ISLAND日記

点在する日々のつぶやき…

川と海の出合う場所

2014-03-29 08:55:55 | 散策
それは「河口」...静内散策の続きです。
太平洋に向かう浜辺を歩きたくて橋のたもとでタクシーを降り、赤い鉄橋に続く線路を越えて海辺へ。

写真の先に静内駅があります。

Yahoo!地図を借りてきましたが、この[235]ってあるあたりに行ったんです。
Top写真がどの辺りかもこの地図で判りますよね?

風は冷たいけど空は青くて海も青い。



カモメが集団で座っている所に近づいて行くと、すっと立ち上がってトコトコと奥の方へ歩いて行っちゃう・・安全な距離を測ってるのか。。
水かきがかすかにわかるカモメの足跡を追って砂浜を歩いてみたり、陽にきらきらと光る波や砂粒をじっと見たりするのも楽しい。
でもなんといっても、この「川と海の出合う場所」の波の面白さが1番でした。

中央の中州の左側の白っぽいのは海の水の波、手前は川から流れ込んでいる水の波。
そしてそのふたつがせめぎあって、ずっと白く波を泡立て続けている所がここ。

まるで押し相撲!?
そのまわりの波の動きも含めて、見てて飽きない面白い風景でした。
鉄橋の近くで釣りをしてる人がいたけど、あれは川釣りになるのかな..

浜辺を堪能して帰路に。
少し早い時間だったけど電車に乗ったらだんだん曇って来たので良い頃合いだったのかも。
それにしても電車の本数少なすぎ、利用客も少ないってことなんだろうけど。
ほんとにもうどんどん天気が・・


苫小牧は大雪。。
新千歳空港で買い物して帰宅。久しぶりの遠出、晴天の下の散策が楽しい1日でした♪

●おまけ
静内(新ひだか町)のお土産は桜羊羹。

「さくら咲く 都風堂護製」(有)八木菓子舗
桜の葉と花が入った香りの良い羊羹です、美味。

街中には馬のオブジェが多かったです。
商店街のこんなところにも。

何種類かの形の違う馬がお店の軒先に掲げられている、馬の町。

日高本線に乗って

2014-03-26 11:18:06 | 散策
先週の土曜日、1日散歩切符で日高本線に乗ってきました。

まずは千歳駅から東室蘭行きに乗って苫小牧へ、苫小牧から日高本線の様似行きに乗り換え。

車両1両のワンマンディーゼルカー。
座ったのはこの写真に見えてる左側の窓の所。
このマークを乗る前や途中の駅で降りて撮っている人が多かったです。私は乗る前に。(笑)

車窓の風景はやっぱり冬でまだまだ雪景色・・と思ったら!

左は千歳線の美々の辺り、一面雪景色、遠くに見えてる黒い影は鳥。
右は日高本線の勇払を過ぎた辺り・・既に雪がありません。え~っ!
こんなに気候が違うんだって、本当に驚きました。
しかもエゾマツ等の針葉樹が殆どない、柏の木がたくさん生えてる・・植相が違うー!
海岸沿いを走ると、陸側は雪も無く枯れた草ばかり。

海側はすぐ下が海。

良く晴れて眺めは最高!
さすが牧場地帯、放牧されている馬の姿もぽつぽつと見られました。
う~む、だから牧畜が盛んなんだ、と納得しました。
海風は強くても積雪が少ないんですね。

殆どの駅が無人駅で、それぞれの小さな駅舎が風情があったけどほんとは少し淋しい感じ。。
人口も少ないし、列車の本数も少ない。。

鵡川駅は停車時間が長いので格好の撮影ポイントのようです。

日高本線様に行きの停車駅は。
苫小牧ー勇払ー浜厚真ー浜田浦ー鵡川ー汐見ー富川ー日高門別ー豊郷ー清畠ー厚賀ー大狩部ー節婦ー新冠ー静内ー東静内ー春立ー日高東別ー日高三石ー蓬栄ー本桐ー荻伏ー絵笛ー浦河ー東町ー日高幌別ー鵜苫ー西様似ー様似


目的地に到着~
シーズンオフ(?)の静内です。
現在は隣の三石町と合併して新ひだか町になっています。
正規運賃なら静内駅まで片道2420円の所一日散歩切符なら乗り降りしても往復2200円!

静内町は「二十間道路の桜並木」と「競走馬に会えるまち」として有名です。
けどだいたいが車でないとまわれない・・
今回はまず「静内郷土館」を観てから、昼食。

天政というお店でご当地グルメ「桜ロコモコ」を食べました。
そういえば千歳にも2年位前からコンテストをやってる「ちとせ丼」があるなぁ。

次はアイヌ民族資料館かなと、タクシーで真歌公園に向かった所・・休館でした。
事前にネットできちんと調べなかったのがいけないんですけど、後の祭り..
※次回の為にここに載せておきます新ひだか静内郷土館HP/まちの博物館

シャクシャイン像をちらりと見ただけで、慌ててタクシーの運転手さんにまた乗せてもらって(サービスしていただきました、感謝!)静内川にかかる橋のたもとで下りました。
そう太平洋を見て浜辺を歩くのも目的のひとつ。ここが楽しかったです!

長くなったので・・続く。

春の芽

2014-03-20 15:52:28 | 暮らし
2014年になって最初のはらっぱ便りです。
だんだんと陽射しが強くなってだいぶ雪解け(根雪が解ける)も進み、降り積もった雪の下から地面が見えて来ています。
お彼岸に入って、蕗の薹が頭を出しました。
隣にカタツムリも眠ってた!小さな羽虫が網戸にくっ付いてる。
大地は春の準備を始めたようです。

家の敷地内、家屋の壁回りから雪が溶けて来ています。これも「根明け」かな?(笑)

北と南。
南の出窓の下はタンポポがたくさん咲く所。


東と西。
蕗は毎年東の壁際に芽を出します、地下茎が走ってるんでしょう。
数が増えて苞が伸び蕾が顔をのぞかせるようになったら、蕗の薹味噌やら天麩羅やら♪

と言いつつもまだまだ寒い・・また雪が降ってきました。
庭の雪が全部消えるのはいつだろう。
春は少しずつ。。

焼き桜餅

2014-03-13 23:57:59 | 
今日、図書館の帰りにもりもと本店に寄ってみたら・・いつもと違う桜餅がありました!
「焼き桜餅」1つ100円
小麦粉を薄く焼いた桜色の生地にくるんと巻かれた餡子が両側から顔をのぞかせています。

子供の頃に良く食べた桜餅、今なら関東(江戸)風って言うのかな?
「長命寺」とも呼ばれてますね、上方風の「道明寺」があるから。
北海道は北前船を通じて道明寺桜餅が一般的です、もりもとのももちろん道明寺タイプのが定番品で先日ひな祭りの時にたくさん並んでいました。
だからほんとに珍しい!
”焼き”は区別するため・・もちろん本家本元の「桜餅」はこのタイプのなのだけど。

お江戸は隅田川の土手の桜の葉を塩漬けにして餅をくるみ長命寺の門前で売り出したというのが発祥だそうです。
小さい頃はこの塩漬けの葉っぱがあんまり好きじゃなかったな~、今では葉っぱを一緒に食べなくちゃ桜餅じゃない、というくらいなのに。(笑)
桜の季節、雨に濡れた桜の木の下を通ると桜餅の匂いがする・・それは葉っぱの匂い。
春の香りも一緒に食べてる感じな桜餅、美味しい季節の和菓子。

もう1つ紹介..「雪鶴 ハスカップ」

ただいま期間限定、桜のパッケージです♪

北海道千歳市の菓子工房もりもとのウェブサイト


●ほがじゃ

こちらは新千歳空港で見つけた品。試食したら美味しかったので即購入。
北海道斜里郡小清水町のお土産です。
「ほがじゃ」の意味は?

2枚入り8袋=630円
厚みがあり濃厚な味で後を引く、お酒のおつまみにもぴったりな海の幸のお煎餅。
ポテトファーム(calbee)の「じゃがポックル」に続く、スナック菓子の売れ筋商品になりそうな予感..?

ほがじゃHP 

三月ひなのつき

2014-03-03 16:33:30 | 
図書館の「土曜お話し会」での折り紙遊び、ひな祭りの前にある時はひな人形を折ることが多いです。
トップ写真は今年のお内裏様とお雛様。
少し毛羽立ちのある柔らかい紙で折ってみました。
(お話し会では普通の青とピンクの折り紙で。紙を変えて楽しめることも紹介)

タイトルの「三月ひなのつき」は子供の頃に読んだ児童書のこと。

三月ひなのつき」石井桃子 さく / 朝倉摂 え 福音館書店
とてもぼろぼろなのでカバーをパラフィン紙に包んであります。
奥付に1963年発行、1965年12月第4刷とあるのでその頃に買って貰った本なのでしょう。当時の値段は450円。

[あらすじ]
お父さんを亡くしてお母さんと二人暮らしの小学生のよし子はまだ自分のおひな様を持っていません。
お母さんが空襲で焼かれてしまった自分の雛人形が忘れられないからです。
それで結婚して女の子が生まれても、なかなか気に入る物が見つからず夫婦雛の色紙と桃と菜の花を飾ってお節句を迎えていました。
けれど今年の2月、よし子はもう堪らなくなってお母さんに「自分のひな人形が欲しい」と訴えます、そして・・・


このお話しの中に素敵な折り雛が出て来るのです。

よし子のお母さんが折ったおひな様達。華やかな色合いの手の込んだ意匠の大人の手仕事の紙雛。
え、話しちゃって良いの?と思うでしょうが、これはあくまでもエピソードのひとつで話しの主幹は別の所にあるのです。

実は私はあまり折り紙をしない子供でした。あんまりそういう思い出がないのです。
家に折り紙の本もなかったかな?昔遊びの本に載っていたぐらいかも。
それでも小学校の頃は、鶴にやっこさん、(学校で流行った)占い遊びのパクパクなんかを作って遊んでいたのは覚えていますが。
折り紙はどちらかというと大人が折ってくれる物だったような気がします。祖母にはよく貰いました。
子供を持ってから家の中での子供と一緒の遊びとして折り紙をするようになり、その後参加したお話し会で折り紙を取り入れることにして・・。
今では何冊もの折り紙の本が本棚にあります、不思議なものです。

本やネットで検索するとたくさん出て来る折り雛たち。
お話し会の時のはこどもたちに教えながら作るので、なるべく簡単に折れるものを選んでいます。
それでもシンプルな中に紙の質やサイズ次第ではっとするような存在感を見せる折り雛に出逢った時はどこか心が温かくなるような思いがします。

因みにこの本の中に出て来る折り雛は、同じ福音館書店発行の新版 折りびな/田中サタ著 真田ふさえ 画のものだそうです。