itchy1976の日記

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堂場瞬一『破弾』

2007年05月06日 21時19分39秒 | 書評(その他著者)
破弾 (中公文庫)
堂場 瞬一
中央公論新社

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今回は、堂場瞬一『破弾』を紹介します。故郷を捨てて警視庁に採用された鳴沢了は、多摩署で現場復帰し、小野寺冴と共にホームレス傷害事件の捜査を任される事になった。前回同様に悲しい結末をむかえることになった。犯人と銃撃戦をやらざるを得ない状況に心を痛めることになる。

鳴沢了と小野寺冴はお互い不器用なんだろうが、お互い苦悩というものがあるように思える。本書の中でもそういうものが垣間見れる。鳴沢了は、相変わらずカッとなるところもあるみたいで、熱いところがある。鳴沢了は、自分を自制してまでも刑事であろうとしている。前回作の『雪虫』よりも、話の掛け合いが面白く感じました。


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