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問題意識とは何か ~パラダイムのアンバサダーについて~

2022-05-20 08:48:04 | コミュニケーション
パラダイムのアンバサダー

アンバサダーとは、ここではつなぎ役と表現します。

さて、そもそもパラダイムタイプが3つと解説していますが、もし世の中にその3つしかないとしたらという仮説を立てて見ましょう。

理性的パラダイムの人は共感的パラダイムの人とどのように交流して良いかわかりません。
それはなぜでしょうか?

答えは簡単です。
共感的パラダイムの人の考え方が理解出来ないからです。
理性的パラダイムの人は、エビデンスを大事にしていて、男性に多くいるタイプです。

例えば、マネージャーだったらタスク型の管理を好み、〇か×かで判断する傾向が強く出ます。
部下の多くが理性的パラダイムであれば、納得して働く事でしょう。
なぜなら彼らにとってはそれが当たり前だからと簡単に理解する事が出来るからです。
一方、共感型パラダイムの人は違います。
エビデンスが全てとは思えないし、〇か×だけでは無く、△があったっていいじゃないと思います。
そして、どうしてこちらの感情に共感してくれないのかと苦しむ事になるのです。
上司が理性的パラダイムで部下が共感的パラダイムというケースは結構あるケースです。
理性的パラダイムは秀才タイプに多いので、仕事は確実にしっかりとこなす事が出来ます。
なかには社員の中でも一目置かれるような実績を残す人もいて、出世も早い印象です。
なので共感的パラダイムの人は憧れを抱きますが、いかんせんしゃべっている言葉がクールでドライでとても真似出来るようなものでは無いのです。
なぜなら共感的パラダイムの言葉は人が主語になります。
理性的パラダイムは不確実な人が主語になる事はほとんどありません。
共感的パラダイムは相手に想像を委ねます。
理性的パラダイムは相手に想像を委ねる事を否定します。
このようにこの関係性はどこまで行っても平行線ですし、どちらかが嫌気を指すと関係性にも大きなヒビが入って行くのです。

一方、反応的パラダイムの方は天才タイプです。
物事の真理を追究するのが好きなので、周囲を呆れさせます。
同じタイプでチームを作った場合は、周りから見たら仲が悪く見える事が多々あります。
しかし本人たちは、全く意に介しません。
なぜなら探求している世界、見たい世界が他のパラダイムタイプと全く異なるからです。
そういった意味では、何を考えているか分からないので、人からは距離を取られやすいタイプとも言えます。
しかし、反応的パラダイムの人は知っています。
世の中を牛耳っている共感的パラダイムの人々とうまくやっていかないと世の中が動いて行かない事をです。
ですから近づこうとはしているのです。
しかし、全く共感できるところが無い反応的パラダイムの人を避けてしまう傾向にあるのは皮肉としか言いようがありません。

そこで、それぞれをつなぐ役割が必要になるのです。

それをアンバサダーと呼びます。

アンバサダーの特徴は、2つもしくは3つの特徴を持っているという事です。
つまり、理性的パラダイムと共感的パラダイムの両方を持っているという事なんです。

(続く)

【次回→(続)パラダイムのアンバサダーについて】

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