おや? なんだろう? おもしろいね~ と自然に笑顔になり、楽しんで取り組みたいですね。 まさしくそれは彩りですね!!

卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

マーケティング研究 他社事例 331 「オープンイノベーション・共創型の連携1」 ~日本企業が抱える課題~

2019-03-27 08:54:28 | ビジネス
マーケティング研究 他社事例 331 「オープンイノベーション・共創型の連携1」 ~日本企業が抱える課題~


企業がどうすれば、斬新な新規事業を生み出せるのか?

その手段の一つとして注目されているのが「オープンイノベーション」です。

自社と外部のアイデアをうまく組み合わせて新しい価値を生み出そうというこの考え方は、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院のヘンリー・チェスブロウ客員教授が2000年代に提唱し、世界に広まった概念です。

日本でもすっかり定着した感があります。

ただ一方で、実際にオープンイノベーションがうまくいっているケースはあまり多くありません。

経済産業省による2016年の調査では、「オープンイノベーションの取り組みが10年前に比べ活発化しているか」という問いに対し、企業の半分以上が「ほとんど変わらない」または「後退している」と答えました。

なぜうまくいかないのでしょうか?

その背景には、そもそも企業が新規事業自体を創出しづらくなっていることがあります。

壁となっているのが新規事業に取り組むことに対する、企業の価値観です。

失敗を成功への課程と捉えるか、そうでは無いのかが大きく左右します。

日本は「失敗を許さない社会」と言われるように、後者の考えを持つ企業が多いと思います。

難しいのは、失敗をコストと見なす考え方そのものを、正面からは批判しづらい事です。

上場企業であれば「経営の透明化」をするのが当たり前の時代でもあります。

もちろん、株主保護などの観点から必要なことではありますが、この副作用が実はやっかいです。

経営の透明化のため、企業は四半期ごとに決算発表をし、売上高や営業利益といった、定量的で目に見える分かりやすい物差しを使って、説明責任を果たすことが求められています。

この傾向は、過去の実績を透明化するためだけではなく、将来的に取り組む新規事業についても決して例外ではありません。

その際に悩ましいのは、企業の中に蓄積されている技術やアイデアの持つ可能性が、お金に換算したり数値化したりしにくい事です。

つまり透明化が困難なんですね。

経営の透明化が求められれば求められる程、数字で前向きに説明が出来ないものは、それだけで懸念や批判の対象となります。

そして企業はそうした、説明責任を果たせないものを避けようとするのです。

(続く)


「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。

経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。

彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。

研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。


保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。

また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

メール info@irodori-pro.jp

HP https://www.fuudokaikaku.com/

お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/

成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 



現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。

また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。

こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。

メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。

なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。

金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。

「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。

「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。

※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)

・ここのところ、資金繰りが不安定だ

・よくわからないが売上げが減少している

・自社の状況を客観的に把握したい

・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい

・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい

この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。

彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)

経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」

「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」

というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。

お気軽にご相談下さい。

当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。

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マーケティング研究 他社事例 330 「発想の転換2」 ~マウンテンリゾート開発~

2019-03-26 08:31:20 | ビジネス
マーケティング研究 他社事例 330 「発想の転換2」 ~マウンテンリゾート開発~


こうした取り組みが「地域とともに歩む再生請負人」といった評判につながりました。

2012年、八方尾根、岩岳、といった日本を代表するスキー場を運営する白馬観光開発をグループ化した際も、以前のスキー場運営の実績が、地域に受け入れられる雰囲気を作ったのです。

鈴木社長には、白馬を再生させる青写真がありました。

同社が運営しない施設を含めて約10あるスキー場を連携させ、一つのリゾートとして売り出すことでした。

しかし、各スキー場は集客で競っており、なかなか一枚岩になれませんでした。

そんな時に、追い風が吹いて来ました。

皆さんご存知のインバウンド(訪日客)です。

2010年代に入り、オーストラリアなどから日本を訪れるスキー客が増加し、ライバルは北海道や志賀高原のスキー場となり、地域が一体となって集客する必要が出て来たのです。

こうした中、白馬のスキー場は共通チケットシステムを導入する事で、「ハクババレー」というブランディングに挑戦し、100以上のリフト・ゴンドラを1枚のICカードで利用出来るようにしたのです。

海外で積極的な営業攻勢にも出たのです。

鈴木社長はアジアからの客が増えると見込み、台湾や香港、中国などの旅行関係者を訪ね歩きました。

2015年頃からは訪日外国人向けのスキースクールも登場したのです。

白馬で運営する3つのスキー場を利用する訪日外国人の数は約15万人と全体の2割を占めるようになりました。

外国人を呼び込むための次の一手が世界のスキーリフト共通券を発行する「ベイルリゾーツ」との連携です。

年間約900ドルで世界各地のスキー場のリフトが利用できるパスで、発行枚数は世界で74万枚以上に達すると言います。

一方、夏や秋の利用者も大幅に伸びているという事実も見逃せません。

2018年7月期、雪の無い「グリーンシーズン」の来場者は44万人と、2014年7月期から4割増加、同じ期間に全社の売上高も3割増しの64億円になりました。

集客力が高まってくると必要になるのが宿泊施設です。

2018年9月に白馬観光開発は複数の古民家を改装し、宿場町風のリゾートにする計画を発表しました。

民宿の負担軽減を狙い、飲食などを共通化して複数の宿泊施設を「1つの宿」のように運営する仕組みを作ります。

スキー場をマウンテンリゾートに変える。

1年を通して楽しめる「山ライフ」の提案は、次第に受け入れられ始めています。

「世界の富裕層が長期滞在するリゾートにする」

という高い目標に向け、険しい道を一歩ずつ登ろうとしています。


「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。

経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。

彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。

研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。


保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。

また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

メール info@irodori-pro.jp

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お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/

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現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。

また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。

こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。

メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。

なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。

金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。

「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。

「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。

※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)

・ここのところ、資金繰りが不安定だ

・よくわからないが売上げが減少している

・自社の状況を客観的に把握したい

・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい

・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい

この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。

彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)

経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」

「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」

というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。

お気軽にご相談下さい。

当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。

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マーケティング研究 他社事例 329 「発想の転換1」 ~マウンテンリゾート開発~

2019-03-22 09:39:52 | ビジネス
マーケティング研究 他社事例 329 「発想の転換1」 ~マウンテンリゾート開発~


昨年の10月初旬にオープンしたのが、テラス施設「ハクバ マウンテンハーバー」です。

足を運ぶと、来訪者からは「すごい景色」と喜びの声があがっているそうです。

残念ながら現在は雪景色となってしまいますが・・・。

北アルプスの絶景が迫り、雪山と紅葉が同時に望める開業した10月6日からの3連休で、約4,500人を集めたのです。

運営するのは日本スキー場開発の子会社、白馬観光開発(長野県白馬村)です。

「夏秋シーズンで1日平均1500人の来場は過去にないこと」と同社の和田社長は手ごたえを語りました。

雪がある冬に営業するイメージの強いスキー場を夏や秋でも楽しめる施設に変えて集客するのが、日本スキー場開発の戦略です。

同様の施設を他に2か所開業させているのです。

同社の創業は2005年でした。

駐車場関連サービスを手掛ける日本駐車場開発の社内ベンチャーとして立ち上がったのが最初です。

「疲弊するスキー業界をなんとかしたい」と考えてスタートさせたといいます。

スキーなどのウインタースポーツ人口は1993年の1860万人をピークに減少し、2007年には1,000万人を割り込んだのです。

映画「私をスキーに連れてって」が公開された1987年から20年を経て、冬の定番は斜陽産業になってしまいました。

だからこそ、2006年9月に長野県のサンアルピナ鹿島槍スキー場を取得した日本スキー場開発は異色でした。

なぜ、衰退する産業に力を注ぐことを決めたのか?

日本スキー場開発の鈴木社長は、参入の理由として2つの「低さ」を挙げました。

施設の稼働率とサービス水準です。

何のことを言っているのでしょうか?

日本駐車場開発には不動産を効率よく稼働させるノウハウが蓄積しています。

その目線に立つと、稼働するのが冬と春の150日ほどに限られるスキー場は「宝の持ち腐れ」に映ったのです。

「スキー場を手放したいオーナーが多い中、グループに取り込んで稼働率を高めればチャンスがあると考えた」と鈴木社長。

しかし、当初はもくろみ通りに進みませんでした。

最初のスキーシーズンとなった2006年~2007年シーズンは暖冬で歴史的な雪不足となり、グループ化した鹿島槍スキー場からも客足は遠のき、1億円の赤字を出してしまいました。

しかも赤字は3年目まで続きました。

それでも日本スキー場開発はひるまず、規模拡大のアクセルを踏んだのです。

施設ビジネスには一定の規模が必要と考えたからです。

2009年には、竜王スキー場の運営会社を譲受し、さらに2010年、群馬県の川場リゾートも傘下に収めました。

これらの施設の共通項は、夏秋シーズンも集客しやすい点です。

竜王は標高が高く、高山植物の視察や避暑地としての需要があります。

首都圏から近い川場はサバイバルゲームやスケートボードの会場などとして活用することにしたのです。

サービス水準の改善では、レンタル事業と飲食施設をてこ入れしました。

気軽に来てもらえるようにレンタルウエアを充実させ、地元の食材を使った食事の提供も始めたのです。

地域との連携に力を入れることで、施設の魅力を高めました。

(続く)


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研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。


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また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。

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なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。

金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。

「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。

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マーケティング研究 他社事例 328 「2019年の日本の金融市場についてを読んで」 ~ESG投資は追い風に~

2019-03-20 08:10:43 | ビジネス
マーケティング研究 他社事例 328 「2019年の日本の金融市場についてを読んで」 ~ESG投資は追い風に~


昨年末に発行されたNIKKEI BUSINES 2018.12.24・31号にBNPパリパ証券の中空さんが書いたコラムがありますので、2019年が始まって、3か月が立とうかと言う時期ですが、記事の内容について考えて行きたいと思います。

「2019年の世界の金融市場は基本的に強さを維持するでしょう。中央銀行によって資金の流動性が確保されている事が背景にあります。リーマンショックから10年がたち、投資家には「そろそろ何かあるんじゃないか」という気持ちがあるのも確かです。米中貿易戦争、ブレグジットなど、不安材料は少なくありません。」

なるほど、投資家目線だと何かあるかもと見るのが常識的のようです。

不安材料として、中空さんは以下のように示しています。

「世界的に株価は上昇基調ですが、けん引するのは、一部の大手IT企業。全体のインデックス(株価指数)が改善していても、個別銘柄の株価はそこまで上がっていないケースもあり、その乖離に投資家も気づき始めています。」

「ですから、すぐに売り相場になるわけではありません。資金の流動性が確保されていることに加え、多くの国や企業でファンダメンタルズが改善しているためです。」

ここで出て来た「ファンダメンタルズ」とは何でしょうか?

国や企業などの経済状態などを表す指標の事がファンダメンタルズです。

これらは財務諸表等で確認する事が出来るのですが、実際、上場企業は好業績で推移しています。

「財政破綻が懸念されているイタリアを見ても、財政赤字は増えているものの、銀行などの不良債権比率は改善しています。企業の業績も同様に堅調に推移しています。投資家としては以前より状況は良くなって来ているという考えが主流です。」

「少なくとも欧州中央銀行(ECB)と日銀は2019年半ばまでは金利を上げないとしていて、アメリカも利上げに慎重な姿勢を示し始めています。そのため、大きな金利変動も起こりにくい。相場が上下するタイミングを見定めることがポイントでしょう。」

大きな金利変動は起こりづらい状況という事は理解出来ました。

年末から年始に向けての日経平均株価を見て見ると、年明けまで下降し、年明けから少しづつ上昇して来ています。

慣らしてみると、上がっているのがわかります。

「日本国内の目玉は、やはり消費税10%への引き上げです。消費増税を社会は受け入れることができるのか、再度の延期はないのかなど、注目する必要があります。」

「国内景気は20年東京五輪までは底堅く、25年には大阪万博が控えています。しかし、その間の5年間、堅調な景気を維持できるかどうかは不透明です。五輪後を見据えた投資が必要になるでしょう。」

五輪後も成長できる分野への投資を考えていかなくてはならないようですね。

「今後の潮流としては、ESG(環境・社会・ガバナンス)への投資が加速するでしょう。プラスチックによる海洋汚染問題を受け、代替となる新素材の開発が急務になりました。」

「脱プラスチック運動を一過性のブームと見る向きもあるようです。しかし、EUが使い捨てプラスチック製品の全面的な禁止を検討するなど、世界的な大きな動きになっています。この分野に注力しないと「環境保護を優先していない」という理由で株式投資を呼び込めなくなり、競争に負ける可能性があります。」

いよいよ、ESG投資が与える影響が本格化してくるのが2019年のような気がします。

結びの中空さんの文章は以下の通りです。

「ESG投資につながるマネーフローをどう作るか、社会で考えていく必要があるでしょう。日本はむしろESGを商機と捉えるべきです。リサイクルに関しては、日本企業が非常に高い技術を持っています。企業にとっては、むしろ世界に打って出る追い風になるはずです。」

ESGについて、最後にもう一度触れておきます。

実は、大手生命保険会社の投資先として、すでに脱炭素企業へ向けるという動きが進んで来ています。

日本生命保険会社のHPには以下の記載があります。

「パリ協定やSDGsなど、世界が持続可能な社会の実現に向けた取組を進めていく流れを踏まえ、ESG投融資を強化しております。

具体的には、2017年3月に、国連の責任投資原則に署名するとともに、「ESG投融資の取組方針」を策定し、中期経営計画(2017-2020)において、ESG債等への投融資2,000億円の数量目標設定や、グループを活用したESG投融資の実施等を掲げ、ESG投融資をより一層強化する方針としています。

なお、ESG債等への投融資については、2017年度中に、2,000億円超を実施し、数量目標を早期に達成しました。それをふまえ、5,000億円を積み増し、新たな数量目標7,000億円を設定しました。」

いかがでしょうか?

すでに、実際に動きが出ているんです。

証券会社のエコノミストの参考になる程度のお話レベルではなくなって来ている事を皆さんも感じるはずです。

皆さんは、この情報をどのように自社ビジネスに活かしていきますか?


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マーケティング研究 他社事例 327 「LGBTの権利が認められる社会」 ~世界的な流れから遅れる日本~

2019-03-19 14:13:00 | ビジネス
マーケティング研究 他社事例 327 「LGBTの権利が認められる社会」 ~世界的な流れから遅れる日本~


一昨年の12月に港区では、同姓パートナーシップ認証制度が採択されました。

この動きは、渋谷区や札幌市などに続く動きと注目されました。

経団連が会員企業や団体を対象に実施したアンケートによると、91%の企業がLGBTへの取り組みの必要性を認識している一方で、実施しているのは42%にとどまったと言います。

全日本空輸はグループの全社員に対してeラーニングなどでLGBTへの理解を深める研修を実施しました。

スターバックスコーヒージャパンは性別適合手術を受ける従業員に対して特別休暇制度を設けています。

こうした先進的な企業がある一方、多くの企業ではまだ対応は十分とは言えません。

外資系化粧品のラッシュジャパンに勤務する男性は「ラッシュで働いて初めて、自分がゲイであることをオープンに出来た。以前の職場では一部の社員を除き隠していた」と言います。

LGBT支援の認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表の松中権氏はLGBT支援を表明する企業が増えて来たことは認めつつも、「制度があっても社内風土がLGBTに寛容でないと当事者は働きにくい。特に管理職以上の男性の意識改革が大切」と指摘されます。

同成婚を認める流れは世界で加速しています。

昨年5月には、台湾の司法院大法官会議が、「同性同士の婚姻を認めない現行の民法は違憲」との判決を下し、同成婚認定へ向けて一歩を踏み出しました。

伝統的な性別と家族の概念が根強い日本では、社会制度の見直しに慎重な声も少なくありません。

港区議会で請願に違反した自民党の議員は「世の中の理解がまだ進んでいないのに制度化を急ぐと反発の声も強まる」と話しています。

ただ産業界では、環境・社会・企業統治への取り組みを評価する「ESG投資」も注目を浴びています。

企業にとっては「日本の特殊事情」を理由にしにくい状況になりつつありますね。


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・自社の状況を客観的に把握したい

・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい

・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい

この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。

彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)

経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」

「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」

というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。

お気軽にご相談下さい。

当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。

どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。

→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/

HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。

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