで、亜麻の撚糸の布を掛けめぐらし、その座を青銅にしなければならない。 すべて幕屋に用いるもろもろの器、およびそのすべての釘、また庭のすべての釘は青銅で造らなければならない。」

次いで幕屋を取り囲む外庭のための幕を造るようにと命じられます。外庭は東西方向に100キュビト、南北方向に50キュビトの長方形で、東側が入口となります。そのために幕には正しさを意味する亜麻布が用いられ、南北に長さ100キュビトの亜麻布を2枚と、西側に長さ50キュビトの亜麻布1枚、そして東側にあたる部分は長さ15キュビトの亜麻布2枚と、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で織られた長さ20キュビトの織物で造られました。庭の幕を吊り下げる支柱とフックは罪の購いを意味する銀、台座と釘は青銅で造られました。神を礼拝するための幕屋は、神の命じられた通り正確に造られました。幕屋を構成するものすべて、それぞれに意味があり、それらが正しく組み合わさってこそ礼拝は完成します。私たちもまた礼拝を構成する一つ一つの要素を正しく執り行うことにより、神に喜ばれる真実な礼拝者とならせていただきたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/exo.27.9-19.ja1955

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出エジプト記 27:20-21

「あなたはまたイスラエルの人々に命じて、オリブをつぶして採った純粋の油を、ともし火のために持ってこさせ、絶えずともし火をともさなければならない。 アロンとその子たちとは、会見の幕屋の中のあかしの箱の前にある垂幕の外で、夕から朝まで主の前に、そのともし火を整えなければならない。これはイスラエルの人々の守るべき世々変らざる定めでなければならない。」

次いで聖所の中を明るく灯す灯火についての説明です。聖所の内部がすべて純金で造られていたとしても、光がなければ真っ暗です。それは私たちの心も同じです。神は聖所の灯火の油として純粋なオリーブ油をイスラエルの民たちに持ってこさせるようにと告げ、絶えず灯火を灯すようにと命じられました。聖なる油は聖霊の象徴です。絶えず聖霊に満たされることによって私たちの心の内は明るく灯され、神の御前に生きる喜びを得ることができます。

https://www.bible.com/bible/81/exo.27.20-21.ja1955
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【今日の聖句】 2019/08/29

2019-08-29 05:35:56 | 今日の聖句
詩編 91:2 新共同訳

主に申し上げよ
「わたしの避けどころ、砦
わたしの神、依り頼む方」と。

私たちの信じる神は人の手によって作られた偽りの神々とは異なり、どんなときも私たちと共にいてくださり、何があっても私たちを守ってくださる、実に頼りがいのあるお方です。天地万物を統べ治められるまことの神に守られるさいわいに心から感謝し、その栄光ある御名をほめたたえる私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/psa.91.2.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/08/28

2019-08-28 08:30:21 | 一日一章・聖書通読日記
出エジプト記 26:1-6

「あなたはまた十枚の幕をもって幕屋を造らなければならない。すなわち亜麻の撚糸、青糸、紫糸、緋糸で幕を作り、巧みなわざをもって、それにケルビムを織り出さなければならない。 幕の長さは、おのおの二十八キュビト、幕の幅は、おのおの四キュビトで、幕は皆同じ寸法でなければならない。 その幕五枚を互に連ね合わせ、また他の五枚の幕をも互に連ね合わせなければならない。 その一連の端にある幕の縁に青色の乳をつけ、また他の一連の端にある幕の縁にもそのようにしなければならない。 あなたは、その一枚の幕に乳五十をつけ、また他の一連の幕の端にも乳五十をつけ、その乳を互に相向かわせなければならない。 あなたはまた金の輪五十を作り、その輪で幕を互に連ね合わせて一つの幕屋にしなければならない。」

神を礼拝するために用いられる聖具に次いで、神を礼拝する場、会見の幕屋の設計図を神はモーセに告げられました。これは荒野を旅する間、持ち運びできるように組み立て式のテントのような作りとなっています。まず最初に告げられたのが、神の箱を納め罪の購いの犠牲を捧げる最も神聖な場、聖所を仕切るための幕です。これはきよさの象徴である亜麻の撚糸、天を表す青糸、王権を表す紫糸、罪の購いの血を表す緋色の糸で10枚の幕を作り、神の臨在の象徴であるケルビムを織り込むようにと命じられました。一つ一つの幕の大きさは、縦28キュビト(1キュビトは約44センチメートル)、幅4キュビトで、5枚ずつつなぎ合わされ、そして幕をつり下げるための耳(口語訳聖書では乳と記されている)を付け、金の輪の留め具で外枠からつり下げられるように作られました。会見の幕屋は、その材質からして神を礼拝する心構えを表す意味のあるものとなっています

https://www.bible.com/bible/81/exo.26.1-6.ja1955

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出エジプト記 26:7-14

「また幕屋をおおう天幕のためにやぎの毛糸で幕を作らなければならない。すなわち幕十一枚を作り、 その一枚の幕の長さは三十キュビト、その一枚の幕の幅は四キュビトで、その十一枚の幕は同じ寸法でなければならない。 そして、その幕五枚を一つに連ね合わせ、またその幕六枚を一つに連ね合わせて、その六枚目の幕を天幕の前で折り重ねなければならない。 またその一連の端にある幕の縁に乳五十をつけ、他の一連の幕の縁にも乳五十をつけなさい。 そして青銅の輪五十を作り、その輪を乳に掛け、その天幕を連ね合わせて一つにし、 その天幕の幕の残りの垂れる部分、すなわちその残りの半幕を幕屋のうしろに垂れさせなければならない。 そして天幕の幕のたけで余るものの、こちらのキュビトと、あちらのキュビトとは、幕屋をおおうように、その両側のこちらとあちらとに垂れさせなければならない。 また、あかね染めの雄羊の皮で天幕のおおいと、じゅごんの皮でその上にかけるおおいとを造らなければならない。」

聖所を構成する幕屋の外側に、外界と隔てるための天幕が作られました。これは今でもベドウィンがテントとして利用している、丈夫なやぎの毛糸で作られました。その大きさは縦30キュビト、幅4キュビトと、聖所の幕屋よりは少し長くなっていますが、これは少し地面に接することで、外界と内側を完全に区切る意味があります。聖所の留め金具は金で作られたのに対し、天幕の留め金具は青銅で作られました。金は神の栄光、高貴さ、きよさを意味するのに対し、青銅は罪を意味します。そして茜染めの雄羊の皮と、じゅごんの皮で天幕全体を覆いました。茜色は罪の購いの血を意味し、雄羊は犠牲のために捧げられる動物です。じゅごんは見栄えは良くなくとも雨風に耐えうる丈夫な守りとなります。

https://www.bible.com/bible/81/exo.26.7-14.ja1955

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出エジプト記 26:15-30

「あなたは幕屋のために、アカシヤ材で立枠を造らなければならない。 枠の長さを十キュビト、枠の幅を一キュビト半とし、 枠ごとに二つの柄を造って、かれとこれとを食い合わさせ、幕屋のすべての枠にこのようにしなければならない。 あなたは幕屋のために枠を造り、南側のために枠二十とし、 その二十の枠の下に銀の座四十を造って、この枠の下に、その二つの柄のために二つの座を置き、かの枠の下にもその二つの柄のために二つの座を置かなければならない。 また幕屋の他の側、すなわち北側のためにも枠二十を造り、 その銀の座四十を造って、この枠の下に、二つの座を置き、かの枠の下にも二つの座を置かなければならない。 また幕屋のうしろ、すなわち西側のために枠六つを造り、 幕屋のうしろの二つのすみのために枠二つを造らなければならない。 これらは下で重なり合い、同じくその頂でも第一の環まで重なり合うようにし、その二つともそのようにしなければならない。それらは二つのすみのために設けるものである。 こうしてその枠は八つ、その銀の座は十六、この枠の下に二つの座、かの枠の下にも二つの座を置かなければならない。 またアカシヤ材で横木を造らなければならない。すなわち幕屋のこの側の枠のために五つ、 また幕屋のかの側の枠のために横木五つ、幕屋のうしろの西側の枠のために横木五つを造り、 枠のまん中にある中央の横木は端から端まで通るようにしなければならない。 そしてその枠を金でおおい、また横木を通すその環を金で造り、また、その横木を金でおおわなければならない。 こうしてあなたは山で示された様式に従って幕屋を建てなければならない。」

次に幕をつり下げるための外枠となる立て板を、アカシア材で作るようにと命じられました。アカシアは荒野でも手に入りやすい木材で、人としてのキリストを象徴するものだそうです。これらは運搬しやすく、組み立てやすいように、はめ込み式の溝が設けられました。枠を立てるための台座は銀で作られました。銀は罪の購いのために用いられるものです。また立て枠をしっかりと固定するための横木は、金で覆われました。聖なる神の幕屋がその下に来るからです。幕屋の構成を見るだけでも、神を礼拝することの真の意義が表されています。

https://www.bible.com/bible/81/exo.26.15-30.ja1955

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出エジプト記 26:31-37

「また青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で垂幕を作り、巧みなわざをもって、それにケルビムを織り出さなければならない。 そして金でおおった四つのアカシヤ材の柱の金の鉤にこれを掛け、その柱は四つの銀の座の上にすえなければならない。 その垂幕の輪を鉤に掛け、その垂幕の内にあかしの箱を納めなさい。その垂幕はあなたがたのために聖所と至聖所とを隔て分けるであろう。 また至聖所にあるあかしの箱の上に贖罪所を置かなければならない。 そしてその垂幕の外に机を置き、幕屋の南側に、机に向かい合わせて燭台を置かなければならない。ただし机は北側に置かなければならない。 あなたはまた天幕の入口のために青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、色とりどりに織ったとばりを作らなければならない。 あなたはそのとばりのためにアカシヤ材の柱五つを造り、これを金でおおい、その鉤を金で造り、またその柱のために青銅の座五つを鋳て造らなければならない。」

会見の幕屋の内側に、聖所と至聖所を隔てる幕を作るようにと告げられました。隔ての幕は青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で作られ、ケルビムを織り込むようにと命じられました。垂れ幕をつり下げるための柱はアカシア材の上に金で覆われ、神聖を冒すことのないようにされました。そのようにして隔てられた至聖所の内側に、あかしの箱と贖罪所、そしてケルビムが置かれ、手前側の聖所には常供の供え物を置く机と燭台が配置されました。また天幕の入口のために色とりどりに織った帳を作り、アカシア材の支柱を金で覆い、台座は青銅で作るようにと命じられました。これは罪の世から幕屋に入ると聖なる場となることが意図されています。幕屋の作りは実に巧みで神の知恵が凝縮されています。

https://www.bible.com/bible/81/exo.26.31-37.ja1955
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【今日の聖句】 2019/08/28

2019-08-28 05:35:29 | 今日の聖句
ヨハネの黙示録 21:4 新共同訳

「彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。」

やがて来たる天の御国には、死も、悲しみも、嘆きも、苦労も、もはや存在しません。なぜなら神の支配が隅々にまで徹底して及び、罪と悪の結末はすべて滅ぼされたからです。キリストの十字架による購いを信じて罪赦され、神の国に導き入れられて、まことの平安とさいわいを享受する私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/rev.21.4.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/08/27

2019-08-27 08:00:17 | 一日一章・聖書通読日記
出エジプト記 25:1-7

主はモーセに言われた、 「イスラエルの人々に告げて、わたしのためにささげ物を携えてこさせなさい。すべて、心から喜んでする者から、わたしにささげる物を受け取りなさい。 あなたがたが彼らから受け取るべきささげ物はこれである。すなわち金、銀、青銅、 青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸、やぎの毛糸、 あかね染の雄羊の皮、じゅごんの皮、アカシヤ材、 ともし油、注ぎ油と香ばしい薫香のための香料、 縞めのう、エポデと胸当にはめる宝石。」

私たちの礼拝の姿勢は、自主的に、喜んで捧げることから始まります。神を礼拝するために用いる聖所を作るための資材を、イスラエルの民が自ら捧げるようにと願われた神は、必要となるもののリストをモーセに告げて、心から喜んで捧げる者から受け取るようにと命じられました。金、銀、青銅などの金属は聖具の素材となるもの、青、紫、緋色などの糸と亜麻、やぎの毛糸などは聖所を取り囲む隔ての幕や祭司の着る装束に用いられるもの、じゅごんの皮やアカシア材は神の箱と聖所の机、そして幕屋を建て上げる建材として用いられるもの、油と薫香は灯と神の御前に供える香りのための捧げもの、宝石類は祭司が着用するエポデを作る材料でした。これらのものは、エジプトを出立するときにエジプト人がイスラエルの人々に与えたものでした。私たちのこの世の財産は、自分のために用いるのではなく、神に捧げることができるように与えられたものです。自らの手で働いて得た収入の中から、まず神のために捧げるものを聖別して取り分け、残りを自分の生活のために用いる基本的姿勢を身に付ける私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/81/exo.25.1-7.ja1955

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出エジプト記 25:8-16

「また、彼らにわたしのために聖所を造らせなさい。わたしが彼らのうちに住むためである。 すべてあなたに示す幕屋の型および、そのもろもろの器の型に従って、これを造らなければならない。 彼らはアカシヤ材で箱を造らなければならない。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半、高さは一キュビト半。 あなたは純金でこれをおおわなければならない。すなわち内外ともにこれをおおい、その上の周囲に金の飾り縁を造らなければならない。 また金の環四つを鋳て、その四すみに取り付けなければならない。すなわち二つの環をこちら側に、二つの環をあちら側に付けなければならない。 またアカシヤ材のさおを造り、金でこれをおおわなければならない。 そしてそのさおを箱の側面の環に通し、それで箱をかつがなければならない。 さおは箱の環に差して置き、それを抜き放してはならない。 そしてその箱に、わたしがあなたに与えるあかしの板を納めなければならない。」

神はまず聖所の設計図をモーセに告げられました。それは神を礼拝するための最も基本的な聖なるもの、最重要なものだからです。そして大きさも、形も、それぞれの用い方も、すべて神の示された通りに作り、組み立てるようにと命じられました。これは、神を礼拝することは、自分の意志で、自分勝手に執り行うのではなく、神の命じられた通りに執り行う従順が求められているからです。そしてそれぞれに用いられる資材の種類や形にも、神の深い意味が込められています。神が第一に作るようにと命じられた神の箱は、これから神がモーセに授ける十戒の刻まれた石の板を納め、荒野の旅の間民を率いて先頭に立って持ち運ぶために作られるものです。ここに、私たちの信仰の歩みは、神の御言葉によって導かれるという、信仰生活の原点が意図されています。神のお考えは実に実践的で理にかなったものです。

https://www.bible.com/bible/81/exo.25.8-16.ja1955

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出エジプト記 25:17-22

「また純金の贖罪所を造らなければならない。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半。 また二つの金のケルビムを造らなければならない。これを打物造りとし、贖罪所の両端に置かなければならない。 一つのケルブをこの端に、一つのケルブをかの端に造り、ケルビムを贖罪所の一部としてその両端に造らなければならない。 ケルビムは翼を高く伸べ、その翼をもって贖罪所をおおい、顔は互にむかい合い、ケルビムの顔は贖罪所にむかわなければならない。 あなたは贖罪所を箱の上に置き、箱の中にはわたしが授けるあかしの板を納めなければならない。 その所でわたしはあなたに会い、贖罪所の上から、あかしの箱の上にある二つのケルビムの間から、イスラエルの人々のために、わたしが命じようとするもろもろの事を、あなたに語るであろう。」

次に神がモーセに作るようにと命じられたものは、純金の贖罪所でした。何物によっても腐食されない金は神のきよさの象徴、また永遠の輝きを放つ神の栄光の象徴です。そして贖罪所は同じく金で作られたケルビムという翼を持った天使に囲まれ、神の箱の上に置くようにと命じられました。神の御言葉の上に罪の購いがあり、神の御側近くに仕える天使に囲まれた配置は神の臨在の内にあることが意図されています。その場所から、神はモーセに会い、イスラエルの民に告げるべき言葉を語ると約束されました。聖所は神がこの世において御臨在くださる場所、高き山に登らなくとも私たちと共に常にいてくださる約束の場所です。

https://www.bible.com/bible/81/exo.25.17-22.ja1955

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出エジプト記 25:23-30

「あなたはまたアカシヤ材の机を造らなければならない。長さは二キュビト、幅は一キュビト、高さは一キュビト半。 純金でこれをおおい、周囲に金の飾り縁を造り、 またその周囲に手幅の棧を造り、その棧の周囲に金の飾り縁を造らなければならない。 また、そのために金の環四つを造り、その四つの足のすみ四か所にその環を取り付けなければならない。 環は棧のわきに付けて、机をかつぐさおを入れる所としなければならない。 またアカシヤ材のさおを造り、金でこれをおおい、それをもって、机をかつがなければならない。 また、その皿、乳香を盛る杯および灌祭を注ぐための瓶と鉢を造り、これらは純金で造らなければならない。 そして机の上には供えのパンを置いて、常にわたしの前にあるようにしなければならない。」

次いで神は、会見の幕屋に置く机をアカシア材で作り、金で覆うようにと命じられました。その上に神に捧げる日常の捧げものが供えられ、また神の御前に立ちのぼらせる薫香が焚かれる場でもありました。これは私たちの祈りの生活の原型となるものです。日毎に神の御前に祈りを捧げ、神の御許に立ちのぼらせる讃美の声に満ちあふれた生活を送ることが、私たちの祝福の原点となります。

https://www.bible.com/bible/81/exo.25.23-30.ja1955

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出エジプト記 25:31-40

「また純金の燭台を造らなければならない。燭台は打物造りとし、その台、幹、萼、節、花を一つに連ならせなければならない。 また六つの枝をそのわきから出させ、燭台の三つの枝をこの側から、燭台の三つの枝をかの側から出させなければならない。 あめんどうの花の形をした三つの萼が、それぞれ節と花をもって一つの枝にあり、また、あめんどうの花の形をした三つの萼が、それぞれ節と花をもってほかの枝にあるようにし、燭台から出る六つの枝を、みなそのようにしなければならない。 また、燭台の幹には、あめんどうの花の形をした四つの萼を付け、その萼にはそれぞれ節と花をもたせなさい。 すなわち二つの枝の下に一つの節を取り付け、次の二つの枝の下に一つの節を取り付け、更に次の二つの枝の下に一つの節を取り付け、燭台の幹から出る六つの枝に、みなそのようにしなければならない。 それらの節と枝を一つに連ね、ことごとく純金の打物造りにしなければならない。 また、それのともしび皿を七つ造り、そのともしび皿に火をともして、その前方を照させなければならない。 その芯切りばさみと、芯取り皿は純金で造らなければならない。 すなわち純金一タラントで燭台と、これらのもろもろの器とが造られなければならない。 そしてあなたが山で示された型に従い、注意してこれを造らなければならない。」

次いで神は、会見の幕屋を照らす燭台と灯皿を純金で作るようにと命じられました。これは神の栄光を輝かせる光、私たちの心の内を照らす神の光、私たちの歩みを守る足下を照らす御言葉の光です。その形はアーモンドの花をかたどって作るようにと命じられましたが、アーモンドは桜と同じ科の植物で、春先に白い花を咲かせる、同じアジア人である私たち日本人の感覚にも合う美しさを備えた花ではないかと思います。神の御前に供えられた聖具は、その意味においても、実用性においても、美的感覚においても、神の栄光に相応しい最高のものとして作られたものでした。私たちも神の御前に最高のものを捧げる者でありたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/exo.25.31-40.ja1955
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【今日の聖句】 2019/08/27

2019-08-27 05:30:20 | 今日の聖句
ペトロの手紙一 5:6 新共同訳‬‬

だから、神の力強い御手の下で自分を低くしなさい。そうすれば、かの時には高めていただけます。

高慢は神の忌み嫌われる罪の一つですから、謙遜と従順に徹することは信仰者の品格を保つこととなります。高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みを賜る神に喜ばれる者となり、やがて再臨の日に天にまで高く挙げていただき、神と共に住まう永遠のいのちに与らせていただく私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/1pe.5.6.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/08/26

2019-08-26 07:45:20 | 一日一章・聖書通読日記
出エジプト記 24:1-2, 9-11

また、モーセに言われた、「あなたはアロン、ナダブ、アビウおよびイスラエルの七十人の長老たちと共に、主のもとにのぼってきなさい。そしてあなたがたは遠く離れて礼拝しなさい。 ただモーセひとりが主に近づき、他の者は近づいてはならない。また、民も彼と共にのぼってはならない」。

こうしてモーセはアロン、ナダブ、アビウおよびイスラエルの七十人の長老たちと共にのぼって行った。 そして、彼らがイスラエルの神を見ると、その足の下にはサファイアの敷石のごとき物があり、澄み渡るおおぞらのようであった。 神はイスラエルの人々の指導者たちを手にかけられなかったので、彼らは神を見て、飲み食いした。

神はアロンとその二人の息子ナダブとアビウ、そしてイスラエルの長老70人を召し、モーセと共にシナイ山に登ってくるようにと命じられました。それはイスラエルを代表して神を礼拝し、共に交わりを持つためでした。特にナダブとアビウは、後に大祭司となるアロンを助ける祭司として、神の御前に仕えさせるために指名されたものです。ただし、神の御側近くまで登ることが許されたのはモーセただ一人で、他の人々は山の中腹に留まるようにと命じられました。それは罪ある人間がいと聖なる神を直接見て死ぬことのないようにするためのご配慮でした。彼らが見た神の御姿は澄み渡る大空のような、サファイアのように透き通る神の御座の敷石の向こうにおられる神の影でしたが、それでも間近に神を見ることができ、神のきよさの片鱗を垣間見ることが許され、神の御前で共に食事をして親しい交わりを持つことができたことは何という恵みでしょうか。今や私たちは隔ての幕が取り去られ、神の御前に進み出ることが許されていることは、実にさいわいなことなのです。

https://www.bible.com/bible/81/exo.24.1-2,9-11.ja1955

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出エジプト記 24:3-8

モーセはきて、主のすべての言葉と、すべてのおきてとを民に告げた。民はみな同音に答えて言った、「わたしたちは主の仰せられた言葉を皆、行います」。 そしてモーセは主の言葉を、ことごとく書きしるし、朝はやく起きて山のふもとに祭壇を築き、イスラエルの十二部族に従って十二の柱を建て、 イスラエルの人々のうちの若者たちをつかわして、主に燔祭をささげさせ、また酬恩祭として雄牛をささげさせた。 その時モーセはその血の半ばを取って、鉢に入れ、また、その血の半ばを祭壇に注ぎかけた。 そして契約の書を取って、これを民に読み聞かせた。すると、彼らは答えて言った、「わたしたちは主が仰せられたことを皆、従順に行います」。 そこでモーセはその血を取って、民に注ぎかけ、そして言った、「見よ、これは主がこれらのすべての言葉に基いて、あなたがたと結ばれる契約の血である」。

アロンとその息子ナダブとアビウ、そして70人のイスラエルの長老たちが山に登るに先立ち、モーセは神から授かったすべての言葉とすべての掟をイスラエルの全会衆に告げました。すると彼らは異口同音に、神の仰せられた御言葉をすべて守り行うと答えました。するとモーセは主の言葉をすべて契約書に書き記し、翌朝早く起きて山の麓に祭壇を築き、イスラエル12部族に従って12の石の柱を立て、主の御前に燔祭と、雄牛の酬恩祭を捧げさせました。その時モーセは犠牲の捧げものの血の半分を鉢に取り分け、残りの半分を犠牲の捧げものに注ぎ掛けた後、再度イスラエルの全会衆に向かい、主の御言葉を書き記した神との契約書を読み聞かせ、これらの言葉を皆、守り行うか問いかけました。すると民は皆、従順に守り行うと答え、モーセは鉢に取り分けた犠牲の血を民に注ぎ掛け、神との契約成立を宣言しました。これらの儀式的な行動はすべて、神と交わした約束を証明するためのもの、自らの口で主に従うと告白して信仰を公に言い表すことです。私たちの信仰告白も、神との契約、すなわち私たちは神の御言葉に聞き従い、神は私たちを神の民として特別に覚えて祝福されるとの契約に等しきものであると、私たちは信仰告白の度毎に思い起こして、日々新たな決意をもって信仰を確かなものとする者でありたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/exo.24.3-8.ja1955

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出エジプト記 24:12-18

ときに主はモーセに言われた、「山に登り、わたしの所にきて、そこにいなさい。彼らを教えるために、わたしが律法と戒めとを書きしるした石の板をあなたに授けるであろう」。 そこでモーセは従者ヨシュアと共に立ちあがり、モーセは神の山に登った。 彼は長老たちに言った、「わたしたちがあなたがたの所に帰って来るまで、ここで待っていなさい。見よ、アロンとホルとが、あなたがたと共にいるから、事ある者は、だれでも彼らの所へ行きなさい」。 こうしてモーセは山に登ったが、雲は山をおおっていた。 主の栄光がシナイ山の上にとどまり、雲は六日のあいだ、山をおおっていたが、七日目に主は雲の中からモーセを呼ばれた。 主の栄光は山の頂で、燃える火のようにイスラエルの人々の目に見えたが、 モーセは雲の中にはいって、山に登った。そしてモーセは四十日四十夜、山にいた。

神はモーセに山に登るようにと命じ、イスラエルの民と交わした契約の言葉を刻んだ石の板を授けると語りかけられました。石の板に書き記した戒めとは、神の御言葉は永遠に変わることも朽ち果てることもなく、後世まで残ることの象徴、神の契約の確かなることを人々が自分の目で確かに見て信じるために授けられるものです。そこでモーセは長老たちに、何か相談事があったらアロンとホルに問い合わせるようにと言い残し、ヨシュアを従者として伴ってシナイ山に上りました。神の御臨在を表す雲がシナイ山を覆い、7日目に神が山頂に降られモーセを呼ばれると、神の栄光が山の頂で燃えるように人々の目に映りました。モーセはこの後40日40夜、主の律法を授かるために、シナイ山の頂に籠もりました。私たちが今日、神の御言葉が記された聖書を身近に手にすることができるのは、実にさいわいなことです。この御言葉を神と自分との個人的な契約の証として、石の板のように心に深く刻みつけ、信仰を確かなものとする私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/81/exo.24.12-18.ja1955
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【今日の聖句】 2019/08/26

2019-08-26 05:05:17 | 今日の聖句
歴代誌上 29:11 新共同訳

偉大さ、力、光輝、威光、栄光は、主よ、あなたのもの。まことに天と地にあるすべてのものはあなたのもの。主よ、国もあなたのもの。あなたはすべてのものの上に頭として高く立っておられる。

無から有を起こされ、天地万物をすべて創造された主こそ、この世におけるすべての栄光を一身に受けられるに相応しいお方です。教会の頭なるキリストを心よりあがめ、自分たちが脚光を浴びることよりも、光り輝く栄光をすべて主にお返しする私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/1ch.29.11.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/08/25

2019-08-25 17:20:08 | 一日一章・聖書通読日記
出エジプト記 23:1-8

「あなたは偽りのうわさを言いふらしてはならない。あなたは悪人と手を携えて、悪意のある証人になってはならない。 あなたは多数に従って悪をおこなってはならない。あなたは訴訟において、多数に従って片寄り、正義を曲げるような証言をしてはならない。 また貧しい人をその訴訟において、曲げてかばってはならない。 もし、あなたが敵の牛または、ろばの迷っているのに会う時は、必ずこれを彼の所に連れて行って、帰さなければならない。 もしあなたを憎む者のろばが、その荷物の下に倒れ伏しているのを見る時は、これを見捨てて置かないように気をつけ、必ずその人に手を貸して、これを起さなければならない。 あなたは貧しい者の訴訟において、裁判を曲げてはならない。 あなたは偽り事に遠ざからなければならない。あなたは罪のない者と正しい者とを殺してはならない。わたしは悪人を義とすることはないからである。 あなたは賄賂を取ってはならない。賄賂は人の目をくらまし、正しい者の事件をも曲げさせるからである。」

義なる神は私たち人間にも公義を行うことを求めておられます。公義を行うとは悪に手を染めないこと、悪に屈しないこと、偽らないこと、感情に流されないこと、敵対する者に対しても善を行うこと、真実を曲げないこと、善人を見殺しにしないこと、欲に負けないこと、単なる人間的な正義感とは異なり、神の義の基準に照らして正しいことを行うことです。私たちは自分を基準とするのではなく、義なる神に喜ばれ御心に適うことを率先して行う者でありたいと願います。

https://www.bible.com/bible/81/exo.23.1-8.ja1955

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出エジプト記 23:9-12

「あなたは寄留の他国人をしえたげてはならない。あなたがたはエジプトの国で寄留の他国人であったので、寄留の他国人の心を知っているからである。 あなたは六年のあいだ、地に種をまき、その産物を取り入れることができる。 しかし、七年目には、これを休ませて、耕さずに置かなければならない。そうすれば、あなたの民の貧しい者がこれを食べ、その残りは野の獣が食べることができる。あなたのぶどう畑も、オリブ畑も同様にしなければならない。 あなたは六日のあいだ、仕事をし、七日目には休まなければならない。これはあなたの牛および、ろばが休みを得、またあなたのはしための子および寄留の他国人を休ませるためである。」

憐れみ深い神様は、私たちにも憐れみ深くあるようにと願っておられます。エジプトでの奴隷生活を経て解放された喜びを知ったイスラエルの人々は、神の指し示す地に帰っても寄留者であることに変わりありません。だからこそ、虐げられている人、苦しんでいる人、悲しんでいる人の気持ちが分かるでしょう、と神はおっしゃられるのです。そして7年に一度訪れる安息年の教えも、土地を連作から休ませると共に、奴隷や家畜に休息を与えるための、神様の憐れみとご配慮の故の掟でした。神様が私たちに賜る真にさいわいな生き方とは、自分だけが幸せになるようやものではなく、この世のすべての被造物が幸せになる包括的な幸福をもたらすものです。

https://www.bible.com/bible/81/exo.23.9-12.ja1955

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出エジプト記 23:13-19

「わたしが、あなたがたに言ったすべての事に心を留めなさい。他の神々の名を唱えてはならない。また、これをあなたのくちびるから聞えさせてはならない。 あなたは年に三度、わたしのために祭を行わなければならない。 あなたは種入れぬパンの祭を守らなければならない。わたしが、あなたに命じたように、アビブの月の定めの時に七日のあいだ、種入れぬパンを食べなければならない。それはその月にあなたがエジプトから出たからである。だれも、むなし手でわたしの前に出てはならない。 また、あなたが畑にまいて獲た物の勤労の初穂をささげる刈入れの祭と、あなたの勤労の実を畑から取り入れる年の終りに、取入れの祭を行わなければならない。 男子はみな、年に三度、主なる神の前に出なければならない。 あなたはわたしの犠牲の血を、種を入れたパンと共にささげてはならない。また、わたしの祭の脂肪を翌朝まで残して置いてはならない。 あなたの土地の初穂の最も良い物を、あなたの神、主の家に携えてこなければならない。あなたは子やぎを、その母の乳で煮てはならない。」

完全なお方であられる神様を礼拝することにおいても、全身全霊を傾ける全き心をもって礼拝すべきことを教えられました。まことの神のみを礼拝し、他の神々と呼ばれるものの名を口にすることさえ忌み嫌い、神の定められた三大祭を守ること、すなわちエジプトからの解放を記念する過越の祭、その地で取れた初物を捧げる7週の祭、一年を通じての収穫を感謝する仮庵の祭を欠かすことなく、神に感謝するためにすべての成人男性が主の御前に出ることを命じられました。その際に神の御前に捧げる捧げものについても、完全かつ最善のものであると同時に、子やぎの肉をその母やぎの乳で煮てはならない等、憐れみの心が込められたものでした。神の定められた掟は、愛と憐れみの心が徹底して貫かれています。

https://www.bible.com/bible/81/exo.23.13-19.ja1955

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出エジプト記 23:20-26

「見よ、わたしは使をあなたの前につかわし、あなたを道で守らせ、わたしが備えた所に導かせるであろう。 あなたはその前に慎み、その言葉に聞き従い、彼にそむいてはならない。わたしの名が彼のうちにあるゆえに、彼はあなたがたのとがをゆるさないであろう。 しかし、もしあなたが彼の声によく聞き従い、すべてわたしが語ることを行うならば、わたしはあなたの敵を敵とし、あなたのあだをあだとするであろう。 わたしの使はあなたの前に行って、あなたをアモリびと、ヘテびと、ペリジびと、カナンびと、ヒビびと、およびエブスびとの所に導き、わたしは彼らを滅ぼすであろう。 あなたは彼らの神々を拝んではならない。これに仕えてはならない。また彼らのおこないにならってはならない。あなたは彼らを全く打ち倒し、その石の柱を打ち砕かなければならない。 あなたがたの神、主に仕えなければならない。そうすれば、わたしはあなたがたのパンと水を祝し、あなたがたのうちから病を除き去るであろう。 あなたの国のうちには流産する女もなく、不妊の女もなく、わたしはあなたの日の数を満ち足らせるであろう。」

どうして神はイスラエルの民に主に背くことのないように徹底させたのか、それはまことの神のみを神とし、その教えに聞き従うことこそ、私たちの幸福の原点であるという原則に基づいているからです。神は、神でないものを神とせず、私たちを造られたまことの神のみに聞き従う者に対し、どこまでも生活を保障し、敵の手から特別に守られ、祝福のうちに天寿を全うすることのできるように人生を導いてくださるお方です。それはいかなる契約や保険よりも確かな保証を、私たちの人生に与えるものです。

https://www.bible.com/bible/81/exo.23.20-26.ja1955

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出エジプト記 23:27-33

「わたしはあなたの先に、わたしの恐れをつかわし、あなたが行く所の民を、ことごとく打ち敗り、すべての敵に、その背をあなたの方へ向けさせるであろう。 わたしはまた、くまばちをあなたの先につかわすであろう。これはヒビびと、カナンびと、およびヘテびとをあなたの前から追い払うであろう。 しかし、わたしは彼らを一年のうちには、あなたの前から追い払わないであろう。土地が荒れすたれ、野の獣が増して、あなたを害することのないためである。 わたしは徐々に彼らをあなたの前から追い払うであろう。あなたは、ついにふえひろがって、この地を継ぐようになるであろう。 わたしは紅海からペリシテびとの海に至るまでと、荒野からユフラテ川に至るまでを、あなたの領域とし、この地に住んでいる者をあなたの手にわたすであろう。あなたは彼らをあなたの前から追い払うであろう。 あなたは彼ら、および彼らの神々と契約を結んではならない。 彼らはあなたの国に住んではならない。彼らがあなたをいざなって、わたしに対して罪を犯させることのないためである。もし、あなたが彼らの神に仕えるならば、それは必ずあなたのわなとなるであろう」。

イスラエルの民をエジプトから脱出させられた神は、これから導かれる地、かつて父祖アブラハムにあなたの子孫に与えると約束されたカナンの地を手にするために、その地に住む先住民たちを打ち破り、追い払うと宣言されました。それ故神は、カナンの先住民たちと契約を結び、その神々を信奉することのないようにと戒められました。それは神が滅ぼされると約束された民族と同一化することにより、イスラエルの民が神の御前に罪を犯し、彼らと一緒に滅ぼされることのないようにするための訓戒でした。なぜ神はカナンの民を滅ぼし、追い払うと言われたのか、それは彼らがまことの神を恐れず、神の忌み嫌われることを平然と行っていたからです。そのような習慣をイスラエルの中に取り込むならば、神の民イスラエルもまた罪に汚され、滅ぼされるべき者となってしまうことを、神はあらかじめ警告されたのです。私たちもまた神を信じるといいながら罪の生活を離れないならば、神の祝福を受け継ぐことはできず、むしろ滅ぼされるべきものとなってしまうことを、神の警告として真摯に受け止めなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/exo.23.27-33.ja1955
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【今日の聖句】 2019/08/25

2019-08-25 06:55:27 | 今日の聖句
詩編 23:1-2 新共同訳

【賛歌。ダビデの詩。】
主は羊飼い、
わたしには何も欠けることがない。
主はわたしを青草の原に休ませ
憩いの水のほとりに伴い

主なる神は私たちを豊かに養い、安全と憩いを保証してくださる羊飼いのようなお方です。主が与えてくださる恵みに満ち足りることを知り、まことの平安を満喫する私たちでありますように。

https://www.bible.com/bible/1819/psa.23.1-2.新共同訳
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【COGHCC聖書通読】 2019/08/24

2019-08-24 08:20:12 | 一日一章・聖書通読日記
出エジプト記 22:1-6

「もし人が牛または羊を盗んで、これを殺し、あるいはこれを売るならば、彼は一頭の牛のために五頭の牛をもって、一頭の羊のために四頭の羊をもって償わなければならない。 もし盗びとが穴をあけてはいるのを見て、これを撃って殺したときは、その人には血を流した罪はない。 (上)しかし日がのぼって後ならば、その人に血を流した罪がある。(下 22:1の後に)彼は必ず償わなければならない。もし彼に何もない時は、彼はその盗んだ物のために身を売られるであろう。 もしその盗んだ物がなお生きて、彼の手もとにあれば、それは牛、ろば、羊のいずれにせよ、これを二倍にして償わなければならない。 もし人が畑またはぶどう畑のものを食わせ、その家畜を放って他人の畑のものを食わせた時は、自分の畑の最も良い物と、ぶどう畑の最も良い物をもって、これを償わなければならない。 もし火が出て、いばらに移り、積みあげた麦束、または立穂、または畑を焼いたならば、その火を燃やした者は、必ずこれを償わなければならない。」

盗んではならない、という戒めに対し、神はモーセに盗みの罪と、犯した場合の償い方についても基準を示されました。人に対する傷害罪の場合は対等の償いを命じられましたが、所有物に対する盗みについては2倍以上の償いを命じられています。これは殺人や傷害を軽い罪としたのではなく、本来は倍の償いをしなければならないところを、罪を犯した人の人格に対する神の憐れみによって、償いの基準を軽減されたと捉える方が理解しやすいでしょう。もし対等の償いでよければ、人は簡単に罪を犯してしまう、実に罪深い存在です。そのように罪を軽視すふことのないよう、神の償いの基準は重いものと心得るべきです。

https://www.bible.com/bible/81/exo.22.1-6.ja1955

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出エジプト記 22:7-15

「もし人が金銭または物品の保管を隣人に託し、それが隣人の家から盗まれた時、その盗びとが見つけられたならば、これを二倍にして償わせなければならない。 もし盗びとが見つけられなければ、家の主人を神の前に連れてきて、彼が隣人の持ち物に手をかけたかどうかを、確かめなければならない。 牛であれ、ろばであれ、羊であれ、衣服であれ、あるいはどんな失った物であれ、それについて言い争いが起り『これがそれです』と言う者があれば、その双方の言い分を、神の前に持ち出さなければならない。そして神が有罪と定められる者は、それを二倍にしてその相手に償わなければならない。 もし人が、ろば、または牛、または羊、またはどんな家畜でも、それを隣人に預けて、それが死ぬか、傷つくか、あるいは奪い去られても、それを見た者がなければ、 双方の間に、隣人の持ち物に手をかけなかったという誓いが、主の前になされなければならない。そうすれば、持ち主はこれを受け入れ、隣人は償うに及ばない。 けれども、それがまさしく自分の所から盗まれた時は、その持ち主に償わなければならない。 もしそれが裂き殺された時は、それを証拠として持って来るならば、その裂き殺されたものは償うに及ばない。 もし人が隣人から家畜を借りて、それが傷つき、または死ぬ場合、その持ち主がそれと共にいない時は、必ずこれを償わなければならない。 もしその持ち主がそれと共におれば、それを償うに及ばない。もしそれが賃借りしたものならば、その借賃をそれに当てなければならない。」

盗みの罪に関連して、人に貸し借りをした場合に起こった事件についても、神は償いの基準を設けられました。なぜなら他の人から借りたものを、自分の所有物ではないからといって無責任な扱いをしないためです。人のものはなおさら、私たちは責任をもって管理しなければなりません。同時に、それが故意によるものなのか、不慮の事故によるものか、盗まれたりしたものなのか、証拠を明らかに提示することは、対人関係のトラブルを防ぐ最良の知恵です。

https://www.bible.com/bible/81/exo.22.7-15.ja1955

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出エジプト記 22:16-20

「もし人がまだ婚約しない処女を誘って、これと寝たならば、彼は必ずこれに花嫁料を払って、妻としなければならない。 もしその父がこれをその人に与えることをかたく拒むならば、彼は処女の花嫁料に当るほどの金を払わなければならない。 魔法使の女は、これを生かしておいてはならない。 すべて獣を犯す者は、必ず殺されなければならない。 主のほか、他の神々に犠牲をささげる者は、断ち滅ぼされなければならない。」

これらの掟は一見、関連性のないように見えますが、姦淫してはならない、という戒めに関連するものです。人と姦淫することはもちろんのこと、魔法すなわち悪魔と姦淫すること、獣と姦淫すること、偶像の神々と姦淫することとして、一連の戒めとして扱われています。性的に乱れきった現代社会においても、神の目には姦淫は死に当たるほどの罪であることを、私たちは肝に銘じなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/exo.22.16-20.ja1955

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出エジプト記 22:21-27

「あなたは寄留の他国人を苦しめてはならない。また、これをしえたげてはならない。あなたがたも、かつてエジプトの国で、寄留の他国人であったからである。 あなたがたはすべて寡婦、または孤児を悩ましてはならない。 もしあなたが彼らを悩まして、彼らがわたしにむかって叫ぶならば、わたしは必ずその叫びを聞くであろう。 そしてわたしの怒りは燃えたち、つるぎをもってあなたがたを殺すであろう。あなたがたの妻は寡婦となり、あなたがたの子供たちは孤児となるであろう。 あなたが、共におるわたしの民の貧しい者に金を貸す時は、これに対して金貸しのようになってはならない。これから利子を取ってはならない。 もし隣人の上着を質に取るならば、日の入るまでにそれを返さなければならない。 これは彼の身をおおう、ただ一つの物、彼の膚のための着物だからである。彼は何を着て寝ることができよう。彼がわたしにむかって叫ぶならば、わたしはこれに聞くであろう。わたしはあわれみ深いからである。」

これらの規定は、隣人に対して憐れみの心をもって接するべきことを教えた戒めです。その理由として、あなた方もかつてはエジプトで奴隷だったことを思い出しなさいと、神はイスラエルの人々が経験してきた苦しみを事例に挙げて、殊に社会的弱者に対して憐れみ深くあることを諭されました。人は喉元過ぎれば熱さ忘れるような愚かな存在ですが、相手の身になって物事を考えるとき、憐れみの心を持つことができます。

https://www.bible.com/bible/81/exo.22.21-27.ja1955

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出エジプト記 22:28-31

「あなたは神をののしってはならない。また民の司をのろってはならない。 あなたの豊かな穀物と、あふれる酒とをささげるに、ためらってはならない。あなたのういごを、わたしにささげなければならない。 あなたはまた、あなたの牛と羊をも同様にしなければならない。七日の間その母と共に置いて、八日目にそれをわたしに、ささげなければならない。 あなたがたは、わたしに対して聖なる民とならなければならない。あなたがたは、野で裂き殺されたものの肉を食べてはならない。それは犬に投げ与えなければならない。」

これらは神を畏れ敬うことに関する戒めであり、喜んで捧げること、自分にできる最高のものを捧げること、更に捧げものとなる動物のういごに対しても憐れみの心を持つべきことを教えた戒めです。神は私たちに最善をなしてくださるお方ですから、私たちもまた自分の手の届く範囲で最高のものをもって神に仕える心を持つことが重要です。

https://www.bible.com/bible/81/exo.22.28-31.ja1955
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