
先週2月9日(水)に小学校でお話し会をしてきました。対象は4~6年生。
高学年は久しぶり、前回は2009年の春でした。
学校は4月から翌年の3月までが1年なので、今回は2010年度の後期のお話し会ということになります。前期は1~3年生が対象でした。
今年で9年目。

《プログラム》
[大型紙芝居]なんにもせんにん 作: 巌谷小波 原作・川崎大治 絵: 佐藤 和貴子 童心社
[実物投影]びくびくビリー アンソニー・ ブラウン(著) 灰島かり(翻訳) 評論社
[実物投影]版画のはらうた くどう なおことのはらみんな 詩 ほてはま たかし 版画 童話屋
[大型絵本]かたあしだちょうのエルフ 文・絵/おのきがく ポプラ社 ※BGM
「びくびくビリー」
ビリーはとっても心配屋。いろんなことが気になって、ベッドに入っても眠れない。おばあちゃんに話したら、小さな人形をくれた。「心配引き受け人形」なんだって! これで眠れるかなあ?
お話しの中に出てくる「心配引き受け人形」というのは「ウォーリードール」と言って、グァテマラという国に昔から伝わる人形で、木ぎれにくず布と糸を巻きつけて作ったもので、マッチ1本くらいの大きさ。
(←クリックで拡大)
この人形に心配ごとを打ち明け、枕の下に入れて眠ると心配事を取り除いてくれるそうです。
自分の中にばかり溜め込んでしまわずにちょっと横に置いてみると気分が楽になるってことあるかも?
心を締め付けずに少しでも余裕を持って暮らすことでのびのびできるんだなって思いました。
ウォーリードールが必要な人、そんなにいないかもしれないけどね。
「版画のはらうた」
3巻と4巻から数編を抜き出して紹介。
のはらのみんなの詩が可愛らしい版画と一緒に味わえます。
声に出して読みたいリズムのある詩がたくさん。

「かたあしだちょうのエルフ」
今回のメインでした。
おさえた色調ながらもコントラストの強い色合いの版画で表現された悲哀がページを繰るごとに心にしみ込んできます。
仲間を守る為にライオンと戦い片足を失ってしまったダチョウのエルフ、最初はいたわられながらも次第に皆から忘れ去られていき、それでも最後にまた黒豹から子供たちを守り、自分は1本の大きな木に変わってしまう。
自己犠牲というよりも自分がしたいことを貫いた見事な人生だと思わずにいられません。それでも哀しさは残るけれど。
読み手の語りに引き込まれて行く子供たちの表情が何とも言えませんでした。
6年生の担任の先生が終了後に聞いてくれた、「何が面白かった?」というアンケートに「のはらうた」と「かたあしだちょうのエルフ」に多く手があがりました。
「のはらうた」は男子、「エルフ」には女子が多かったのも興味深かったです。
もうじき中学生の6年生、絵本に触れることは少なくなってしまうだろうけど、6年間のお話し会で何か残るものがあって、思い出してくれることがあればいいなと思います。
◇過去の記録◇
2010年5月 2010年2月 2009年4月 2008年10月 2008年4月 2007年 2006年 2005年
●キレンジャク

桜の木に数羽とまっていました、今年はとても良く見かけます。
あちこちの木の実をあっという間に食べ尽くしてるのは彼らじゃないかという気がします。
高学年は久しぶり、前回は2009年の春でした。
学校は4月から翌年の3月までが1年なので、今回は2010年度の後期のお話し会ということになります。前期は1~3年生が対象でした。
今年で9年目。

《プログラム》
[大型紙芝居]なんにもせんにん 作: 巌谷小波 原作・川崎大治 絵: 佐藤 和貴子 童心社
[実物投影]びくびくビリー アンソニー・ ブラウン(著) 灰島かり(翻訳) 評論社
[実物投影]版画のはらうた くどう なおことのはらみんな 詩 ほてはま たかし 版画 童話屋
[大型絵本]かたあしだちょうのエルフ 文・絵/おのきがく ポプラ社 ※BGM

ビリーはとっても心配屋。いろんなことが気になって、ベッドに入っても眠れない。おばあちゃんに話したら、小さな人形をくれた。「心配引き受け人形」なんだって! これで眠れるかなあ?
お話しの中に出てくる「心配引き受け人形」というのは「ウォーリードール」と言って、グァテマラという国に昔から伝わる人形で、木ぎれにくず布と糸を巻きつけて作ったもので、マッチ1本くらいの大きさ。

この人形に心配ごとを打ち明け、枕の下に入れて眠ると心配事を取り除いてくれるそうです。
自分の中にばかり溜め込んでしまわずにちょっと横に置いてみると気分が楽になるってことあるかも?
心を締め付けずに少しでも余裕を持って暮らすことでのびのびできるんだなって思いました。
ウォーリードールが必要な人、そんなにいないかもしれないけどね。

3巻と4巻から数編を抜き出して紹介。
のはらのみんなの詩が可愛らしい版画と一緒に味わえます。
声に出して読みたいリズムのある詩がたくさん。





今回のメインでした。
おさえた色調ながらもコントラストの強い色合いの版画で表現された悲哀がページを繰るごとに心にしみ込んできます。
仲間を守る為にライオンと戦い片足を失ってしまったダチョウのエルフ、最初はいたわられながらも次第に皆から忘れ去られていき、それでも最後にまた黒豹から子供たちを守り、自分は1本の大きな木に変わってしまう。
自己犠牲というよりも自分がしたいことを貫いた見事な人生だと思わずにいられません。それでも哀しさは残るけれど。
読み手の語りに引き込まれて行く子供たちの表情が何とも言えませんでした。
6年生の担任の先生が終了後に聞いてくれた、「何が面白かった?」というアンケートに「のはらうた」と「かたあしだちょうのエルフ」に多く手があがりました。
「のはらうた」は男子、「エルフ」には女子が多かったのも興味深かったです。
もうじき中学生の6年生、絵本に触れることは少なくなってしまうだろうけど、6年間のお話し会で何か残るものがあって、思い出してくれることがあればいいなと思います。
◇過去の記録◇
2010年5月 2010年2月 2009年4月 2008年10月 2008年4月 2007年 2006年 2005年
●キレンジャク

桜の木に数羽とまっていました、今年はとても良く見かけます。
あちこちの木の実をあっという間に食べ尽くしてるのは彼らじゃないかという気がします。

緑と青と桃色いたら綺麗だろうなぁ~(笑)
ところで先ほどうちの前の電線にキレンジャクが5羽ほどとまっていましたよ!
もう殆どないのにノイバラの実を食べに・・
しかしこれで犯人は判った...集団でやってくる彼らはまさにレンジャー隊!
話に引き込まれるんですよね、、 薄っすらと思いだしてきました。 なつかしい、、
うちの庭にも色んな鳥がやって来ます。 ミカンなんかを輪切りにして木の枝に刺したりしてると群がりますよね、、 ・・ぁ!、そう言えば写真撮んなきゃ、、でしたね、しっかり忘れてます。(笑)
やっぱり、女の子の方が物語りの登場人物への感情移入がスムーズなんじゃないかと。
...それがイイことか悪いことかは別として、こういうところに性差ってやはりあると思う。
お話し会って、私は子供の頃体験していないんです。
担任の先生が空き時間にしてくれた「素話し」が楽しかったことを覚えています。
お話しを「聞く」というのはもっぱらNHK教育テレビの「おはなしの国」とかで俳優さんやアナウンサーさんが読むものを動く画面とともに聞いていたのが懐かしいです。
その時の声や読み方、BGM効果音等意外と記憶に残っています。
そうそう、メジロの写真楽しみにしてますからよろしくです
そちらはもうすぐ春ですね。
感情移入や共感性はある意味「客観性」を持つものだから、大人になる過程で(他人と対峙した時に)必要な要素でもあるかも。。
そういう意味の性差・・自分でも実感します。