ゴールデンスランバー (新潮文庫)伊坂 幸太郎新潮社このアイテムの詳細を見る |
今回は、伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』を紹介します。文庫化したら読んでみたい作品でしたので、早速読んでみました。まあ、長い作品なので10日以上かけて読んでみました。最初は状況説明でただ長いなあと思いましたが、動きが出てくるにつれて速度が上がってきました。最後には、長さを気にならなくなりましたね。最後には本屋対象受賞に違わぬ期待通りの作品だと思いましたので、1作はすでに読んでいるのでそれは除き、伊坂作品をデビュー作から読んでみたいなあと思いました、
作品のあらすじは以下の通りです。金田首相が爆死した。マスコミ報道を見ると、その犯人は青柳雅春だということみたいだ。金田首相暗殺の濡れ衣を着せられた青柳雅春は、仲間の助けを借りてひたすら逃げまくるのである。
マスコミ報道に影響されずに、青柳雅春を信じていた元カノの樋口晴子や青柳雅春の両親なんかは良かったですね。最後の「よくできました」という判子を押すシーンが最後は全てがつながったなと思いましたね。
マスコミ報道によって、場合によっては犯人じゃないので犯人にされることがあると言う冤罪の可能性って一般人にもあるんだろうなと思いました。それほどマスコミの力が強くなっているということなんでしょうね。
もしかしたらヒントらしいものはあるのかもしれないが、青柳雅春を誰が犯人に仕立て上げたのかは結局わからない。森田森吾もその手先に過ぎないわけだしね。また、巨大な陰謀の本当のことはわからない。ただ、巨大な陰謀に青柳雅春は一人で戦うのではなく、逃げるしかなかった。その逃げる様を描いているということですね。
面白かったです。
青柳がどんどん追い詰められていくのに、人を信じ続ける姿がよかったです。
「たいへんよくできました」が本当に良かったです。
青柳くんのお父さんの一言がホントにカッコよかったです!
映画も面白かったですよ、機会があったら見てくださいね。
青柳雅春はどんどん追い詰められているにもかかわらず、仲間から助けてもらえるのが良かったです。裏切られる可能性もある中で、結果的にはその人たちに救われる。いい仲間を持ってよかったなと思いました
最後は、樋口晴子は、結果的に青柳雅春であることをわかったわけですよね。どういうところから知ったんだろうと思いました。
これからもよろしくお願いします。
>青柳くんのお父さんの一言がホントにカッコよかったです!
こういう風になった青柳雅春をその両親は信じ続けている姿が良かったです。
>映画も面白かったですよ、機会があったら見てくださいね。
たしか、映画も封切りされていましたね。DVDで見てみます。
これからもよろしくお願いします。
色々なことが謎のまま何も語られないのに消化不良じゃないのは、ラストの手紙のお陰なのかもしれないですね。
ラストの手紙って青柳雅春が両親に送った「痴漢は死ね」ってやつですよね。意味深だなと思いました。
これからもよろしくお願いします。