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問題意識とは何か ~過剰な問題意識について~

2022-05-27 09:06:21 | コミュニケーション
過剰な問題意識について

ここまで問題意識にはパラダイムタイプを理解する必要があると解説してきました。
本日は、過剰な問題意識について皆さんと考えて行きたいと思います。

過剰な問題意識とは何を指しているのでしょうか?
これは過剰に反応している状況です。
例えばこのまま行くと、もっと大きな問題になってしまうからと考えているという事も考えられますし、一方、意図的に相手を困らせてやろうとする考え方もあったりします。

2軸で考えて見ましょう。

縦軸に再現性、横軸に共感性を置きます。
再現性が高く共感性が高いものは多くの人に受け入れられます。
しかし再現性が低く、共感性の高いものには、理性的パラダイムの人から見たら「単なる流行」と受け取ります。理性的パラダイムの方からは、もっと再現性を高める為に手段は無いのかという意見が出ます。そして、それが酷くなると共感的パラダイムの方から見たら足を引っ張るという印象を与えてしまいます。しかし実はその矛先は、創造的パラダイムに向けられています。

前にも説明しましたが、反応的パラダイムは天才肌の方です。
理性的パラダイムは0→1は生み出せません。
それを得意としているのは、反応的パラダイムです。
いわゆる、天才(反応的パラダイム)と秀才(理性的パラダイム)の戦いです。
反応的パラダイムの人は世の中が良くなる為には共感的パラダイムの人を引き込まなければならないという事を知っています。
ですから、再現性が高く共感性も高いものが世の中に出現したらとても素晴らしい事ですが、それを実現する為に、共感的パラダイムの方と協働で働きかけをし続ける事が出来ます。
理性的パラダイムはそれが気に食わなくなってしまいます。
さらに、共感的パラダイムの中にも反乱分子がいて、理性的パラダイムを貶めようと考える人もいるのです。
それは彼らのやり方で十分ダメージを与える事が可能です。

このように、非建設的な過剰な問題意識と言うのも存在する事も事実です。
過剰な問題意識のもう一つの側面は、本質を見れなくなっている状態とも言えます。

結果、それで何を得るのかといった問いに対しては、共感的パラダイムは人からの名声だったり、理性的パラダイムは論破する事だったりします。
反応的パラダイムにも実は非建設的な状態があります。
病める天才のような感じがそれです。
とても繊細で傷つきやすく、人との接触を避けている印象があります。
しかし異常な程、物事への探求心が高い人はまさしく反応的パラダイムの人ですが、心が繊細な為に、壊れやすいとも言えます。
また一方で、天才的な閃きなのですが、突き抜けすぎているので、周囲とのコミュニケーションが極端に出来ないといったタイプも存在します。
これは周囲にも害を及ぼす存在となりうるのでアンバサダーの活躍が重要なのです。


【次回→パラダイムシフトについて】

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info@irodori-pro.jp

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