イノセント・ゲリラの祝祭海堂 尊宝島社このアイテムの詳細を見る |
今回は、海堂尊『イノセントゲリラの祝祭』を紹介します。今回は田口・白鳥コンビの第4作目です。ストーリーのほとんどがが厚生労働省の会議室で展開されます。八神課長や彦根や西郷など今回も面白いキャラクターが新しく登場しています。著者の持論であるエーアイ導入の是非について語られている。若干話は専門的ではあるが、キャラクターたちを借りて読ませるところはさすがだと思います。特に31章から33章までの彦根が解剖論者や法律家の日野教授を論破するところは爽快である。
今回は著者の問題意識といいますかテーマ性が強すぎるのか、エンターテイメント性はありません。また、ミステリー性もありません。こういう点から、評価が分かれるなと思います。こういう問題に興味がある人にはいいのですが、『チームバチスタの栄光』みたいな医療エンターテイメントをもとめるひとには薦められないかなとおもいます
西郷先生、確かに気になるキャラですよね。
きっとまた別の形で登場の機会があるのでしょう。
楽しみです。
彦根や西郷なんかはまたスピンオフ小説なのかどうかはわからないがでてくるんでしょうね。
またTBやコメントお待ちしています。
当方からのTB送信は上手くいかない所がありまして、今回上手くいっているのかはちょっと不安です。
さて今作はミステリとは言い難いですが、事件は会議室でも起きているのだという点が面白かったです。
ただ今まで作者の問題提起と言いたかったことの集大成なのだという感じが強すぎますが…。
TBを受信できていません。もう一度TBしていただけませんか。
確かにおっしゃるように、今まで言いたかったことの集大成だったように思います。ミステリーというか小説の要素はあまりなかったように思います。会議室で無理やり事件を起こしている感じもしますね。
これからもどうかよろしくお願いします。